''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

今年初物の松茸ごはんを食すなり より。

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朝から暑いですね。
何やら台風の影響もあり、久々の雨のマークを見えます。
一雨来れば、少しは涼しくなりますね。
農作物にも、恵みの雨となるでしょう。

先日の差し入れで、松茸ごはんを頂きました。
松茸のたっぷり入っているので、一口に必ず松茸が当ります。
出汁がよく効いています。
中に入った竹輪からも、しっかりと出汁を感じます。

美味いですね。
ご飯もふくっらしています。

炊き込みご飯に、竹輪もいいですね。
私は子供の頃から、炊き込みご飯が大好きでした。

炊き込みご飯があれば、機嫌が良かったですね。
これで作ったおにぎりも大好物でしたからね。

炊き込みご飯も、家々によって味が違います。
我家の炊き込みご飯と言っても、すでに郷里の母の味ではありません。
自分の好みの炊き込みご飯となっています。

鳥肉、牛蒡、人参、小芋、こんにゃく、油揚げと具沢山です。
これに強い目の出汁を使い、少しの塩と砂糖、それにお酒、気持ち強い目の醤油を入れます。
色合いも大事です。

炊き上げたから、もう一度炊飯器のスイッチを入れます。
ここが重要です。
こげを作る為です。
醤油の入っているので、こげが出来易いです。

普通の炊き込みご飯を頂くのとは別に、私独特のお楽しみがあります。
このごけの部分を、湯漬けにします。
炊き込みご飯ですから、お茶はご法度です。
出汁が効いているので、お湯で十分です。

もちろん、私は茶漬けはあまり好みません。
白ごはんでも、湯漬けです。
ごはんの風味と味わいが、お茶漬けより湯漬けの方が、いっそうよく感じます。

古来暑い夏には、水飯と呼ばれるみのがあったと聞きます。
平安の御世には、やんごとなき高貴な御仁が、食されたものです。
焚きたてのご飯を、水で洗ってぬめりを取ったご飯をザルで水気を取ったご飯と聞きます。
いかにも凉げです。
冷たいご飯なら、暑い夏でも食が進んだ事でしょうね。

今なら簡単に出来そうですね。
漬物やら豆腐やらと冷たい食材となら、あっさりと頂けます。

それにしても、松茸ごはんとは、今年最初の初物です。
東京の方は、初物を珍重されます。
江戸っ子文化でしょうね。
初鰹、初松茸、それに初茄子です。

茄子も地の物が安く出回っています。
焼き茄子にしたり、煮つけたり、漬物もいいですね。

これやこの江戸紫の若なすび 

宗因の俳句でも、その江戸紫と言う言葉で、茄子が美味く感じます。

松茸の芭蕉の俳句もありますよ。

松茸や知らぬ木の葉のへばり付く  

私なら、松茸や茶わんの底にへばり付き と言うのはどうでしょうね。
一碗の松茸ごはんは、やはりご馳走です。
大変美味しゅうございました。
ご用意してもらった下の敷物も、紫色の風合いが、秋への誘うように涼しげです。

日々の暮らしの中に、ささやかな幸せがあります。
これも仏縁のお蔭です。
ありがたいと感謝して暮らしています。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、香りと味の初物の話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。