''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

鴨川散策、団栗橋から五条橋、西側辺り より。

朝から生憎の天候ですね。
少し雨がパラパラしています。
どんより曇った天候です。

 

日本あたらこちらで、天候が悪いようです。
それにしても、竜巻の被害が大きいことに、驚きです。
子どもの頃、日本では大きな竜巻は、発生しないと教わりました。
アメリカの話だと思っていたのが、日本でも巨大な竜巻とその被害に怯えます。

 

小生のような貧家の長屋暮らしなら、一瞬にして、崩壊しそうです。 
表道路から路地(ろーじ、と発音)の奥まった所に住していますので、家の前には大きな家があります。
その為、今まで台風にも大きな被害は無かったです。
しかし、竜巻では、瓦が飛んでしまいします。

 

残念なことに、被害者が出ていることに、人の運命を感じます。
明日のことも分からない人生ながら、いろいろと思い知らされます。
先日来、京都の祇園の事故、亀岡の事故と、どんなところに危険が潜んでいるのか、分かりません。
最近の事件といい、不思議なことが多すぎます。

 

安全という神話は、崩れたのでしょうかね。
事故は別にして、ある程度の災害は防げるものと考えるのは、人間の妄想でしょう。
京都の地も、そんな出来事の象徴が、鴨川です。

 

有名な白河法皇の「天下三不如意」と言われた「加茂川の水、双六の賽、山法師、これぞわが御心に叶はぬもの」です。

 

時の権力者でも、一度狂った鴨川の勢いを止めることは、不可能です。
日頃あんなに穏やかに鴨川も、雨が続いたり、台風の時には、物凄いことになります。
何度も見たことがあります。
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先日、ゴールデンウィークの一日、買い物に出かけました。
その帰り、団栗橋辺りから少し下がったところに、小さな公園があります。
ここからなら、鴨川の西側、川沿いの道を歩けます。

 

観光客なら、大抵整備された東側を通られます。
西側の入口が分かりにくいです。
四条や三条辺りなら、整備されていますが、団栗橋辺りからは、少し前のままです。
地元の人が、犬の散歩に使われます。

 

ここを過ぎれば、松原通りの橋には、上がれません。
橋に上がるとなると、五条大橋まで歩かないといけないです。

 

しかし、鴨川の二条から五条までの西側だけに、床と呼ばれるテラスがあります。
もちろん、飲食店のお店が多いです。
個人の床もありますけどね。
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ここから夏夕涼みしながら、飲食するわけです。
下から見るとこんな風になっています。

 

大正時代には、こんな形でなく、鴨川の中に、床を張って貸席として営業されていたとも聞きます。
それが次第に料理屋さんになり、お店に固定された床として営業されて来たのでしょう。
その床で涼んで食事するといいでしょうね。
一度したことがあります。

 

それが以外に暑いです。
風がないと、ムッとします。
涼しげに思えるのは、床で食事される方でなく、それらを見られる方のようです。

 

床からの景色はいいですね。
比叡山も見えます。
夜には、比叡の火も見えます。

 

「鴨川に 立ちて比叡の 峰あかり」 蛯名正人

 

石碑に刻まれた句碑が思い出されます。
何とも、峰あかりがいいですね。
私にとっても、峰あかりは、大切なキーワードです。
いつもの「ともし火」に、安らぎを覚えます。
長く灯ってもらいたいです。

 

この時期は、まだ暑くもなく、心地によいです。
鴨川の土手に腰掛けて、眺める比叡のお山もいいです。
京都を守護する要です。

 

そんな鴨川も、今では整備され、水害にもそれほど多くありません。
今では真っ直ぐなかも鴨川も、平安の御世には、その水量によって蛇行する暴れ馬だったでしょうね。

 

六条と七条の中間に枳穀邸(きこくてい)という東本願寺の別邸があります。
平安時代の初期嵯峨天皇の第八皇子、源融光源氏のモデル)が造った屋敷があったと言われます。
枳穀邸は、その遺蹟の一部と言われています。
場所は、河原町通りに隣接しています。

 

あの辺りまで、鴨川が蛇行していたとなれば、今の京都駅南側は、土地が低いのでそこに暮らす民は、さぞや難渋したことでしょうね。
既に、碁盤の目から言えば、九条、十条辺りになります。
今でも、鴨川が大きく曲がっています。

 

天災は忘れた頃に来ると言いますが、最近の状況では、忘れるまでもなく、災害の被害が続出しています。
これも、地球温暖化のせいなのか、何か地球に変化があるのか、不安です。

 

こうなると、やはり穏やかな日常がありがたいです。
日々の暮らしの中に、幸せがあります。
ありがたいことに、私は仏縁を頂いています。
ありがたいと感謝しています。

 

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。

 

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

 

最後まで、橋の下からの風景の話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。