''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

寒ブリの刺身と燗徳利の晩酌タイム より。

肌寒いです。
すでに、12月と来れば、極月です。
今年も、30日ありません。
月日の流れは、速いです。(じぇじぇじぇ)

そう言えば、じぇじぇじぇは流行語大賞に選ばれていましたね。
甘ロスの方には、喜ばしいニュースかもしれません。
後の番組『ごちさうさん』も続けて録画して見ています。
季節は冬なのに、番組の上では、天神さんの季節です。

昨日の鱧の落としは、花が咲いて美味そうでしたね。
生けの鱧しか、ああなりません。
京都は、祇園祭に鱧がよく食されます。
もともとは、海の生き物ですが、生命力が強く内陸地の京都まで生きて届けられる貴重な魚でしたからね。

しかし、骨が多くて食べられなかったのを、骨切りと言う特殊な技術で、あれだけ美味い料理に早変わりです。
先人の知恵に感謝です。

でも、今の季節は、冬です。
冬にしか食べられない美味い物もあります。
俗に、「寒」という言葉が付きます。

私の身近な物には、やはり寒ブリですね。
ブリは、漢字では、魚編に師走の師の字が当てられています。
一年でもっとも美味い時期であり、正月を控えて、値段も高騰する時期です。
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この日の寒ブリも、富山風に言うなら、キトキトです。
皮の部位が、きらっと光っています。
きらっと、言えば、今月12月の特集号・赤穂浪士の目標、吉良上野介殿です。
浪士の中では、卜一(ぼくいち)と符丁で呼ばれます。

浪士の中では、決められた符丁が使われます。
顔の見えない中でも、敵と味方の区別するために、合言葉を決めています。

有名な、「山」に対して「川」です。
ここまで来れば、次の方は、「豊」と答えなければなりません。
アメリカ橋」もついでに歌う必要もありませんし、遠くから「兄弟船」の歌い出しも、ここでは不要です。

確かに討ち行った吉良家で、畳のまにまに、命の花が散ったり散らされたりしています。
兄弟でなく、主従のしがらみです。
あの寒空に、寒かったと思います。
熱燗徳利があれば、「おひとつ」と勧められたかもしれません。

空腹の方は、心配ありません。
懐中に焼いた餅を持参しています。

おやつは、一人300円までの決まりはあります。
弁当のフルーツは、その中には入りません。
もちろん、空腹をしのぐ焼いた餅も、その中に入りません。

やはり、腹か減っては戦が出来ません。
と言うよりイライラして冷静な判断が出来ません。
正門に、内蔵助殿が陣取っています。
総大将ですから、逐一伝令の者が、情報を伝えて、正しい判断で、駒を進めます。

最後の一手が、内匠頭のお肉通しの短刀で、止めをさして、首を打ったと言う事になります。
それは、芝居や映画の話です。
真相は、たまたま突いた鑓先に当り、すでに絶命した後の呆気のない幕切れらしいです。

やはり、内蔵助が上野介の面体を改め、額の傷、背中の傷、そして、上等な絹の着物から、本人に間違いなしとして、最後のお覚悟を「さぁ、さぁ、さぁ」と47人の目線で押しつけるシーンです。

このシーンは、勘三郎さんの人間らしいシーンでも良かったし、錦之助さんの凛とした声を詰まらせたシーンでもいいです。
赤穂浪士の見せ場です。

お肉通しの短刀も、柳刃のようなすっと斬れるといいのですがね。
刺身も、一気に柳刃で一振りに切ったら、角が立ちます。
新鮮な寒ブリ美味さが、凝縮されています。
脂が甘いです。

醤油も、その脂で弾いて、湯玉のように弾かれます。
新鮮で美味いでしょう。
もちろん、しょうゆことですね。(笑)

これには、お決まりの熱燗徳利がよく似合います。
酒は燗 肴は刺身 酌はタボ
やはり、ぴったりの名セリフです。

しかし、こちらは、慰労の手酌酒です。
「しょーさん おひとつ」
「すまないね」

こんな一人セリフなら、まるでミル姉さんの一人で演じる映画『もう頬杖はつかない』での、森本レオさんと桃井かおりさんの会話のシーンみたいです。
森本レオさんが、そっくりです。
腹抱えて笑えます。
まさしく抱腹絶倒です。

今夜の晩酌タイムは、昔のバラエティー番組を、ユーチューブで見ながら呑むのもいいかもです。
昔のアイドルスターの懐かしい歌のシーンも捨てがたいです。
完全に毒されています。

酒は静かに呑むべしです。
酒に笑いは必要ありません。
と言うか、あっても別に困りません。
陰気な酒より陽気な酒がいいです。

こんな晩酌タイムに感謝しています。
ありがたい仏縁を頂けたと感謝しています。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。
それを願うばかりです。
今日も一日、私も世の中も、平穏無事でありますようにと念じます。

最後まで、とうとう来たねと、きらきら光る南部坂の話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。
(そちらは、硝子坂ですよ)