''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

梅漬に、「瀬戸のほんじお」を使ってくらべてみました より。

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昨日の続いて、梅干ネタです。
ヘタを取って洗って干した梅を、昨晩塩で漬け込みました。

使用するあら塩は、味の素の「瀬戸のほんじお」です。
瀬戸内・備前岡山の海水のみを使用しているとの事です。

しっとりとした塩です。
手に感じる感覚は、塩と言うより砂糖です。

もちろん、塩ですから、塩辛いです。
とは言え、にがりを含んだまろやかなあら塩が、特徴です。

CMをしている有名な塩メーカーもあります。
でも、あれは日本の塩でなく、メキシコから仕入れてこられた塩だと聞きます。

年に一度の事ですから、少しいい感じの塩にしてみたかったです。
国産のにがり入っているしっとりたした塩、これが私のイメージでした。

瀬戸内の塩は、有名な塩もあります。
ただ、私的には、瀬戸内で塩と言うと、赤穂の塩でしようね。
私のサブテーマにもしている「赤穂浪士」の因縁の塩です。

浅野公が松の廊下で申した「遺恨」とは、何だったのか、今となっては不明ですが、一説には、この塩の製法を、吉良家が問うたと言うことになっています。
もちろん、直接聞くのでなく、家来を派遣してその製法を伝授してもらうと言う事です。

赤穂の塩は、将軍家の洗顔にも使われる塩と言うことになっています。
それだけ、上質の塩が取れたと言う事です。

塩を製法も、当時の最先端の技法であったと言われます。
俗に言う塩田から、塩の濃度を上げる製法ですね。
この塩田開発に、浅野家は、莫大な費用をかけて、莫大な利を得た事になります。
先見の明ありでした。

その上質の藩の秘密は、極秘に盗みだろうとする輩が多かったということです。
それを、直接吉良の当主が、浅野の当主に尋ねても、答えてくれません。(家来を命じて)

この為、イジメが有ったと言うのも、忠臣蔵の一因と言われる所以です。
でも、安易に吉良家の当主が、浅野に教えを請うはずもなく、これは根拠に欠けると思います。

やはり、浅野公の精神的突発の病が原因だと思われます。
塩だけに、そんなに甘い話には、繋がりません。
吉良の殿さんは、やはり、知性の教養もある名君だと思われます。
赤穂浪士の話は、年末の特番と言うことで、この辺にして置きます。

「瀬戸のほんじお」と言うからには、自身があるんでしようね。
ほん物の塩と言う意味で、「ほんじお」ですからね。
それとも、味の素の「ほんだし」のシリーズと言うことでしょうかね。

これからの時期、そうめんや冷やしうどんなど、冷たい麺が重宝します。
出汁を効かせて、醤油ベースにしたものも、ほんの少し塩ベースにしたものも、美味いです。
薄口しょうゆの涼しげな色合いが、夏らしいです。

戦国の覇者・徳川家康公と塩にまつわる有名な話があります。(過去にも何度か記しています)
家康が家臣たちを集めた時に突然「一番美味い食べ物とは何か」と尋ねた際に、他の者たちがそれぞれが答えをならべたのが、家康がそばで控えていた側室の於勝にも尋 ねると、「それは塩です」と答えた。
「塩がなければ味を調えられません」という意外な理由に一同が感心した。
「では一番不味いものは何か」と於勝に尋ねる と、彼女は迷わずに「それも塩です。どれほど美味しきものでも、塩を入れすぎれば食べられません」と答えたという。
(Wikipedia参照)

側室の於勝は、お梶とも呼ばれる事もあります。
後の英勝院(えいしょういん)ですね。

何事にも塩梅が必要だということですね。
於勝が寵愛されていた理由の一つには、大変な倹約家であったと聞きます。
駿府城の奥向き一切から、蔵の鍵も預かるほどの寵愛ぶりが、分かります。

塩は、体に必要なものでありながら、取りすぎると体に害になるものです。
しかし、暑い夏には、体の機能を高める必要なものです。
上手に摂取したいものです。

まずは、朝食に梅干一つから始めたいです。
最近は、手軽なパン食になっていますからね。
熱中症対策にも、朝の梅干一つは、健康管理にしたいです。

その為の梅干を作ります。
やはり、自家製がいいです。
梅肉にしてもいいし、紅しょうが造りにも、梅酢が必要不可欠です。
時期を見て、漬け込みます。

日々の暮らしの中に、ささやかな幸せはあります。
ありがたい仏縁に感謝して、暮らさせて貰っています。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。

今日も明日も、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、塩からっい話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。