''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

マスクメロンを鑑賞。

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マスクメロン頂きました。Mマネージャーからの頂き物です。関西では滋賀の守山メロンが結構有名です。京都でも日本海側で栽培されているようです。久美浜町の「砂姫メロン」というブランドもあるようです。それかどうかは不明です。

まだ、熟していません。今は見るだけです。今切って食べようとしても甘味が少ないです。少し硬い瓜のような食感でしかありません。独特の香りがまだ薄いようです。あと少し待って頂きます。お楽しみは先にします。

マスクメロン(muskmelon)は、麝香(じゃこう)(musk)のような香を持つことその名の由来です。マスク(mask)というと「仮面」をイメージされる方もおいでですが、英語の綴りが違います。

日本語表記ならムスクメロンでしょうね。あの整髪料とか香水のムスクです。独特の香りです。

ムスクはジャコウ鹿とかジャコウネズミの雄のジャコウ腺なる香りがその元になります。現在では絶滅危惧種が多く獲ることは出来ません。今のムスクは、合成ムスクの香料を使っています。漢字で書くと麝香(ジャコウ)と大変難しい字になります。

ムスクは男性の匂いです。女性を引き付ける力があるようです。自然界のジャコウはすべてそういうことになっています。人間もムスクの香りにはそういう意味があるようです。

香道の世界でもジャコウは龍涎香(リュウゼンコウ)と並び超高級品です。龍涎香(リュウゼンコウ)とは、鯨の胃の分泌物の塊です。偶然に出来るものです。
香道では、嗅ぐ(かぐ)のでなく、香を効(き)くと言うのを聞きました。

最近では、香りを楽しんだり、リラクゼイションに使ったりと、アロマテラピーが流行っていますが、昔の高貴な人もそれを楽しまれていたんですね。

それだけでなく、道までに押し上げる日本人の感覚におどろされます。

奈良の正倉院にもジャコウの香料の治められています。もともと香木も多く収納されています。特に蘭奢待(らんじゃたい)」が有名です。漢字の中に東大寺と言う字が隠されています。わかりますか?

蘭の門の中に東があります。奢の一番上に大があります。待の右に寺があります。

東大寺の秘宝の秘宝です。足利八代将軍義政、信長、秀吉、家康、明治天皇という面々が切り取っています。正倉院展で見ましたけど、普通の古い木程度の見た目です。

仏教の経典にも香の多くの効能が書かれています。簡単に書くと、体を清めたり、心を落ち着かせたり、健康になったり、最後には長寿ならしめるなど言う効能です。

ですから、仏教では香を焚きます。仏のもとに行った者(死者)は、この香の煙を食すると考えられています。仏教にはなくてはならないものの一つです。

でも今は難しいことでなく、ちょっと香を焚く、心が落ち着けるなら気分を変えるなら、それも楽しいことです。

私も焚くこと有ります。安いものは安っぽい香りがしますし、高いものは高貴な香りがします。高価なものは、炊き終わっても余韻があります。何度も何度も高価なもの焚くとその香りが部屋や衣服につきます。

昔の高貴な人は、衣服に香を焚いていました。香りで誰か分かったんでしょうね。

なんとも優雅な感じがします。
ゆっくりとソンナ中でお茶飲んだりするとYukiyukiさん的なセレブな気分が過ごせるんでしょうね。

メロンはもう少し先のお楽しみです。顔引っ付けてもムスクの香りは・・・。

心穏やかに過ごせることに感謝です。ありがとさんです。

暑さ厳しい折、体調に気遣って穏やかにお過ごし下さいます様にしてください。

最後まで読んで下さってありがとさんです。