''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

河内音頭総選挙、誰が一番なのか?

朝から、雨模様の京都伏見の地です。
昨日の台風の影響でしょうね。

 

気温が一気に秋になったような錯覚です。
この温度差が、体に良くないですね。
風邪を引きやすくなります。

 

台風が過ぎた来週また、暑さが戻ってくるのでしょね。
体には大変な負担です。
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それでもまだまだ夏ですよ。
先週の東大阪行った時に、街角の掲示板に驚きです。
河内音頭のポスターがずらりです。

 

まるで、どこかの総選挙みたいです。
AKBの総選挙みたいですね。

 

河内音頭と言えば、河内屋菊水丸さんが有名です。
そう言えば、ポスターの中に、師匠の一人、生駒一さんの名もありますね。
河内音頭は、夏で大半を稼ぎます。
何櫓と数えるみたいですね。

 

菊水丸さんは、河内音頭の曲に、社会風刺の言葉も綴りますね。
それはそれで面白いです。
政治から、経済、国際問題まで、河内音頭で風刺します。

 

演者によって大夫、河内音頭も違いますね。
こころよい歌声に、こころも涼やかになります。
河内音頭だけに、体感温度も涼やかですね。(今日はここしかわらうとこないですよ。ねぇー、とおるちゃん!!)

 

河内の国と言えば、河内守です。
河内守国助(初代=業物)です。
刀工の名前です。
本名、小林さん、大坂風に言うなら、小林はんです。

 

池波正太郎氏著、『鬼平犯科帳』の主人公・長谷川平蔵もこの河内守国助(二尺三寸五分)の一振りを愛刀にしています。
多分初代の国助だと思われます。
二代目の国助は、初代や三代に対して、「中河内守」と言われますね。

 

初代国助は、堀川国広の門人と言われています。
一説には作風から見て、越後守国儔(くにとも)とも言われます。
共に堀川門下と言う事になります。

 

同門には、同じく大坂の名前「和泉守国貞」がいます。
この国貞の二代目が、井上新改です。
こらちも、鬼平の愛刀として、小説の中でよく登場する刀ですね。
寸は、国助と同じく二尺三寸五分です。

 

この国助、国貞が、大坂鍛治の原流と言われています。
それぞれの二代目、それに津田越前守助広が、助直が、包貞(板倉言之進)らが、大坂鍛治を盛り上げます。

 

時は、元禄の花盛りに近づきつつあります。
商人が力を持つ時代です。
武家から商人、武力から経済力に変わろうとしていた時代です。

 

商人は、武士ではありませんから、刀は持つことが出来ません。
特別な苗字帯刀を許されている家以外、刀を帯びることが出来ません。
しかし、商人でも、脇差(二尺未満)なら持つことが許されています。

 

もうすぐ終わる「水戸黄門」でも、助さん恪さんは、この脇差を携帯しています。
旅の用心に携帯しているわけです。

 

唯の脇差ではありませんよ。
財をたっぷり使った特別仕様のオートクチュールです。
金銀に糸目は付けません。

 

それだけ、大坂商人の経済力で、大坂鍛治の注文があったわけです。
それによって、二代目国貞(井上新改)、国助、助広、助直、有名な刀工が世に輩出されます。

 

見た目も派手な刀ですが、刀自体も派手な濤乱刃も人気です。
いかにも切れそうと言わんばかりの派手な刀です。
商人同士、自慢大会です。

 

江戸にあっては、虎徹(こてつ)です。
幕末、新撰組局長・近藤勇もこの虎徹(こてつ)? が愛刀でした。
副局長・土方歳三は、和泉守兼定(会津11代)が愛刀です。
名刀、それはよく切れる刀、特に「大業物」と呼ばれる刀は特別扱いです。
刀がいいのか、腕がいいのか、それもあります。

 

因みに、坂本龍馬暗殺に使われたのは、越後守包貞(たぶん二代目の板倉言之進?)の脇差だと聞きます。
こちらも、よく切れます。(初代は「良業物」、二代目は「大業物」です)

 

誰が一番の刀工か、総選挙したらどうなるでしょうね。
一番値段の高いのは、虎徹(こてつ)の評価値(2000万円)、続いて津田助広(1800万円)と値段にそれほどの大差はありません。
あくまで、評価値です。
実売価格ではありません。

 

虎徹(こてつ)が、安易に市場に出回ることはないでしょうね。
誰が手放したか、それだけで分かります。
買い手も、すぐに見つかりるでしょうね。
刀剣コレクターなら、一度は手にしてみたいでしょうね。

 

AKBで言うなら、大島さんか、前田さんかという感じです。
手にするには、幸運も必要です。
それに縁ですね。

 

いい縁に導かれることはあります。
歴史的な有名人の愛刀の虎徹(こてつ)なら、もっと縁がないと手に出来ません。

 

人も同じです。
現世も、過去世の縁に繋がっています。
どこでどうなっているのか、私たちには見えません。
しかし、空なる中に、縁起として存在していることは確かです。
何か原因があり、結果に繋がっていると言う事ですね。

 

悪い縁を断ち、いい縁を結ぶが、現世の修行です。
その為には、悪いことをせずに、いい行いをする。
それに尽きます。
仏の世界です。

 

心の三毒を廃し、心静かに安穏にくらしたいです。

 

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

 

最後まで、♪ええ縁、さては~と続く話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。