''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

ホンダS2000 TYPE S をのぞいてみたら。

先日、仕事場のバラさんからDVDをお借りしました。
ホンダS2000 TYPE SのDVDです。
ホンダの販売目的に作られた非売品です。
あるのは知っていましたので、機会を得て、見てみたいとかねがね思っておりました。
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私はスーパーカーの世代です。
子供の頃、スーパーカーのブームがありました。
私のブログにも書いたことがあります。
カウンタックやポルシェ930ターボ、写真の中でしか知らない車の世界です。

日本に数台しかない車が日本中を席巻します。
時々高速道路をスーパーカーが走るのを見ることがあるくらいです。
そんな世代です。

カードを集め、車の名前を覚える。
プラモを作り眺める。
男の世界ですね。
女性にはなかなか理解できない世界です。

車であったり、電車であったり、時計であったりします。
男には、収集癖、データ癖があるようですね。
使いもしないものを集めて眺める。
それで満足です。

倉庫は、わけの分からないものであふれています。
そんなことないですか?

このスーパーカーの世代より、上なら実際の小型車ブームがありましたね。
S600 S800の小型車です。

トヨタにもスーパーカーに匹敵する車がありました。
トヨタS2000GTです。(1967年~1970)
日本の誇る名車です。(トヨタヤマハの共同開発、ヤマハの生産委託)
造り込みもしっかりしています。

内装パネルは、ヤマハ楽器製造が作っています。
木目も美しさは、楽器そのものですね。
しかし、高価なため337台しか作られていません。

テレビでみましたが、今でも乗られている方もおいでです。
素晴らしい事です。
上手にメンテさえすれば乗り続けられます。

ベースにある技術と素材の良さが左右します。
それが名車の由縁です。
今でもそのデザインといい、きめ細かい神経を感じます。

もちろん、私ごときが乗れるわけもなく、実際見たこともありません。
映像を通してしか見たことがありません。
とても買える金額ではありません。

この車の量産型にトヨタS800があります。
通称、「ヨタハチ」です。(1965年3月発売)
漫画『よろしくメカドック』で女の子が乗っていましたね。

こちらは、知り合いが乗っておられたので見たことも触ったこともあります。
こちらも名車ですね。
日本の得意、小型車の分野です。

これに対抗するのはホンダS600 S800です。(S500というのもあります)
私的にはS600通称「エスロク」ですね。(1964年3月発売)

こちらは実際見たことがありません。
なんとも日本車離れしたデザインです。
今でも通用しそうです。

エンジン、デザインともに本田宗一郎の真髄でもあるように感じます。
ホンダの持ち味でもあります。

そのホンダのSシリーズの復活版が、S2000です。
1999年4月に復活です。
排気量が2000ccというのと、2000年を意識したネーミングのような気がします。

何とも個性的なホンダ車です。
時代はスポーツカーではなかったような気がします。
でも、メルセデスベンツのSLK200 SLK230の発売ですね。(1997年発売)
世界で大ヒットした車です。

今でも時々見かけます。
ハイソな女性が乗っておられるイメージです。
とても品がよくカッコいい車です。


この辺から、ホンダ車トヨタ車も同じようなモデルが発売されます。
ホンダは、S2000ですね。
ワクワクしたのを覚えています。
ちょっとした憧れですね。

実際にオープンカーにもなる車を所有するのは、現実離れしています。
まして、二人乗りのスポーツカーなら、より非現実です。
ですから、DVDで乗った気になりたいですね。 

バラさんに借りたDVDの中のS2000はさすがです。
コースを走るスポーツカーは憧れです。
実際乗ることも所有することもないと思うとなおさらです。

男とは、こうした非現実にあこがれます。
乗ってみたいと感じるだけの人、何が何でも手に入れる人に分かれます。
車命(くるまいのち)の人いますからね。
私はそこまでではありません。

DVDから見るスポーツカーも楽しいですよ。
それで満足出来ます。

人の欲はキリがないです。
何がなんでも必要なものは、手に入れなければなりません。
求めることを希望にして働くのも素晴らしい事です。

でも、どんなことでも手に入れるまでの期間が楽しいのであり、手に入れてしまうとあっけないものもあります。

でも、本当に必要なものはその後も長く使うことも必要です。
使いにくいものであっても、一度愛したら生涯尽くす。
これに尽きます。

愛車を求めたら、最後まで付き合いたいです。
それが愛車を求める上での哲学でもあると思います。

新しい車が出ると次々換えるのも、それも車との接し方です。
でも、一つの車を乗りつぶすまで乗るのもすごい接し方です。

物に執着はしませんが、愛し方には執着したいです。
人に対しても物に対しても、そこにはご縁があるように思えます。

いろいろなご縁の中に生きています
いえ、生かされています。

使う愛車にも感謝して使うことも、物を大切に扱う作法であると感じます。
ささやかなありがとさんは、あちこちにもあります。
その中で私どもは生かされています。
ありがたいことです。

最後までお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。