''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

普段着の京都 三都物語

京都は古都でもあり、多くの寺院仏閣が立ち並んでおります。しかし、京都に生まれ育った生粋の京都人は観光地に行ったことがない方が驚くほど多いです。
幸い私は兵庫県に生まれですから、最初に京都に住んだ頃は、毎週名所旧跡に足を運んだものです。
しかし、既に20数年が過ぎると観光客の皆さんがよく行かれる場所には行ってないことに気づきます。

でも、何気ない京都があります。庶民の暮らしでの京都が好きです。自分だけのお気に入りの場所がたくさんあります。観光客の知らない普段着の京都も楽しいですよ。

人の多いところが結構苦手です。ところが、時に人ごみを求めることもあります。

石川啄木の歌に次の歌があります。

  ふるさとの訛(なまり)なつかし
  停車場の人ごみの中に
  そを聴きにゆく         「一握の砂」より

東京に出て来たけれど、知り合いもなく寂しさの中、東北からの玄関口の上野駅に東北の「ズーズー弁」が聞きたくなって足を運んだことを詠んだ歌です。

こういう気持ちで人ごみの中に行くと言うと、情緒があっていいのかも知れません。しかし、私の場合には市場に行きたくなります。食材が見たくなります。いまの旬は何かとか、これを昼ごはんにしようとか、夕飯にしようとか考えながら歩きます。

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            写真は観光客の方です。筆者ではありません。

京都には錦(にしき)市場と言うのがあります。食材が何でもそろう市場です。市場の6~7割は魚関係の店舗です。高級料亭からの注文にでも応えられます。あとは野菜を扱う店、漬物の店、鶏肉専門の店、玉子専門の店、お惣菜の店と続きます。ぶらぶらと見ているだけでも楽しいです。

通りの幅は、大人二人が横に並ぶと向うから来る人とぶつかるほどの幅しかありません。
大変な人ごみです。市場の通りの長さも結構あります。いい散歩になるくらいです。
京都の庶民の市場でもあります。


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一歩抜け出して鴨川にやって来ます。鴨川の上の方から下は塩小路の辺まで、鴨川を歩いて散歩できます。今また鴨川も一部開通していないところもありますが、伏見の上の方まで鴨川を歩けるように舗装されています。


私は四条から七条までぐらいを散歩によく使っています。時には錦市場仕入れた食材をお昼ごはんに昼間からビールちょっと一杯何てこともよくあります。

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ごく普段着の京都です。

鴨川に魚が結構います。
大きな鯉も見かけます。
大きな野鳥もよく見かけます。
もちろん、鴨も水面を泳いでいます。

心安楽ぐ空間です。自分にとっての癒しです。

忙しさから抜け出して「ぼっーと」しに鴨川にやって来ます。
ちょっとだけ幸せ感じます。小1時間ほど何もしないで鴨川を見て過ごします。
こんな時間を持てたことに「感謝」です。

日々の生活の開放に京都こられる方多いです。でも自分だけの癒しの空間や場所お持ちでしょう。分かる気がします。

今日もこのブログ見てくださってありがとさんです。癒しの時間になれば、さいわいです。