''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

金目鯛のアラ炊より。

暑いですね。
残暑厳しい京都の9月朔日です。
気分を変えて、季節は暦の上ではすでに秋です。
昨日の月もきれいでしたね。

秋と言えば食欲の秋です。
季節は暑く、なかなか食欲も今ひとつでしょうが、ここは何か美味しい物でも食したくなります。

昨日の初代 俵屋伝助の記事で書きましたように、この日の肴は金目鯛ですね。
金目鯛は、なかなかの高級魚です。
それでも、ほろりとした身離れは、本当の鯛とは違う旨味がありますね。
白身で、お年寄りから子供さんまで、小骨の少ない食べよい魚です。

やはり、煮物が一番好きですね。
干物と言う手もありますが、大きな金目鯛なら煮付けです。
甘辛く煮付けたものが美味いですね。
この日は、頭のアラ炊です。
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大きな金目鯛の頭が、大振りの中鉢に入りきりません。
大きな目が特徴の魚です。
本当の鯛とは、種類の違う金目鯛という種類です。

こってりとした煮汁には、とろりとトロミが付きます。
金目鯛の持っている旨味でしょうね。
やはり日本酒に合いますね。
美味いです。

金目、きんめと言えば、「仮面の忍者 赤影」の金目教でしょうね。
♪ まだ豊臣秀吉が、木下藤吉郎であった頃、琵琶湖の南に『金目教』という怪しい宗教が流行っていた…」(確か)を思い出します。
このフレーズに懐かしさを感じます。

主役の赤影さんこと(momoさんお好きな)坂口祐三郎さんも、白影さんの牧冬吉さんも、すでにこの世に住していません。
あのテレビの世界に行ってしまわれたようですね。
最初の1話から13話がこの金目教という不可思議な宗教の話です。
人を迷わせ、邪悪な教えですね。

仏法世界では、いろいろな経典が存在します。
その中にあって、真の教えとされるのが法華経です。
私的には、妙法華経という表記にしています。
経典の中にそのフレーズがありますからね。

妙法華佛説觀普賢菩薩行法教の中に、「是の念を作す者是れを正念とす。 若し他念する者名けて邪念とす」というフレーズがあります。
これは「眼根初境界の相(げんこんしょきょうがいのそう)」と名くとされています。

この辺になると、難しいです。
素人の手の届かないところですね。

仏の世界を三昧されたこのような境界に達した人が、なおも昼夜に大乗の教えを念じていれば、眠りの中においてさえ、普賢菩薩から教えを聞いているそんな状態でしょうかね。
深い仏の世界の入り口です。

しかし、邪念するというところに、この金目教の本質があります。
一切衆生を救うと言うのが、仏の目的です。
人を救うというのは、大変難しいです。

この経済の混迷期、政治が空転しています。
どちらが、一国の総理に向いているのか、国民の議論が届くませんね。
小異を捨てて国難に向かって欲しいです。
どちらが党首になるかを論ずるのは、まさしく邪念ですね。
今日の料理だけに、政治のアラが見え隠れします。

赤影さんにも、傀儡甚内(くぐつ じんない)という傀儡(くぐつ)の関係が出てきます。
傀儡とは、時に傀儡(かいらい)とも読みますね。
本来の古来から日本の住する山岳民族です。

平安の書物にも、このような民は出てきます。
忍者と傀儡(くぐつ)も関係があると感じています。
時同じくして、誰の傀儡政治になるのやら、いま少し見守る必要もありそうです。

暑い最中、静かな観戦することによって、見えない物も見えるかも知れませんね。
ありがとさんと感謝です。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、懐かしい昔話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。