''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

清酒、「初代 俵屋伝助」より。

暑いと言わずして、挨拶もままなりません。
ピークをすこし過ぎたとは言え、昼間の日差しは夏そのものです。
明日から、9月と言うのに、残暑の中での暮らしです。
今が一番と思って過ぎれば、暑さ寒さも彼岸までと言われる季節の変わり目ももう少しです。

何事にも試練と思えば、何事かあらんです。
何をするにも最初が肝要です。
最初と言えば、先日ディスカウントのお酒屋さんの会員になりました。

有料会員です。
会費500円をお支払いです。
同時に割引券や特待券は付きません。
完全に会費としてお支払いです。

しかし、会員価格と言うものがあります。
物によっては、会員と非会員の価格差は、500円の物もあります。
すこし高い目のシャンペンなどは、500円の価格の開きあります。
徳のような、そうでないような、迷いながらの会員申し込みです。
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そんな折、何かよさそうな日本酒を見つけました。
「初代 俵屋伝助」(千代菊株式会社 岐阜県羽島市)です。
辛口ですね。

何かを語ろうとするパッケージに手を取りました。
720mlで、475円ほどでしたでしょうかね。
1升瓶も999円と魅力的な価格でしたが、呑み過ぎないようにとハーフサイズで、試飲です。

この日の酒の肴は「金目鯛の頭のアラ炊」です。
こちらもなかなかの高級魚に、何々手が出ませんが、特売品です。
甘辛く炊いた金目鯛の頭は、日本酒が進みます。

喉越しもやはり辛口ですね。
さっぱりとした後口です。
コクよりどっしりとした辛口ですね。

伏見の柔らかい口当たりやさらっとした水の出自は感じませんね。
北陸のどっしりとコクと腰のある呑み口とも違います。
水が酒の性格を現します。
あまり呑んだことのない呑口です。

金目鯛の煮付けには、悪くないですね。
お酒をたっぷり効かせた煮汁を付けて頂きます。
もちろん、ショウガの香りと一味の辛味も加味された上品な仕上がりです。
なかなかいけますね。
悪くはないです。

初代というと、何事も最初と言うことですから大変です。
物を最初に起こした企業家でもありますね。
仏の世界にも、最初の仏様がおいでです。
御釈迦さまを含めて、「過去七仏」と言われます。

毘婆尸仏(びばしぶつ)様ですね。
物の本によると、人の寿命が8万4千歳の時代の仏様です。
こうなると、巷のニュースとなっている不明高齢者の186歳などは、まだ洟垂れ小僧さんですね。

中には現存すれば、江戸時代の14代将軍さまと同じ歳というような、超高齢者も戸籍上存在するとの記事のタイトルも見かけます。
人の寿命も、後の仏様に時代が下るほど、短くなります。

鎌倉時代の「徒然草」の作者、吉田兼好が8歳の子供の頃、父親に尋ねました。
仏とは、仏にはとうしたらなれますかとね。
仏様は、その前の仏様の教えを受けて、仏様になると父は答えます。

すると子供の兼好は尋ねます。
「その前の仏様は?またその前の仏様は?」
「最初の仏様はどうして仏様になられたのか」と父を困らせます。

独学で仏の悟りを得たと言うことでしょうね。
どれほどの修行をすれば、最初の仏さまの悟りに近づけるのか、気が遠くなるほどの時間をかけても、凡夫の私には無理ですね。
過去の七仏が言われる共通するものに、一般的には「七仏通戒の偈」と云われているものがあります。

「諸悪莫作・衆善奉行・自浄其意・是諸仏教」です。

悪ことをせず、善いことを行いしましょう。
自らのこころを浄めること。これが諸佛のみ教えです。

意訳し過ぎですが、こういうことでしょうね。
これなら、私にも出来ます。

いい縁も保ち、悪い縁を打ち切り、心静に過ごす。
これなら、私が日々のブログの中で、書き記していること近いです。

徒然なるままに、日々を暮らす。
暑いときもあるし、寒い時もある。

花を見て、月を見て、四季の移ろいの中に私も生きている。
その中で、自然の中に立って生活をしていると自覚する。

心の三毒を廃し、心穏やかに過ごす。
そこには「ありがとさん」と感謝の気持ちが必要です。

初代というフレーズから、仏のみ教えが見えようとは思えませんでした。
意外ねぇ。意外ねぇ。(懐かしい金造さんの言葉です)

意外なところに幸せは落ちているのだと感じます。
心の平静、安穏に勝る幸せはないと感じます。
まずは、今あることの意味を感じることですね。
生きているわけでなく、何かの力で生かされています。

見えないもの、見えない世界は存在します。(妙の世界です)
それでも、見えないけれど感じることはよくあります。
幸せは見えるものでなく、感じるものなんですね。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、辛口の話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。