''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

京のやき餅 小倉山荘より

京都聞けばいろいろなイメージがあります。
京女、古都、寺院仏閣、水菜、漬物、みすや針、和菓子もありますね。
生菓子も茶道の家元があることから、茶席に出される菓子にも美と味を求められます。

京都のお土産といえば、「おたべ」や「八橋」を思い出す方も多いでしょう。
京都に住んでいると「おたべ」は食べることがありません。
お土産のイメージがありますからね。
差し上げても頂くことはありません。

ときに機会を得て食べると、これが京のイメージなんでしょうかねと思って頂きます。
味もよく出来ていて、誰もが「これこれ」と思いますものね。
伊勢に言ったら「赤福」ですね。
子供の時からテレビのCMで刷り込まれています。

味も食品偽装問題はあったものの変わらぬ味です。
作りたての本店の味は、格別との妹のリポートに納得です。
北海道と言えば「白い恋人」ですね。
勝手なイメージが専攻しますね。
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仕事場の同じフロアーのOMさんから頂きものです。
いつもありがたく頂戴しています。いつもありがとさんです。
長岡京市にある㈱小倉山荘のおかきです。
おかきでは有名です。
前回は「小倉満月」を紹介しました。

このやき餅は見た目は普通のおかきです。
でも、よく出来ています。
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黒豆の風味と食感が程よく、いい心持ですね。
硬すぎず、柔らかすぎず、さくさくとした口中で奏で(KANADE)るリズミカルなサウンドです。

黒豆もよく炒ってあってさくさくとしたリズムに仄かなアクセントです。
全体のリズムを狂わすことはありません。
シンバルのような驚きとインパクを口中で饗宴します。

塩加減も程なくいいですね。焼餅の素材を殺していません。
それでいて「もう少し」とも言わせぬ絶妙の功がそこにはあります。

鼻腔に抜ける焼いたおかきの香りが余韻を残します。
残り香の長いこと長いこと、ひとり悦に興じます。

品がいいというのが全体の感想です。
たった2枚のジェラシーです。
いえいえ焼き餅でした。(京都はここしか笑うとこないですよ)

菓子にも癒されます。
日本人でしか味わえない味でしょうね。
季節もいいです。
温かいお茶にもあいます。塩加減の妙が緑茶にもほうじ茶にもよく合います。
日常品よりは、お値段もはりますが、御使い物です。

たまには「おたべ」でないワンランク上のお土産は如何でしょうね。
一歩一歩京都の達人と化していかれます。

四季を感じるのも味ですね。
ありがたいと、こころより感謝して生かせてもらっています。

最後までつたない独り事にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。