''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

鱧と水菜の鍋仕立で、一杯呑みます。

鱧と水菜の鍋仕立てで、いっぱい呑みましょう。

昨日は、雨降る寒い京都でした。
どこもかしこも、冬が戻ったかのような気候ですね。
あちらこちらで、雪が降るなんて、驚きです。

三月ですからね。
春の訪れ、春一番と、季節は春に向かってまっしぐらと思う気や、三寒四温の行きつ戻りつの状態です。
それでも、一歩一歩と春がやってくる。
ありがたいことです。

でも、足元にはもちろん春は遣って来ています。
桜だけが春ではありません。
家隆卿の和歌が思い出されます。

「花をのみ 待つらむ人に 山里の 雪間の草の 春を見せばや」

ばやがいいですね。
どやっていう感じでしょうかね。
どや顔している感じもしますね。

それでも趣深い和歌です。
歌聖の定家卿も一目置く歌人です。
懐深い和歌です。

人生訓にも出来ます。
人の人生は、桜、つまり名誉やお金や地位がすべてではありません。
幸せというのは、そんなところのみに有るのではありません。
日々の生活の目線を下げたところに落ちています。

それを見つけることが出来るか、出来ないかです。
そら貴方の足元にも、こんな春(幸せ)が来ていますよ。
そんな風に捉えています。

私は見つけることが出来ました。
貧家に住しています。
名誉やお金や地位にはとんとご縁がありません。

でも、ささやかながら幸せに暮らしています。
ありがたいと感謝の気持ちです。

花をのみというと、「のみ」とは「呑み」ですね。
寒くなったので、やはり「鍋」です。
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豆腐と鱧(はも)と水菜の鍋仕立てです。
イチラーなので、一味唐辛子は振ります。
水菜の「緑」と一味の「赤」が綺麗です。

鱧は夏がさかりの旬ですが、最近では冬にもよく見かけます。
鍋に入れると独特の風味と身の柔らかさにうっとりします。
それに鱧から出る出汁と昆布の持ち味が、相乗します。
うまいとうまいで、めっちゃうまいです。

ただし少し魚臭さも残ります。
お酒を入れています。
生姜の絞り汁入れると多少緩和されると思います。

私はポン酢で頂きますので、あまり気になりません。
豆腐と水菜が鱧と昆布の出しを吸って美味しくなっています。

水菜はシャキシャキ感が命です。
煮すぎないようにさっと煮てやります。
色が飛ばないぐらいがちょうどいいです。
鱧と歯ざわり、口どけと優しい味わいです。

長い魚は精が強いです。
鰻に、穴子ウツボなんかもそうですね。
顔形からは想像できない淡白な味わいです。

見た目と違うことは多いですね。
それはそれで楽しい勘違いです。
これで熱燗と来れば、急な寒さもなかなかありがたいと感じます。

今日の朝、少しブログをお休みされていた仲良しから、うれしいメールです。
ゆっくりと快方されて、またゆっくり、ブログ再開されるとの事です。
すこし心配していましたが、良かったです。
張り合いがないというか、何だか一日リズムが狂うと言うか、寂しいものです。

祝杯兼ねて、今晩も乾杯します。
お酒も何にしようかな、肴も何にしようかな、考えることは楽しいです。
まだまだ深夜の帰宅には時間があります。
ゆっくりと楽しく悩んで見ます。

今日も平穏無事に過ごせますように、手を合わせます。

最後まで、美味しい話だけにお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。