''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

茶の花香より気の花香。

ことわざに「茶の花香(はなが)より気の花香」と言うのがある。あまり聞きなれないと思われるかも知れない。

来客をもてなすには、香り高いお茶を出すことよりも、真心を込めて相手をもてなす事が大切である。たとえ、粗茶でも真心が伝わって、相手も喜んでくれようというものである。というような意味でしょうかね。

もてなしの心は大切です。気遣いは大事です。
身につまされることわざです。
心を伝えるのは難しいです。

現在社会において、人の心が伝わらない時代です。
訳のわからないことばかりが社会をにぎやかします。
その意味でも大いに学び、実行したい言葉です。

でも、こちらにその気になっても相手にその受ける気持がない場合が多いです。
人と接すると相手の立場を理解しない方によく合います。

どこまで行っても平行線になって交わらないことが多いです。
普通の人と人の付き合いですら、こうですから、ましてそこに上下の関係がある場合にはもっとです。

当然ご自分の会社関係だけでなく、取引相手の関係でも、店と客の関係も、先輩後輩の関係もすべて含みます。どの社会でも同じです。

でも、伝わる伝わらないにかかわらず、自分として凛とした態度は必要です。
自分がふらふらするとなかなか自分の芯が定まりません。

17世紀中国明代の洪自誠の著した書物に『菜根譚』(さいこんたん)と言うのがあります。
何度も私のブログでも紹介しています。ここにはいろんなことが書いてあります。
国や時代が違っても、やはり人との付き合い、人間関係には苦労があるもののようです。
菜根譚(さいこんたん)に見る処世術
『菜根譚』とラーメンを語る

「13 長生の道は一歩ゆずることから 」という項目があります。
経路の窄(せま)き処は、一歩を留めて人に行くに与え、滋味の濃(こま)やかなるものは、三分を減じて人に嗜(たしな)むに譲(ゆず)る。此れは是れ、世を渡る一の極安楽の法なり。
と言っています。

訳せば、小道の狭い場所では、自分から一歩立ち止まって、先に人に行かせてやり、また美味しい食べ物は、自分の分を3分位減らして相手に譲っやる。これが世の中を渡って行く上で一つの楽しい極意であるというようなものです。

うなずけます。敵も作らず物事もスムーズに回ります。
要するにこちらが一歩引き心のゆとりがあれば良いということでしょうね。
なかなか自我が出てこの心のゆとりが出ません。

まだまだ修業が足りません。頭で分かっていても実行するとなれば話は別です。
でも、簡単なところからなら実践できそうです。
少し心が休まります。

よく道につまずきます。嫌なことも多いです。避けても向うから当たってきます。
人は山の中で仙人の暮らしをしていない以上避けられないことも多いです。
でも、前に来たとき逃げないで上手にこなせばいいことです。

そうすれば心穏やかに過ごせます。最後は、自分自身のこころの持ちようです。
ほんの少し、ありがたいと謙虚に生きることこそ心穏やかに出来ますよ。
「感謝」の気持を持って生活すると少しだけ気持が楽になります。

暑さ厳しいおり、イライラすることも多いです。

あえて一呼吸入れて下さい。

最後まで読んで下さったことに本当に感謝の気持でいっぱいです。
ありがとさんです。