''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

策略めぐる軍師の存在。

生きていくには、何かの目的があればいいです。
ある方が楽しいしやりがいもある。

多少の試練はあるのが、普通のことです。
何々上手く行かないのが、現実です。
それを常と思えば苦労は苦労と思えません。

しかし、苦労は買ってまですることはないです。
苦労すればするでためになることも多いです。
しかし、苦労せずに物事が思ったようになるなら、それの方がいいに決まっています。

無駄をなくす。
このことが一番の早道です。
無駄の中で苦しむことも、何かをつかむこともあります。
特に創作をなすような物事には、そうした無駄も大変必要です。

創作を求めず、何か目的に到達するには、それなりの策が必要です。
その上、それに力を貸してくれる策士も必要です。
「策士」、言え「軍師」と呼びましょう。
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『「軍師」の研究 将を支え、組織を活かす』百瀬明治 PHP文庫

歴史上の軍師が沢山書かれています。
軍師と言えば、誰の名を上げられますでしょうかね。
真田幸村」、「竹中半兵衛」、はたまた「愛」の前立ちの直江山城守殿でありましょうかね。

同郷のよしみで、播州産の「黒田如水」の名も上げてみたいです。
天下人、豊臣秀吉がもっとも恐れた男と言えます。
秀吉を天下人に伸し上げた最高の軍師でもあります。

秀吉が、亡くなったのち、天下を治めるのは誰かという戯言を、近習の者と話していた逸話があります。
秀吉が次の天下人を誰かと尋ねます。

「徳川内府」
「加賀大納言」
石高も200万石、100万石、50万石とくれば、天下に近いと思えます。
当然の順位です。

秀吉は、片足をすこしあげ、扇子を頭に当てたままでの格好です。
近習には意味が伝わらず、「わからぬか、跛禿よ」と言葉を発したというのです。
「跛禿」とは、黒田如水のことです。

天正7年、播磨攻略に際して、有岡城の水牢に幽閉されて、その時に後遺症で、足が跛に頭には瘡蓋の後が残り、何とも醜い姿で発見されました。

しかし、すでに寝返ってとして、人質の松寿丸(後の長政)の処分を信長が下した後のことでした。
竹中半兵衛の知力によって、この難を逃れたのは後で分かったことです。
秀吉にとっても、大変な恩義があるはずです。
天下人に力を貸した軍師とも言えます。

しかしながら、当時如水の石高は、12万石余りです。
これでは到底、天下を狙うことは不可能です。
如水の働きなら、50万石を持っても、その恩に報いたはずです。
それだけ、秀吉が如水に大石を与えることを恐れた結果でもあります。

この話を聞いた如水は、すぐさま隠居願いを申し出ますが、なかなか許しが出ません。
しぶじぶ京の地で隠居することを認めます。(家督を譲るということについて)
目の届くところなら、安心だったのでしょうね。
隠居とは形だけで、政治の参謀のとして職務は残ったままです。

如水は、関ヶ原の戦にも、九州の地に居りました。
戦は西軍優位と考えながら、東軍方に組しておりました。

しかし、この際に乗じて天下を取る作戦も画策していましたね。
十分に練りつくされた策です。
黒田幕府も夢ではなかったはずなのに、西軍が関ヶ原の1日だけ大敗することだけは、想像できなかったことです。

早くても1~2ヶ月は戦が続くものと考えていたのが、当時としては正論です。
その間に、九州、中国を平定して、西日本は如水配下にした上で、家康を撃つという筋書きでしょうね。
十分可能性はあります。

しかし、幾ら軍師に力があろうと、天運がなかったと言うことです。
天が認めないと、世は定まりません。

私には、仏法世界のご縁(結縁)を頂いております。
生きる上では「妙法華経」の教えが軍師です。
迷いはあります。
どんな時でも迷います。

すっと、光を照らして頂ける事があります。
いらいらした心を、取り除いて頂ける術も心得ています。
幸せに感じる術も心得ています。
すべてが、遍く教えの中にあるように感じています。

分かっていても、実践することはなかなか容易ではありません。
忘れないようにこのようなブログに書き記して、自分に言い聞かせます。

感謝することを忘れてはいけません。
ありがたいと感じる気持ちを忘れてはいけません。
ささやかな日々の生活の中で、仏縁がここあちこに、縁が繋がっています。

私事ながら、さっき甥っ子の大学合格の連絡が入りました。
ありがたいと感謝の気持ちでいっぱいです。
甥と一緒に住まいします、年老いた父や母も大変な喜びです。
ありがたいことです。

本人も頑張ったことはよく知っています。
信じて一生懸命にした結果と思っております。
甥には甥の軍師的な存在があったはずです。
それが何なのかは分かりません。

今日も平穏無事に過ごせますように手を合わせるだけです。

最後まで、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。