''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

新生児の里親探しと独り占めの愛情

昨日深夜のドキュメント番組をたまたま見ました。
話の内容は、北海道立中央乳児院の話です。
ここに入ってくる子供は生後1ヶ月未満の新生児が大半です。中には産婦人科の病院から直接この施設に入る子供もいるようです。

家庭の事情で子供を育てることが出来ない。もしくは、親が育児を放棄した等に理由かさまざまなようです。

中には、1度も親に抱いてもらうことなく、初乳をもらうことなくここにやってくる子供もいるようです。人として生を受けて生まれておきながらなんとも哀れです。

親として、人として無責任の代償を子供がうけることになります。
この世に偶然はありません。偶然の偶然は、まさしく「必然」です。

もって生まれた宿命です。でも、悲しまないで下さい。大きくなって幸せをつかんだ人は多くいるはずです。生まれは不幸でも人生が不幸とは限りません。

ここの施設は最長で2歳までしか入られないようです。それまでに里親が見つかれば里親の子供として人生を踏み出すことになります。法律的に「特別養子制度」というのがあります。普通の養子でなく、より実子に近い養子制度です。この適用を受けれます。

里親の元で愛情を独り占めして、健やかに育ってもらいたいものです。

里親になりたいと思う方もおいでですが、そうは行かないことがあります。
我が子を捨てて置きながら、実親が親権を手放さないことが多いようです。人にやるのはいや。でも育てるのもいや。親権は親の権利とばかりの主張です。親権は子供のための権利です。

まれに子供が成人してスターにでもなれば、親と名乗り出るつまりでしょうかね。

理解が出来ません。育てるうちに親としての愛情が生まれてくるように思えます。子供のいない私にはバーチャルなのでしょうか?

この施設も一年後には民営化されるようです。北海道の知事がインタビューに答えておられましたが、人間の顔には見えなかったのは私だけでしょうかね。この知事は、女性の方でした。経費削減ならいくらでも出来るはずです。年間5億円を削減する。このためだけにこの施設はなくなります。民営化することによって今の場所から立ち退くようです。

民営化することはいいことですが、利益を全く生み出せない福祉事業に民営化の終着駅は見えています。少子対策という名のもとに多額の税金が投入さています。少子化担当大臣までおいでのくらいですから、その元に働く方もおいでのはずです。何とかからないものでしょうか。

人として生を受けた以上幸せになることが最小の天命です。
人の命が、他人の命が訳もなく、犬ころの様に扱われています。

人は生きていると勘違いしています。
与えられた天命を全うするために、人は生かされています。
生かしてもらっているんです。
謙虚に今、生きていることに「感謝」の気持ちさえあれば、人と人の多くの物事は解決できるように思えます。

地震の被害にも心痛みます。一人でも多く助かれば何よりです。被災者の手厚い援助に政府はなすべきことをやって欲しいです。担当大臣が現地に行かれるのはいいですが、被災者の援助より大臣をお出迎えする仕事を、最優先でせずにやってもらいたいです。

こころ傷むことが多いなか、最後まで読んで下さったことに心より感謝します。
本当にありがとさんです。