''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

焼いた鮭に、すだちを添えて より。

今日も、昨日に続いて暑かったです。
でも、少し懐かしい感覚もあります。
久しぶりに、扇風機回して寝ましたからね。
名残の夏かもしれません。

すぐに台風の影響で、秋の深まりもぐっと早まるかもしれません。
この3連休の終わりには、敬老の日ですからね。
暑さ寒さも彼岸までの、お彼岸がやって来ます。

ニュースで、100歳を超えるお年寄りが、10万人をお超えていると聞きます。
長寿大国として、これほどの国もないでしょうね。
生まれが、明治36年辺りの最高年齢の方と聞きます。
その時代は、約40年前まで、江戸時代だったのですから、現代社会はどんな風に見えるのでしょうかね。

明治、大正、昭和、そして平成の御代ですからね。
便利にはなったが、人間として気迫になったようにも、思えるのかも知れないですね。
人と人のつながりや、社会の中での人の勤めも違います。

それでも、食事の変化にもなかなかついていけないものがあります。
食生活が、大きく変わったことでしょう。
脂の摂取が、全く違います。
この頃、まだまだ、食卓のタンパク質は、肉でなく魚の方が、常だったと思います。

文明開化と言いながら、牛鍋をつつくことも、庶民ではなかなかありません。
またあったとしても、家ですき焼きを食べる時代でもなかったでしょう。
今や貴重品の扱いをするマグロの大トロは、ゴミとして処分する時代だったと聞きます。
脂っこいものを食するのは、まだまだ常でなかった時代ですからね。

それでも、変わらないものもあります。
焼き魚です。
時代の食卓のタンパク質の摂取と言えば、魚ですからね。
冷蔵機能が発達していませんから、海から遠い場所では、なかなか刺身も食べられな方と思います。

その点、東京は地の利を得ています。
江戸前、つまり、東京湾で採れた新鮮な魚が手に入りますからね。
とは言え、庶民が食するのは、焼き魚か煮魚でしょう。

落語「三井の大黒」の中で、甚五郎が「焼き鮭」をおかずにもご飯を食べさせて貰っていると言う台詞があります。
それも、少し嫌味な言い方です。
それほどに、江戸時代では、塩した鮭が食べられていたと思いますね。

あとは、メザシでしょうね。
メザシも美味いです。

私も大好きです。
でも、痛風になってから、食する量を激減させています。
焼いた魚と、日本酒の相性は、抜群です。
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休日の昨晩の晩酌タイムには、鮭を焼きました。
アロマっ子さんから頂いたすだちを添えています。
柑橘類が添え物にあると、贅沢な感じです。
秋の秋刀魚にも、やはり、すたちなどの柑橘類を添えたくります。

すだちを絞って、少し醤油を垂らします。
皮も食べますから、少し強く焼いています。
でも、中はふんわりとジューシーなグリルの焼き方です。
焼きすぎると、パサパサで美味しくないです。

鮭も美味いです。
今回のは、チリ産の鮭でしたが、国産の鮭とまで行きませんが、これはこれで美味いです。
弁当屋の定番メニューと言うと、鮭弁です。
でも、弁当屋の鮭は、鮭でありません。

あれは、鱒ですね。
鮭に比べて、色が少し白っぽいですからね。
朝ごはんのメニューにある鮭は、湯煎してあることが多いですから、皮のパリッと感がないです。

その点、家のグリルで焼くと、皮と身と間にある脂が美味いと感じます。
国産モノの、上物の鮭なら、1切れ600円ほどすると聞きます。
美味いでしょうね。
でも、焼き方もテクの一つです。
パリッと皮目を焼くのは、難しいです。

鮭も、ハラスも美味いです。
料理屋さんでは、鮭を生でよく扱います。
そんな時、アラが出ます。
このアラが、賄いの味噌汁に入ることが多いです。

アラと言って馬鹿にす事なかれ、これが美味いです。
一度、湯通しして、余計な脂や汚れを取ります。

この一手間が、大切です。
直接、生のまま味噌汁に入れたら、魚腐くて食べられません。
一度、湯通しして、手間をかけると、嫌な匂いもなく、美味いです。

賄いにも、時々刺身も出ます。
もちろん、切り落としの部分です。

お店でも、「吹き寄せ」とか「海鮮丼用」とか、いろんな名前で書かれますが、要するに、切り落としして部分を低価格で売られています。
商品が、良ければ買うこともあります。

賄いでも、刺身にする時は、大きめに切り落としてくれます。
端っこの部位が多いのは、仕方ないです。
店によっては、刺身にせず、切り落とした部位だけ集めて、マグロの煮物にして、客に出す店もあります。
要するに、魚は捨てる部位を少なく出来ます。

鰤なんかも、捨てる部位が少ないです。
こちら、アラで塩焼きや、煮付けにして食べると、これまた美味いです。
大根と一緒に、アラ炊きも美味いです。

三枚にしておろした魚の骨の近くの部位が、美味くて人気があります。
鮭も、買う時は骨の付いている方を買うようにしています。

食べ終わった頃には、本に数センチの大きな骨と小骨しか残りません。
こんな焼いた鮭で、日本酒2合は呑めます。
この日のメインデッシュは、おでん風に、平天と牛すじ肉と焼き豆腐の煮物でした。

でも、焼いた鮭で、2合も呑めば、メインデッシュが浮きますね。
それでも、少し甘い目に味付けた牛すじと焼き豆腐は、美味かったです。
これだけ、3合は呑めます。(この日は、5合も呑んでいませんよ)

この日は、決まった定量の日本酒しか用意がなかったです。
飲み過ぎないように、買いだめはしていません。
あれば、呑んでしまうタイプです。

おでん風の煮物が美味くなる季節に近づいています。
スーパーでも、おでんとの特売やっていますよね。
食べたくなれます。
それとも、コンビニのおでんでも買いに行きましょうかね。

最近は、焼き魚も売られています。
レトルトの湯煎バージョンですけどね。
あれも、悪くはないです。
日本酒呑む時、魚が食べたくなる世代になって来ました。

日々の暮らしの中に、ささやかな幸せがあります。
ありがたい仏縁だと、感謝して暮らさせて貰っています。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。
それを願うばかりです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事でありますよう。

最後まで、鮭を焼いただけのお手軽料理の話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。