''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

京都駅ビル11階の眺めと「田ごと」のそばより。

やはり暑いです。
無意識の内に、暑いと出ますね。
夏ですからね。

暑い方が、日本経済にも有効です。
消費は、順調に拡大します。

暑いとスイカも売れます。
アイスも売れます。
ビールもいっぱい飲まれます。

景気の動向を左右する夏の気温です。
円高とリンクするのはやめて欲しいと、ささやかな願いです。
この夏休み海外に出かける予定はありません。

先日の土曜日は、丹波篠山で家族会でした。
次の日曜は、少し買い物に京都駅前にやって来ました。
伊勢丹あたりに探し物です。
滅多に、京都駅に辺りには来ないですね。

今日も同行のカメラマンと取材です。
カメラ機材を一緒に見に行きました。

なかなかカメラ売り場も盛況です。
いろんな最新のカメラがありますね。
こっちこっちと、何かいいのを見つけたようです。

機嫌よく買い物をした後は、食事タイムです。
隣接する京都駅ビル11階に向かいます。
秘密のエレベーターから、一気に11階に上がります。

いろんなお店が入り混じっています。
洋食あり、和食あり、中華ありと目移りします。
でもよく行く店は決まっています。
伊勢丹と隣接する同じ11階のフロアーのTHE CUBEにある「田ごと」です。

中に入ると、窓際の席は埋まっていましたが、窓近くの席について、まずはお決まりの池波正太郎の金言を守ります。
「呑まぬくらいなら、蕎麦屋に入らない」

まずは、小皿を敷いたコップに、一升瓶でなみなみと注いで下さいます。
もうすこし、こぼれるまで注いでよと、やましい気持ちが出ましたね。
イメージ 1

同行カメラマンは、焼茄子そば御前(1200円)と、なかなかの鋭い目の付け所に、同じものをと思った瞬間、何か見つけました。
箱寿司です。
イメージ 2

鱧寿司と鯖寿司と海老の押し寿司と河童巻きの写真に目が行きました。
さつき(1300円)と呼ばれる押し寿司と温かいそばのセットです。

焼茄子そば御前は、冷たい蕎麦の上に焼き茄子が乗っています。
炊き込みご飯と香の物も一緒です。
なかなか清涼感のあるセットですね。

どちらのセットも、天ぷらと小鉢(切干大根)が付きます。
天ぷらも海老が2匹と豪華です。

温かい蕎麦には、湯葉が乗っています。
これが冷(常温)の日本酒とよく合います。
肴もいろいろと楽しめます。
鱧寿司に、夏の京都を感じますね。

私の注文した、「さつき」、さつきと言えば、『渡る世間は鬼ばかり』の岡倉の次女、小島 五月が思い出されます。
ちょっと強引です。
しかし、麺つながりですからね。

五月と言えば、自ずと中華料理の「幸楽」ですね。
住所で言えば、新宿区曙橋5-3-2 明友ビル1階という設定です。
なかなか細かい設定です。

名物のラーメンも600円と庶民的です。
東京のラーメンと言えば、もともと中華屋よりも蕎麦屋から移ってて来た中華そばの流れを色濃く残しています。

なるとは、練り物ですね。
かまぼこの流れの位置にあります。
白ネギも、もちろん蕎麦の薬味です。

それに海苔が乗っているのが、昔ながらの中華そばのスタイルです。
これも、そばと海苔は付き物ですね。
蕎麦屋の中に、今でも中華そばのメニューを見つけることが出来ます。

そばとラーメンは意外な接点があるのも事実です。
日本固有の中華料理として位置がそこにあります。
日本人は、無類の麺好きです。

地方地方の麺料理が存在しますね。
麺のない地方はないと言える位、至るところで麺が存在します。
そばであったり、小麦粉であったりと、モノは違っても、そこにあるのは特別な料理です。

夏の暑さには、冷たい麺を食し、寒いときには、温かい麺を食する。
四季毎に、具材や温度が、麺をご馳走にします。

自然の流れの中で、日々の暮らしの中で、旬を感じる食べ物と、温度で旬を感じる食べ物とがあります。
一日一日の流れは緩やかでも、四季の移ろいはあるはずです。

暑さ寒さも彼岸までです。
彼岸は、物事の到達する場所ですね。
それに向かって日々精進する。

人として生まれたからには、それぞれの天命があるはずです。
生きているわけでなく、生かされていると確信すると、自ずとありがたいと真摯に受け止められます。

今あるのは、偶然の偶然、つまり必然です。
今この瞬間を大切に生きる。
天命に耳を聞き、いかに生きるかを模索してます。

難しい話でなく、今日も生きるは、今を感じることでもあると思っています。
今を感じるとは、日々の暮らしの中で、自然の中に住するということです。
言い換えれば、五感で感じることではないかと思います。

肌で気温を感じ、風の心地よさを感じ、旬を食し、四季の花を見て、天の月を見上げて、体のすべで今を感じ取る。
生かされていると実感できる喜びに歓喜できます。
ありがとさんと手を合わせたくなります。

日々、心の三毒を鎮め、穏やかに過ごす。
これに尽きます。
私は幸いに仏縁を頂けたことが最大の安堵です。

いい縁を結び、悪い縁を断ち切る。
いい行いとなし、悪い行いをしない。
ここから始まります。
分っていても出来ないのが、人の常です。

そばやラーメンの麺のように、人の縁(えにし)も、複雑に絡んでいます。
空という麺鉢の中で、過去世、現世、来世と続く三世の複雑な縁の中で、それらは複雑に絡んでいます。
いきなり、すべてをつかんでも口には一度に入りません。
上から上から手繰れば、上手に絡まないで解けます。

ありがたいことです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、暑い中暖かい麺の話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。