''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

夏の丹波篠山での家族会より。

暑いですね。
やはり夏ですからと、自分に自分でツッコミしたくなります。
ムッとしています。

今日は、午前中から丹波篠山に、愛車のスクーター・V100で向かいます。
久しぶりにスクーターで遠出です。
2時間はかかりません。

高速道路の無料化のため、国道372号線は空いていましたね。
今までになかったほど空いていました。

12時過ぎに、播州の地から両親がやって来ます。
あれー、車が替わっています。
買い換えたようです。

何と、きょうび当たり前ですが、ナビが搭載されていましたね。
それをじっと見ながらやって来たようです。
すでに15回は、かの地・篠山で家族会をやっています。
道は慣れたものです。

ですから、ナビの説明とは所々違う道を進んで来たようです。
ナビもよく怒らないものと感心しましたね。
播州からも、1時間半ほどで、この地にやって来れます。
ちょうど、篠山が京都伏見と播州の郷里の中間地点ということになります。

いつものように王地山公園の施設・ささやま荘での食事です。
今日は、さすがに暑いので、温泉には入りません。
すかさず、レストラン「花車」に向かいます。
団体さんの食事の用意が進んでいましたね。

空いている席に腰掛けて、料理をオーダーです。
私は、いつものお気に入りの「山の芋とろろ御膳」(1360円)をオーダーです。

父には、丹波牛の「和牛すき焼き御膳」(1890円)を薦め、母はあっさりとしたものということで「黒豆ソウメン御膳」(1380円)という、バラバラな注文です。
作り手には、作りにくい選択ですね。
すべてに、ごはん、赤だし、香の物、炊き合わせ、小鉢などが付いています。

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山の芋が丁寧にすられていて、今まで食べたとろろの中では、私の中では順位が高いです。
このとろろを食べにここに来ると行っても過言ではありません。
とろろがメインに、付け合せのネギと茗荷の薬味、それに炊き合わせ、山菜の小鉢、それに香の物の盛合わせ、そして赤だしですね。

これだけにも関わらず、1360円とはなかなかいいお値段です。
でも、それだけの事はあります。
好みを合わせて、ムラサキ(しょうゆ)を垂らします。

入れずぎると辛くなります。
加減が一番大切です。
後味と喉越し、それに鼻腔に抜ける香りがいいですね。

美味いです。
おかずが欲しいところです。
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美味しそうな霜降りの丹波牛です。
山の中で、牛の飼育が盛んです。
近くには、三田牛や神戸牛と高級なお肉の産地でもあります。

コの字型に座っていますので、「頂き」と目の前に割り下の効いたすき焼きが出来上がっています。
一番美味しそうなところは、父の胃袋にすでに納まっています。
なかなかどうしてしっかりと刺しの入った美味しい和牛です。

母もそれならと「頂き」と、父のすき焼きに箸が入ります。
少し食べただけで満足の行く味と脂です。

食の細い母のごはんは、先にとろろ用にと私が多めに取っています。
母のソウメンも「頂き」と箸を進めて見て驚きです。
しっかりと腰のあるソウメンです。
イメージ 3

平打ちのうどんのようなソウメンです。
そばの要領に、黒豆が練りこまれています。
味も悪くないです。

もちろん、私のととろも、父にも母にもおすそ分けです。
ですから、父も母もとろろ御膳はオーダーしません。
すこし食べるのが美味しいです。

メインにするには力が弱いですからね。
しかし、私は次回もここに来たら、きっと、とろろ御膳をオーダーします。
私の定番です。

神戸なら、元町なら、焼鶏(しょうけい)を食べますね。
これも私の定番になっています。

またには違うもの食べろよとお叱りを受けそうですが、何となく普段食べられない味が舌を虜にされています。
今回も舌に支配されましたね。
嬉しい支配です。

食事の後は、定番のお土産物探しに、物産店に参ります。
お茶したり、アイス食べたりと、2時間ほどの家族会です。
何をするわけでもありません。
家で取れた野菜をスクーターに積み込んで、伏見の地に帰るだけのことです。

幾度と同じような時間の過ごし方です。
あとどれだけ、こうしてこの時間を過ごせるのやらと、寂しい気分にもなります。

幸いまだ健康そうにしています。
それが救いですね。
あまり考えずに時間を作るようにするのが、ささやかな親孝行と自負しています。

あっさりとした家族会ながら、食事をさせて頂く喜びを胸に、御仏に手を合わせます。
ありがたいと感じる時間です。
父は齢70を半ばに向かえ、母ももう少しで70に手が届きます。

両者もぐっと年老いた感じがしましたね。
子としては、寂しくも感じます。
しかし、人である以上、「生、老、病、死」は避けられない定めです。

四苦八苦の四つの苦しみでもあります。
生きるとは、毎日こうしたものです。
悟りの世界とは違う納得が頭を過ぎります。

それであるが故に、会える時間を作るようにしています。
何も親孝行は出来ませんですが、喜んでくれるのは、子としては嬉しいです。
ありがたいと、手を合わせます。

今日も一日、私も両親も世の中も、平穏無事に過ごせるように祈ります。

最後まで、拙い食事談義にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。