''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

トクメンに見る人生観 齢105歳


刑務所で、受刑者に俳句や絵画を教えたり仮釈放前の心構えを説く篤志面接委員、通称トクメン。手弁当で、受刑者と社会の架け橋となっている。姫路少年刑務所の黒田久子さん(105歳)は全国におよそ1800人いるトクメンの最高齢。(上記ホームページより)

昨日深夜トクメンの特集やっていました。主人公は105歳のおばあさんです。トクメンとは上記に書いた篤志面接委員です。この黒田さんトクメンになって50年以上という超ベテランさんです。ボランティアでやっておられます。

黒田さんは言われます。この50年犯罪が変わって来たと。
犯罪動機も生活苦や家庭の事情から、個人都合に変わってきたようです。
犯罪はあってはなりません。でも、犯罪を犯したからと言って隔離することも出来ず、何年か先にはシャバ世界に返ってきます。巷に犯罪者がうじゃうじゃしているのが現実です。
更生したした人は一握りです。すぐに罪を犯して刑務者に戻ってきます。

黒田さんは特に「性犯罪」についての提案をされています。医療の元での受刑が必要だと言われています。加害者のための特別の施設が必要だと提案されているのです。

何がいいのか悪いのか安易に答えることが出来ない複雑な社会です。
人ごみの中に無差別に人を殺傷する。まさに精神がいかれています。一つ間違えば、精神に支障のあるものの犯罪とて法の裁きを受けません。

精神病と精神に支障の来たした犯罪者とは、大きな隔たりがあるにもかかわらず、一緒のような報道です。報道する側にも責任があります。

番組の中で賞を受けておられる黒田さんにインタビューされていますが、黒田さんは言われます。

私はあなた方報道の人にお話しすることはありません、わたしは受刑者に話すことがしごとです。報道の方はこのようなことを報道するのがあなた方の仕事でしょうと、言われました。(正確な表現でなく、私個人が感じた言葉として書きました。)

齢105歳には独特力強さがあります。名誉も地位、富もそれには見えません。信念で述べられています。

心打たれた気になりました。深夜でなくゴールデンタイムでやって欲しいと思います。多くの人に考えて欲しいです。

人としてどう生きていくのか難しいです。言うは簡単、実行するのは大変難しいです。
天命を全うすべく精進するだけです。今日も生かせて頂いています。ありがたいです。

最後まで読んで下さいましてありがとうございます。