''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

ちいろばのカレー2種より。

梅雨明けの声は聞こえ来そうですね。
天の晴れ間と同時に暑い暑い日差しです。
夏の空がそこにあります。

そうなると雨も恋しくなります。
祇園祭が終わると梅雨も明けると、昔からの言い伝えです。
なかなか美味いこと言います。
次は大阪の天神さんですね。
こちらは、毎年「きりんのたまご」のももさんの記事で楽しめます。

昨日は、祇園祭りを現地特派員からの写真で記事にしました。
ご苦労様でした。
そんな訳で、こっちこっちと、ご接待です。
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藤森近くの「ちいろば」と言われる最近流行りカフェーがあります。
いつも人気です。
そこのお昼の定食が人気です。
ここに着いた時間も、午後1時半前で、ランチタイム中です。

町屋の造りを生かした細長い鰻の寝床と言えます。
最近流行の家の中に庭があります。
テラス風ですね。
中庭というより長細い庭です。
庭を挟んで奥にも玄関が見えます。

カフェーは、長細い形の店舗です。
庭のために日差しが入って、なんだか、祇園にある何必感・最上階で庭を見ているような気分です。
不思議な安らぎがあります。
家としては、鰻の寝床になって住み難いような気もしますが、長屋は結構風が通ります。

思う以上に、涼しいですよ。
実は、貧家も公称築40年以上(50年は雄に超えていると思います)の古い長屋住まいです。
大きい通りから路地を入って来ます。
通りから一つ入ると車の音も聞こえにくい静かな生活です。

ちいろばの売りは、昼のランチですね。
残念なことに私たちの前で売り切れです。
仕方がないので、カレーを頼みました。
現地特派員は、野菜カレー、私はチキンカレーと2種類です。
(確か値段も、共に700円前後です。)
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野菜たっぷりの夏の野菜カレーって感じですね。
野菜は軽く火が入っているくらいですね。
彩りはいいです。
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私の注文したチキンカレーは手羽元の煮込んであるもので、皮付きトマトも煮込んであります。
野菜のうまみとチキンベースのスープですね。
なかなか悪くないです。

しかし、口は魚料理のお昼定食でしたから、何とも複雑でした。
口は魚のままです。
いつものように写真を撮ったりしてから、頂きます。
ブロガーの悲しい習性です。

配置を考えたり、お皿のセンターを決めたりして、写真撮影です。
最近、同じような写真を撮って頂いている方も時々見かけます。
デジカメであったりします。
私は愛用の古い携帯電話のカメラで撮影です。

使い慣れたものが一番です。
鰻の寝床と言えば、落語の「寝床」ですね。
元々は「寝床浄瑠璃」という古い上方落語の演目です。
それが明治になって、江戸に行って今の形で演じられます。

義太夫も話芸です。
義太夫(ぎだゆう)は、江戸時代前期、大坂の竹本義太夫がはじめた浄瑠璃の一種とあります。
義太夫浄瑠璃ではないようですね。
どちらにしても、お三味を背に唸ります。
太夫は、なかなか色っぽいです。

話は、大家のだんなの酔狂です。
下手の横好きと言いましょうか、義太夫を習っています。
それを披露したいが場所がない。
それならと大家のお店で、発表会を開催します。

番頭に近所に誘いをかけさせます。
提灯屋、小間物屋、金物屋豆腐屋と、誘いますが、呈よくお断りです。
だんなの義太夫が聞きたくないからです。

とにかく、下手ですからね。
ジャイアンの歌謡ショーか、ヒラメちゃんのバスの中での熱唱の拷問に近いです。

店の者はどうした?、とだんなが尋ねると、これまた持病や目が痛い(関係ないがな)と言い出す始末です。
結局、誰も来ません。
だんなは、ご立腹です。

しかし、だんなも気を使っています。
皆さんに、ご馳走をして、お酒やお菓子も用意して、皆さんに来てもらっています。
そこまでしても、来ないとなれば、最終兵器です。

店子は、大家の地位を利用して、全員出て行け、店の者には暇を出すと言い出します。
そこは、番頭が、まあまあと取り成します。
店子も追い出されてはと、しぶしぶ参上です。
店の者もそこに座っています。

番頭が、是非にもだんさんの義太夫が聞きたいと、取り成します。
当然、ご立腹のままです。

そこに是非にもと、みなさんお揃いですと、声をかけます。
そこまで言うならと、声の調子を図ります。
これがいつものパターンです。

しぶしぶ来た者は、呑んで酔っ払えば、気にならないと、呑めや食えやの食事タイムとなります。
皆さん、酔いつぶれて爆睡です。

これに腹を立てるだんなです。
しかし、ひとり、丁稚定吉が泣いています。

だんなも嬉しいと来ました。
しかし、だんなの義太夫を聞いて悲しいので泣いているのでありません。
定吉の答えは「みんなが寝ちゃって、自分の寝床が無かったんです」
これが寝床のサゲです。
♪チャンリン、チャンリン、デン・デン

夏の暑さには、鰻はいいですね。
最近流行のなぞかけです。
整いました。

夏の暑い日に食べるものとかけました、食う寝る所に住む所と解きます。
その心は、やはり鰻に限ります。
これが私のオチです。

今日も生かされています。
仏縁に感謝です。
ありがたいと感謝です。
小さな幸せ見つけます。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように祈ります。