''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

「福は内、鬼も内」の豆まき より。

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今日は節分でした。
まだ、豆まきもしていません。
豆も食していません。
今からです。

鬼と言えば、角と虎柄のユニホームです。
赤鬼さんと青鬼さんが、ポピュラーです。
黄鬼さんも入れてよね。

鬼は、一般に嫌われ者です。
しかし、仏法世界では、その仏の世界を守護する鬼さんも居ます。
鬼子母神(きしもじん/きしもしん)が有名です。

俗に言う夜叉(やしゃ)とも、言われます。
梵名ハーリティーを音写した訶梨帝母(かりていも)とも言いますね。

また、法華経では十羅刹女(じゅうらせつにょ)とともに鬼子母神が、法華信奉者の擁護と法華信仰弘通を妨げる者の処罰を誓っていることから、日蓮はこれに基づき文字で表現した法華曼荼羅鬼子母神の号を連ね、鬼子母神十羅刹女に母子の関係を設定しているとあります。(ウィキペディア抜粋・参照)

伏見の名刹・宝塔寺には、この鬼子母神が祀られています。
もちろん、十羅刹女(じゅうらせつにょ)と共にです。
親子ですからね。
やはり、日蓮上行如来さまのお教えを受けた日像菩薩さまとご縁のあるお寺です。

それに、「鬼子母神」の「鬼」の表記についても、寺院によって、第一画目の点がない字(造字)を用いる場合があります。
ちょうど、良いと言う字の最初の点が無い字「艮」を「うしとら」と呼びます。

つまり、鬼門ですね。
丑寅(うしとら)の方角です。
つまり、鬼とは「牛」の角と、「虎」柄のユニホームを着ている謂れが、ここにあります。

逆に鬼門の丑寅の真逆の裏鬼門(坤・ひつじさる)から、時計回りに、申(猿)・酉(鳥)・戌(犬)になりますよね。
そう、桃太郎さんのお供です。

鬼退治に、桃太郎さんを助太刀に、方位が関係します。
桃太郎さんは、史実に基づくなら、吉備津彦(きびつのひこ)の事になりますね。

中国地方にあった鬼の国、温羅(うら)に行って、鬼退治したことになります。
お供の家来も、実在しています。
「犬」犬飼健(いぬかいたける)、「雉」留玉臣(とめたまおみ)、「猿」楽々森彦(ささもりひこ)という3人の家来です。

犬の子孫は、現在の犬飼(犬養)家と言われています。
雉(キジ)の子孫は、現在の鳥飼家、鳥越家と言われています。
猿の子孫は、現在の高塚家、藤井家と言われています。

温羅は、元々は百済〔くだら〕(朝鮮半島)の王子だとも言われていますが、とりあえず、大陸から渡来人だと思われます。
中国地方の鉄を鋳造する特殊技術を持っていました。
桃太郎さんこと、吉備津彦は、大和朝廷の将軍です。

大和朝廷と渡来人の戦いであったと言えます。
大和朝廷は、青銅器の武器しか持っていません。
相手の鉄の武器では、到底敵いません。
ですから、大軍を持って力攻めしたことになります。

宮崎駿によるスタジオジブリアニメ『もののけ姫』では、タタラを踏んで居ましたね。
あれは、鉄や鋼を作る工程です。
ですから、炎で赤々と人の顔が赤くなります。
鬼は、赤鬼のイメージは、タタラを踏む鬼の国・温羅の人々の顔の色になります。

あくまでも、刷り込みですからね。
悪いことをする鬼という前提がないと、鬼退治出来ません。

全軍の力攻めの支持をして、力で勝ち取った勝利です。
ですから、鬼ヶ島から貰ってきたお宝と言うのは、鉄の製造方法だったと言うことです。
青銅器から、鉄に移ったことで、武力も農耕生産も格段にアップしましたからね。
一気に、大和朝廷が、日本の大半の支配(統一王朝)に成功した背景には、こうした歴史があったわけです。

あちこちで、渡来人やもともと日本に住んでいた古来人を駆逐して行きます。
そうした人々が、サンカや傀儡と呼ばれる山岳民族となって、日本の統治機構に属さない人を作ったことにも、なりました。
今でも、その悪しき歴史の一片が、身近にあちらこちらに残っています。

鬼の種類が、赤・青・黄の三種類であって、これに犬・雉・猿と来れば、ワンピースの海軍の3大将じゃないですかね。
すると、吉備津彦は、差詰め元帥のセンゴクという事になりますね。

仏のセンゴクなら、3人を使うことも出来たということですね。
まさか、犬と雉がぶつかり合うとは、桃太郎じゃ考えられません。
やはり、賢い猿は、漁夫の利を狙っていたのかも知れません。

節分の鬼退治に、ワンピースが登場するのも、やはり、最後の秘宝が「ウラ」に隠されているという事でしょうね。
最終兵器も絡んできそうです。

それは、鬼門ではなく、ギモンかもしれません。
鬼も福も、内に入って来て下さいね。
共に、仏法の妙法華経を守護しましょうね。
ありがたいご縁です。

日々の暮らしの中に、ささやかな幸せがあります。
ありがたい仏縁のお蔭様です。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせます様に、祈るばかりです。

最後まで、鬼しょい話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。