''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

セミの抜け殻から見える世界。

セミの声に朝から目が覚めることがあります。
時間は6:00過ぎです。
気の早いセミもいるものです。
でも、セミは成虫になってから、2週間の寿命しかないと聞きます。

子供の夏休みのセミ取りが待っています。
寿命をまっとうすることも出来ないのが事実です。
300個の卵からセミの成虫になれるのは1~2匹ほどでしょうかね。
選ばれた精鋭です。
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幼虫に至っては7年も地中で暮らすわけです。
それで、成虫になって2週間です。
セミのとしての性です。

お釈迦さまは、6年からの苦行の後、菩提樹の木の下で悟りをひらかれました。
そう思うとセミの抜け殻もありがたい気になります。
苦行の末に見た世界とはどのような世界であったのか?

6年以上に、忙しい大切な2週間の最後の仕事が待っています。
子孫を残すの一念です。

セミの生涯でどの時代が一番楽しいのか、セミに尋ねて見たくなります。
成功するまでのプロセスが楽しいと思います。
懸命に時間を過ごしている時が楽しいと思えるはずです。
つまり、今が楽しいわけです。

そう思えれば幸せです。
後悔の無いように過ごす。
これが一番です。

この抜け殻のセミ、どんな生涯を過ごしたのでしょね。
そう思うと、セミの声もなんだかありがたいとも感じます。
うるさいと思うと、人生の苦悩に愚痴ばかりの生き方に恥ずかしいとさえ思えます。

でも、普通の人間である以上、嫌なこともあります。
悲しいこともあります。怒りたいことや愚痴もあって当然です。

人ですからそれもありだと思います。
でも、セミから学んだ懸命に生きる姿は忘れません。

生きているわけでなく、やはり生かされている実感します。
セミの生涯ですら、そうなのです。

人は、幾億の中から選ばれた精鋭です。
同じ父母からのDNAの幾億通りの組み合わせから、選ばれたはずです。
天命により、選ばれたのだと思います。

人それぞれ仕える主は違えども、選ばれたことは事実です。
偶然の偶然は必然です。

そこにあなたの魂が、あなた自身で魂と肉体を一体となしたのも事実です。
あなた自身の生への執着です。

生きたいと思う一念に、主があなたを選んだ。
そして、今ここに生きています。

生きているわけでなく、生かされています。
天命に耳傾けてください。

セミにも天命が聞こえたかどうかは、私にも分かりません。

生きているわけでなく、生かされていると感じると謙虚に生きて行けます。
ありがたいと感謝の気持ちからいろいろなもののご縁につながります。
ありがたいことです。

最後まで、その日暮のピィーピィーゼミの不思議な話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。