''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

『深夜食堂』より、今日は何しようかなぁ。

深夜食堂』は、最近、遅くに帰って来た頃にやっている深夜のドラマです。
何々引き込まれます。
何とも切ない音楽と歌声に、深夜の快さもあります。

小林薫さんが、この深夜食堂の主人です。
確か、豚汁定食とお酒、ビールしかメニューがありません。
後は、出来るものは、その場で作るという変わったお店です。

昨日は、踊り子さんの話です。
新旧、踊り子さんの生き方の話でした。
いい話でしたね。

伝説のカリスマAV男優やら元アイドルやらの、お客さんの一コマから、話が見えてきます。
人生模様です。
いいこともあり、うまくいかないこともある。
それが人生ってやつというような、結末でしょうかね。

それでも、深夜に通ってくるお客さんには、そのお客さんの数だけ人生があります。
皆さん違った人生です。
肯定も否定もありません。

それをこの食堂の主人が、たんたんと食事を作って、お客さんが主人公です。
それぞれの人生を、自分が主人公のドラマを演じています。
天のカメラが回っています。

昨日の我家の夜食は、カレー鍋です。
肉団子、白菜、豆腐、白ネギをカレーのルーを入れて調整します。
よく作ります。

子供の頃のカレーシチューよりも和食化していますけどね。
なかなか美味いです。

深夜食堂は、夜の12時頃から朝の7時ぐらいまでの営業時間という設定です。
朝の、あさのと言えば、浅野内匠頭です。
赤穂浪士です。

吉良家の討ち入りは、深夜です。
戦の前には、腹を満たさねばなりません。
「腹が減っては、戦は出来ぬ」

大石一行は、ドラマや映画では、皆さんでそば屋の二階に集まります。
それじゃ、夜食はそばということになりますね。
しかし、本当は、3箇所ぐらいに分かれて、その場から集まったようです。

深夜の徘徊に、尋問はつき物です。
「あの? 今時分どちらに行かれます?」
「ええ、不審の火事の片付けからの帰りです」

それで、火事装束なんですね。
このスタイルは、後に新撰組の羽織のモデルとなります。
でも、同じユニホームでなく、前もって統一させるように支持が残っているようです。

その上、戦の実践的な細かい注意事項が書かれています。
下に着込み(防刃チョッキ)を着けていたり、ふんどしが外れないようにする工夫です。
それに「焼いたもち」を用意するように指示されていました。
(芸は細かい。注意事項に、おやつの300円は書かれていません)

大石内蔵助は、討ち入り前には、堀部安兵衛の家で、妻の手料理を食べていたようです。
池波正太郎氏の話ですと、鴨肉を細かくして煮付けて(多分甘辛く)、卵を溶いた物を、これをご飯に乗せ頂いたような記述があったのを思い出します。
これが、討ち入り前の夜食であったようです。

去年の記事にも鴨のそばの記事を載せました。
鴨は好物です。
卵も好きです。

カレー鍋が出来るまで、卵で一品です。
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池波正太郎氏は、ネギたっぷりの卵焼きが好きでしたね。
私もネギたっぷりに、カニかまぼこをほぐして、和風出汁を少し加えて、和風オムレツです。
とろとろです。

堀部安兵衛は、堀部弥兵衛に請われて、堀部の養子に入ります。
もともと中山姓です。
しかし、正式には、養子ではありません。

内匠頭は、中山姓のままで養子縁組してもよいという異例の許可を出しているようです。
にも関わらず、堀部の姓を名乗っていることになります。
ここも不思議の謎です。

堀部弥兵衛の娘、ほりと夫婦になっています。
つまり、養子でなく別家として扱いであったとするようですね。
妻ほりとは、大変仲が良かったようです。
愛妻の鴨肉のドンブリは、美味かったと思います。

高田の馬場の決闘では有名です。
この時の教訓が、吉良家の討ち入りに大変役立っています。
人の人生に、食事は付き物です。

人の数だけ、食事があり、それを作った人がいます。
愛情込められた食事には、感謝して頂きたいです。

ありがたいです。
作って当たり前はありません。
頂きますと感謝の気持ちを伝えて下さい。

今日も一日無事に帰って、どんな夜食を作りましょうかね。
それを肴に一杯です。
極楽です。

最後まで、鴨川のように長い話にお付き合い下さいまして、こころよりお礼申し上げます。