食料と考え、それを海の海洋資源と考えるか、生き物や生命として捉えるかは、微妙なものです。
海水の水温が上昇しつつあり、温暖化が叫ばれる中、海洋の生物との取り組みも転換期に入ってきているのかも知れません。
海水の水温が上昇しつつあり、温暖化が叫ばれる中、海洋の生物との取り組みも転換期に入ってきているのかも知れません。
日本本州近郊の海では、珊瑚などの亜熱帯の動植物が見つけられると聞きます。
その内、日本の食卓は様変わりしそうです。
その内、日本の食卓は様変わりしそうです。
マグロだけでなく、昔は庶民の魚と言えば、鰯です。
安くて美味い庶民の魚の代表です。
魚のランクでは、下魚の扱いです。
しかし、片口鰯といい、大羽鰯といい、様々の味わいを与えてくれます。
安くて美味い庶民の魚の代表です。
魚のランクでは、下魚の扱いです。
しかし、片口鰯といい、大羽鰯といい、様々の味わいを与えてくれます。
まさに日本は、鰯天国です。
下魚などとは言わせません。
下魚などとは言わせません。
その鰯も今や高価になりつつあります。
食卓のおかずにもなかなか上りにくくなっています。
確かに、青瀬の魚は匂いがあります。
この匂いを取り去るのが、和食の良さです。
食卓のおかずにもなかなか上りにくくなっています。
確かに、青瀬の魚は匂いがあります。
この匂いを取り去るのが、和食の良さです。
酒を入れて臭みをとり、生姜を入れて臭みをとりします。
大切なのか、煮汁を熱くした状態で魚を入れています。
魚の淡白質は、熱によって凝固します。
大切なのか、煮汁を熱くした状態で魚を入れています。
魚の淡白質は、熱によって凝固します。
冷たい煮汁から煮ると、煮汁が臭くなると聞きます。
私は、残っている梅干を沢山入れます。
煮汁で炊かれた梅干も食します。
何々オツな味です。
私は、残っている梅干を沢山入れます。
煮汁で炊かれた梅干も食します。
何々オツな味です。
醤油と酒と味醂で炊かれた梅干は、酸味も塩気も程好く抜かれています。
酒の肴にもなります。
ですから、盛付にもそこに添えます。
鰯の上には、白髪ねぎをあしらい、一味唐辛子を振っています。
イチラーですからね。
全体が赤い色合いですので、緑のホウレン草を添えてみました。
なかなか美味そうな色合いの盛付です。
酒の肴にもなります。
ですから、盛付にもそこに添えます。
鰯の上には、白髪ねぎをあしらい、一味唐辛子を振っています。
イチラーですからね。
全体が赤い色合いですので、緑のホウレン草を添えてみました。
なかなか美味そうな色合いの盛付です。
やはり、お気に入りのはまぐりの中皿です。
はまぐりの中皿、よく使いまわしします。
盛りよい皿はあります。
はまぐりの中皿、よく使いまわしします。
盛りよい皿はあります。
大きさといい、その皿の色合いといい、飽きが来ません。
色柄の皿では、ある程度の使いまわしの限界がありますからね。
百均としては、満足の行く皿です。
色柄の皿では、ある程度の使いまわしの限界がありますからね。
百均としては、満足の行く皿です。
まずは、食します。
光物らしく、いい光沢があります。
箸で身を摘みます。
光物らしく、いい光沢があります。
箸で身を摘みます。
上手に半身が取れます。
白い綺麗な身です。
皿に溜まった煮汁に少し漬けて、口中に運びます。
白い綺麗な身です。
皿に溜まった煮汁に少し漬けて、口中に運びます。
「うーん。美味い」
下魚最高です。鰯万歳です。
熱い燗酒が、いとおしい口中で出会います。
下魚最高です。鰯万歳です。
熱い燗酒が、いとおしい口中で出会います。
主客の交わりです。
鰯にとっては、お酒が主で、お酒にとっては鰯が主です。
ともに主客の言い分を言いません。
一期一会の出会いです。
鰯にとっては、お酒が主で、お酒にとっては鰯が主です。
ともに主客の言い分を言いません。
一期一会の出会いです。
醤油加減もなかなかです。
少し甘みも控えました。
照りよくするためにも、水あめを入れました。
少し甘みも控えました。
照りよくするためにも、水あめを入れました。
上品な甘みと言えます。
ごはんの共になら、砂糖で味を濃くしてもいいですね。
お酒には、ほど良い旨みです。
ごはんの共になら、砂糖で味を濃くしてもいいですね。
お酒には、ほど良い旨みです。
口の調子を変えるべき、味をつけていないホウレン草の湯がいたものです。
こちらは口中に投じます。
醤油の塩分も、ホウレン草の味わいがちょうどです。
口中を綺麗にしてくれます。
こちらは口中に投じます。
醤油の塩分も、ホウレン草の味わいがちょうどです。
口中を綺麗にしてくれます。
そして、煮梅を続けて、投じます。
程よい酸味と梅を煮た柔らい加減が、口の中をさっぱりとさせてくれます。
ここでお神酒の清めです。
程よい酸味と梅を煮た柔らい加減が、口の中をさっぱりとさせてくれます。
ここでお神酒の清めです。
うまい。
醤油気を口が欲します。
また、鰯の身を口に投じます。
ここでも、お神酒の清めです。
また、鰯の身を口に投じます。
ここでも、お神酒の清めです。
うまい。
ささやかな幸せです。
こんな下魚の鰯がこれほどに美味いと、海ある和国に生まれて幸せです。
魚には、やはり日本酒が合います。
こんな下魚の鰯がこれほどに美味いと、海ある和国に生まれて幸せです。
魚には、やはり日本酒が合います。
米の旨みと魚の旨み、本来日本人に脈々と流れるDNAを感じます。
こんなありがたい海の魚が、絶滅するのか、やはり環境の問題です。
こんなありがたい海の魚が、絶滅するのか、やはり環境の問題です。
海を汚し、水を汚した報いです。
因果の関係は、かならずあります。
原因と結果は、必然の関係です。
因果の関係は、かならずあります。
原因と結果は、必然の関係です。
今あることも必然です。
生かされていると感じることで、今の自分が肯定されます。
必要とされていると言うことです。
生かされていると感じることで、今の自分が肯定されます。
必要とされていると言うことです。
自然の中に、人は存在しています。
自然の主とはなれません。
自然の客となるしかありません。
そこには、主(あるじ)に対する礼節があり、節度があるはずです。
自然の主とはなれません。
自然の客となるしかありません。
そこには、主(あるじ)に対する礼節があり、節度があるはずです。
今それが、問われています。
自然の警鐘は、難しい問題でなく、食卓の問題です。
旬を食する。
それだけでも、警鐘を感じます。
自然の警鐘は、難しい問題でなく、食卓の問題です。
旬を食する。
それだけでも、警鐘を感じます。
春には春を食し、夏には夏を食します。
四季を見つける、四季を感じる生活が、人としての営みです。
自然の中に居るので、共に共存できる道はないのでしょうかね。
四季を見つける、四季を感じる生活が、人としての営みです。
自然の中に居るので、共に共存できる道はないのでしょうかね。
多くを望まず、今ある幸せに感謝できる生活はありがたいです。
それを幸せと感じられることに喜びを感じます。
それを幸せと感じられることに喜びを感じます。
今日も一日平穏無事に過ごせますように、手を合わせます。
最後まで、鰯の賄い飯の話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。