''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

初夏は、永正亭のカレーうどんより。

昨日も汗ばむほどの陽気でしたね。
京都の寺町というと、電気屋さん街ですね。
今は、四条下から少しだけです。

一昔は、電気屋さんも多くありましたが、この不景気と大型店の進出により、家電は京都駅周辺の戦場へと場所が変わっています。
何やら、カフェーとか食べ物屋さんが目立ちます。
そんな中、ここまで足を運んだなら、遅い昼餉は永正亭です。
そば屋さんです。

お昼時は、お客でいっぱいです。
味も慣れ親しんでいますが、その値段も庶民的です。
大抵の人が、自分好みのそばをオーダーします。
「徳田舎」と言われるそばを頼む方が多いですね。

私は、あいかわらず「しっぽくそば」です。
これにぬる燗のお酒が多いですね。
池波正太郎氏の金言「呑まない位、そばに入らない」を守ります。
しかし、このご陽気に、燗酒もありはしません。

なにやらメニューのカレーが目に入りました。
カレーうどんとビール」
と勝手に声を発してしまいました。
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カレーうどん(520円)です。
そばも出来ますが、やはりカレーにはうどんです。
昔ながらのそば屋さんのカレーです。
片栗でとろみが付いています。

具は、薄揚げと九条ネギですね。
あつあつ、ふうふうと汗かきながら食べます。
なかなかどうして、汗が心地よいです。
ビールが、あつあつのうどんを冷やします。

肉のカレーうどんもいいですが、あっさりとお揚げさんとネギのシンプルなカレーもいいです。
「うまい」です。
鳥肉の入ったものもメニューにはあります。
私は、こちらのシンプルバージョンがお気に入りです。

一気に汗がほとばしります。
夏が来たという感じですね。
大黒 摩季さんの歌声が聞こえます。

お腹いっぱいです。
これで持って、ビール(450円)とあわせても、1000円札でおつりが来ます。
幸せです。

この店に来ると、昔を思い出します。
最初に来た頃は、改装前のお店です。
玄関にそばの袋が積まれていましたね。
懐かしいです。

その頃から比べると、そばの味は落ちたように思いますが、値段もそれほど上がらず、庶民的なありがたいお店です。
なんだか高級なそば屋さんが多くなって、このした庶民の街中のそば屋が少なくなりつつあります。
残して欲しいお店です。

こんなところに初夏を感じましたね。
それと幸せを感じました。
ささやかな幸せです。
それをありがたいと体、全身で感じる喜びがあります。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、カレーの香だけの話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。