''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

ポークジンジャーが食べたくなって。

ポークジンジャー、そうです。豚肉のしょうが焼きですね。
寒くなって来たら、体を温めるためにしょうがが、有効的です。
生姜湯って、とろみと甘みが体の心まで温まります。

お弁当のおかずにもぴったりです。
急に食べたくなることがあります。
豚肉は、どこの部位だっていいですね。

すこしこってりしたものが欲しいなら、バラ肉でも、あったりしたいなら、モモ肉でもいいですね。
経済的な切り落としでも美味しいです。

厚めのロース肉で作ると、それこそご馳走に早換わりです。
コールガローニーって、ワンプレートにサラダを盛ったものを言います。
洋食っぽい言い方ですね。

テクと同時にこうした用語を使うと美味しく感じます。
気分だけです。

若い頃バイトしたレストランでは、オーダーを厨房に通すとき、アン・ドゥーとフランス語で個数を表現していました。
ワン・ツーとはどうも微妙に違います。

ここにもポークジンジャーありましたね。
日替わりランチです。

「A 、アン。バーグ、ドゥー」
様になっています。
AはAランチ、バーグはハンバークですね。

私、もちろん厨房の作る方です。
ホールには、一度も立ったことがありません。(イケメンならね・・・)

いろいろなテクを垣間見ましたね。
今でも家で料理を作るときに、それらのテクを使うこともあります。
でも、レストランの厨房での作業と、家での台所の作業では、根本的な造作の作り方が違います。

ブランディーに火をつけるフランベなんて、火事の素です。
ホークソテーやポークジンジャーは最後に味をつけます。
家では、何となくタレに漬け込んだ物を焼きますが、ソースにしょうがを入れます。

最初から入れると焦げて彩りの悪いものになります。
最後の仕上げのソースに絡めて完成です。
その辺、和食のブリ照りとも似ていますね。
イメージ 1

久しぶりにてんこ盛りのしょうが焼きを作りました。
食べたかったのは、ポークジンジャーでしたが、作って出来上がったのはしょうが焼きになりました。

違いはというと、お酒のあてにしますので、お箸で一口に食べられることを、考慮してですね。
コールガローニーも作らず、下に千切りのキャベツを敷き詰めました。
一味の振ったマヨネーズはご愛嬌です。

冷蔵庫の残った玉ネギやもやしも投入です。
アクセントに一味も山椒ベースの七味を振りかけて、香り豊かな一品に仕上がりました。
男賄い料理の完成です。

上品に、ナイフとフォーク、ワンプレートのお皿に、ガロニーにのサラダを盛り付け、ステーキ風に焼いた厚めのロース肉に、キノコ、玉ネギのソテーしたジンジャーソースをたらりとかければ、ポークジンジャーです。

何ともご馳走です。
でも、味は同じです。
それ程の変わりはありません。

でも、字のイメージによって、料理も変われますね。
ポークジンジャーも、「ポーク神社」と表記すれば、なにやら霊験新たかな感じです。
豚肉はビタミンB群が多く含まれています。
夏バテにはよいですね。

でも、秋から冬にかけて、風邪予防にもいいです。
それに、しょうがの体を温める作用も考慮すると、冬にもよさそうな料理です。
豚肉は、ネギや玉ネギ類と一緒に頂くと吸収がいいみたいですね。

関西では、肉というと牛肉を指します。
豚肉はブタと表現します。
ですから、肉まんのことをブタまんと言いますね。
ブタまんも美味いです。

江戸幕府最後の将軍、慶喜公もブタ肉が好物であったとも聞きます。
明治や大正時代でも、関西では豚肉の消費が少なくて、売っているところが少なかったみたいですね。
かの『魯山人味道』でも京都では三嶋屋くらいでしか売っていなかったと記載されていたのを思い出します。

やはりイメージ先行でしょうかね。
どうしても関西では「牛」の位置づけが強かったように思います。
今でも、値段でも差があるのは事実です。

最近、ポークの位置が高くなっていますね。
イベリコ豚や沖縄のアグー豚、それに中華の金華ハムも豚ですからね。
ポーク好きにはたまりません。

美味しい豚肉料理に、口が喜びます。
素材の持ち味を上手に引き出して、美味しく頂く工夫は必要です。

私が一番好きな食べ方は、ホウレン草か、白菜かの菜を入れた「常夜鍋」(じょうやなべ)です。
出汁は昆布を敷きます。
毎日食べても飽きないそんな鍋です。

この鍋には、豚肉と豆腐のトリオは必要ですね。
あとは、酸っぱいポン酢です。
ネギか紅葉おろしがあれば、いいですね。

季節の変わり目、体調が変化します。
皆様、ご自愛下さい。

食べたいものが食べられることは、ありがたいです。
物理的、経済的、健康的のすべてがそろわないと無理です。
その中でも、健康に美味しく頂けることはありがたいです。
そう思いながら頂くことにします。

今日も穏やかに一日が過せますことを祈るばかりです。

最後まで、つたない料理話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。