''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

我が家の食卓ものがたり カマスの塩焼き より。

今日は特別寒いです。
少し悪寒が走っています。
今日も朝から早番でしたから、朝4時前に家を出来ました。
今年一番の極寒の朝でしたね。

凍結しそうな道路でした。
明日も、朝からマイナスの凍結危険日の予想です。
こりゃまずいです。

コロチキなら、「やべぇぞー」と言うのでしょうかね。
あの「やべぇぞー」は、最高と言うモーストの良い意味でしょうね。
昭和の「のりぴー語」なら、マンモスは、ベストにもワーストの両方に使える形容詞と言う事ですね。

なかなか両方に使える形容詞は、なかなかないです。
そんな中、「塩」も良い意味にも、悪い意味にも両方に使えます。
「塩加減がいい」とも、「塩辛い」とも、塩は食べ物を美味しくするにも、不味くするにも左右する調味料です。

その分、まさに塩梅と言う事ですよね。
そんなことが、徳川家康の側室・茶阿局のエピソードにもありましたよね。

まさに、塩加減が何より難しいのが、焼き魚です。
先日来、何度か焼き魚の記事を書きました。
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先日、我が家の食卓に上がったのが、カマスの塩焼きです。
もちろん、レモンは、愛媛岩城島産・児玉さんの岩城れもんです。
塩とレモンの相性は、抜群です。
国産露地栽培のレモンとなると、その香りのふくよかな事ふくよかな事です。

レモンの酸味がほんにまろやかです。
酸味もドケドケしくありません。
香りも化学的な香料の香りではありません。
まさに酸味一体です。

皿は、愛用の角皿です。
塩の加減といい、皮目のパリッと焼けた感じといい、焼き魚が大変うまく感じますよ。
魚は、皮目が命です。

刀剣の世界で、カマスと言えば、「切先」と答えが帰って来ますよね。
かます切先は、日本刀初期の本来の切先の形だと言われます。
また、研ぎという刀作の行程の途中で、日本刀を美しく見せるための磨かれた技術として、進化したものだとも言えるようです。
後世になって、かます切先が、現在のようなふくらの丸味を持った形に成形された行ったようですね。

鋩子(ぼうし)の様子を見れば、理解されます。
鋩子(ぼうし)とは、切先の焼刃のことですね。
ジブリ作品・宮崎駿監督『もののけ姫』の主題歌にも、「♪~研ぎ澄まされた刃の美しい その切っ先によく似たお前の横顔~」と言うのがありますよね。

アシタカの愛刀は、反りのない直刀でしたよね。
刀と言えば、玉鋼が必要になります。
その玉鋼を作るのが、タタラ場なんですよね。
中国から山陰地方にかけて豊富な鉄鋼石から、刀を作る玉鋼の作る過程に置いて、タタラが必要でした。

刀を作る刀工を、特に「小鍛冶」と呼び、玉鋼を作るタタラを「大鍛冶」とも呼ぶようなことを、書物で読んだ記憶があります。
三条宗近の謡曲「小鍛冶」も、これによると聞きますね。

もののけ姫』には、歴史の闇も見えましたよね。
「業病」と呼ばれ、隔離された者たち、もちろん、らい病患者ですよね。
日本の間違ったらい病隔離政策により、多くの間違った社会概念を植え付けたことによります。

私も、中学生の頃、法定伝染病の一つと教えられてきました。
伝染性の弱いらい病にも関らず、伝染性の強い法定伝染病だと、そう言うことを学校で教わりましたよ。
教育と言うのは、怖いモノです。
それも、学校や教科書で言われると、信ぴょう性が高くなります。

時宗の開祖一遍の布教の様子を描いた「一遍聖絵」には、多くの「らい病患者」が描かれていますよ。
本来、1000人の1人の割合で、発生する自然的な病気のようです。

本来の隔離と言う政策が、歴史の上で、良い意味でなく、悪い意味に間違った風に扱われた根源にもなっているように思えます。
奈良時代には、光明皇后が「らい病患者」に接したという故事がありますから、本来の意味合いと、変わって来ますね。
そのらい病患者は、如来になったという所が、欠落されています。

もののけ姫から、いろんな裏情報が含まれているみたいですね。
まさに、尖った切先を向けられたような話です。

美味しいカマスの塩焼きと、熱燗呑めば、しばし嫌な事も不安な事も忘れられます。
ありがたいことです。

日々の暮らしの中、感謝して暮させてもらっています。
ありがたいです。
心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮したいです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、やべぇーぞっの尖端恐怖症の話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。