いよいよ、極月半ばの14日です。
今夜、正確には15日の未明に打ち入ります。
「各々方(おのおのがた)」
長谷川一夫か、萬屋錦之介、はたまた高倉健か、五代目中村勘九郎(後の十八代目中村勘三郎)かですね。
それぞれに、大石内蔵助の姿があります。
昼行燈と呼ばれるくらいの雰囲気は、中村勘九郎さんの内蔵助は良かったと思います。
私の中では、やはり、深作欣二監督の『赤穂城断絶』の萬屋錦之介さんが、もっとの驚きの内蔵助でしたね。
共演者も豪華でしたからね。
赤穂浪士系では、珍しい討ち入りの後の切腹シーンが印象的でした。
最後の内蔵助が切腹に向かう廊下の近くには、棺桶がずらりと並んでいたのも、印象的な絵です。
まだまだ勧善懲悪的な、吉良家は悪であり、仇討ちが正義の大義名分が、昭和や平成にも感じ取れました。
社会の悪に対する国民の怒りのはけ口になっていたようにも思います。
江戸時代でも、事件の大夫と後になって、歌舞伎になって芝居として人気を博していました。
もちろん、講談、浪曲、落語等の話芸の正解では、12月は言えば、赤穂義士伝が人気でしたからね。
12月の師走になって、寒さも厳しくなって来ると、コタツで温かいモノが欲します。
関東煮(おでん)と言えば、枕詞のように、燗酒と言うのが入ります。
付き物ですね。
でも、かの美食家の北大路魯山人は、酒には関東煮(おでん)は合わないと言われます。
多分、油を使ってモノや、練り物などが、日本酒と合わないと言っているのだと、勝手に解釈しています。
天ぷらなど油系の料理では、日本酒は合わないことが多いですからね。
やはり、ビールか発泡酒の方が、合う気がします。
大根も豆腐も玉子も厚揚げも、熱々です。
寒い時には、何よりのご馳走です。
飴色大根も、煮込んだ豆腐も、竹輪も、柔らかしい牛すじ肉も、美味いです。
時代劇を観ながら、関東煮(おでん)と燗酒で、楽しみたいところです。
ちびまる子ちゃんのお父さんもいつも日本酒を呑んで、テレビを見ながら晩酌している感じです。
ご家庭によっては、食事しながらのテレビを禁じて居られるご家庭もあるやに聞きます。
我が家は、テレビがないですが、Primeビデオや、ネット動画で観ながらの晩酌タイムはありですね。
昭和の子供の頃の年末の大晦日と言えば、レコード大賞に、紅白の流れでしたね。
国民の多くが、当時のヒット曲を知っているのが、常識でした。
町中に、流行歌が流れていました。
店舗では、有線で流行りの歌も流れていましたからね。
でも、平成・令和になって見れば、レコード大賞も、紅白も見ないし、世代によって流行っている曲が違います。
こんな時代が来ようとは、昭和の昔には、考えなかったですよ。
時代が変わっていも、自分の好きなアイテムで、自分の好きなビデオライブ、映画やドラマを観ています。
これは変わらないですね。
大きなリビングで50インチ超の大画面のスマートテレビで、自分の部屋でスマホの小さな画面で、それぞれに楽しめます。
これもありがたいことです。
体も心も温めてくれます。
私の令和の47皿目は、赤穂浪士の所縁の数字に因んで、記事を掛けたのは、ありがたいことです。
親子3人のささやかな暮しに感謝して暮させて貰っています。
ありがたいことです。
ささやかな「よかった」を探せて暮させてもらっています。
ありがたいことです。
日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。
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