''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

丹波の黒豆の炒り豆が好きより。

今日も暑いですね。
むっとした気温と風が熱いです。
涼しい風とは無縁でしたね。
一時、小雨がぱらついた京都です。

昨日の家族会で、丹波に行ったなら、いつも買うものがあります。
炒った黒豆です。
大好物です。
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炒り豆が好きです。
何とも固いが美味いです。
味が黒豆はいいですね。

丹波といえば、黒豆一色です。
黒豆のクッキーから、パン、せんべい、それに黒豆茶、黒豆コーヒーと、何でも黒豆を付けると売れるようですね。
スーパーでも丹波の黒豆は高級品です。
一袋、1000円の値段に近いです。

これを炒り豆にするには、恐れ多いです。
しかし、丹波には炒った黒豆が売られています。
炒れば欠けたりしますので、形にこだわらず商品に出来ます。
形が悪くても、B級品でも炒り豆として売れます。

これで十分です。
炒り方には多少のムラがあるは事実です。
サクッとした感じと豆の甘みが独特です。
通常の安い炒り豆だと、必ず青い味のする豆が混じります。

この丹波の売られている炒った黒豆はどれを食べてもはずれがないですね。
それだけ商品の質が高いと言えます。
豆自体が、ふっくらとして粒が大きいです。
日本酒に合います。

日本酒のコクと喉越し、それに酒香と豆の香りの芳醇です。
合いますね。
乾き物感覚で、ナッツ感覚で頂けます。

炒りたてなら、もっと美味いですからね。
家で炒ってみたくもなります。
大手筋にB級品の黒豆が売られているのを見かけては、買いたいと思いながら、炒る道具を持っていません。

焙烙でも有れば、ゆっくりと炒ってみたいですね。
香りももっと楽しめると思います。
静に呑んでみたいと思うときには、炒り豆で一杯もいいです。
もちろん、コップ酒か、湯呑酒ですね。

ごくごくと喉を鳴らして呑んで見たいです。
時代劇の長屋の職人か、浪人の姿を思い出します。
池波ワールドの鬼平犯科帳に出てくる与力の佐嶋忠介(さじまちゅうすけ)を思い出されます。

鬼平の右腕的存在の筆頭与力です。
平蔵の留守を守り、火盗を統率する。
なくてはならない存在ですね。

もともとは、前任の堀帯刀の与力で、”忠介でもつ堀の帯刀”などと言われたほど人物です。
平蔵に是非にと請われ、平蔵の配下となります。

たまにある非番の日には、日中から夜まで三升の酒を飲むとかの設定です。
ゆっくり呑むのも、一年に何度かのことでしょうね。
事件を抱えては呑めません。

佐嶋が行き詰った時、妻の久栄が湯呑茶碗になみなみとお酒を注いで、差し入れたシーンが思い浮かびます。
堅苦しいことを言わずに、頭の妻として、部下に対する人間的な気遣いです。

そんな大酒呑みの佐嶋なら、塩でいくか、炒った豆でいくかというイメージですね。
刺身や焼き魚で、お酒3升は無理ですからね。
ごくごくと静に、酒と向き合うそんな大人の呑み方ですね。
ちょっと憧れます。

私は、静に陶製のタンブラーに入れて、頂きます。
今日は、茶碗酒と行きましょうかね。
それも楽しみの一つです。

丹波の黒豆で、しばし楽しい手酌酒を楽します。
ありがたいと手をあわせます。
穏やかに時間を過ごさせてもらっています。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように祈るばかりです。

最後まで、炒った豆の話にバリボリとお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。