''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

梅干のもう一つのお楽しみより。

朝から雨音がしています。
やはり梅雨なんですよね。
少し気候が夏に向かっていると、実感していた日が、続いていましたからね。
まだまだ、梅雨の途中と思い知らされました。

昨日の梅干の続きです。
梅酢も、すでに上がっています。
こうなると、紫蘇を用意です。
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生の赤紫蘇でなく、すでに灰汁抜きされた物が売られています。
今回は、これを使用しました。
これは、百均で見つけたものです。
あるんでよね。

最近の百均、こうした季節モノの食品も置いてあります。
景気の動向によって、業者が持ち込まれたものかもしれません。
スーパーで、350円くらいで売られている物と遜色ないです。

これを梅酢の上がった梅干に入れて、あらびっくりという位に綺麗に色になりますね。
梅と紫蘇の香りがいいです。
この香りが懐かしいです。
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昨日の梅干のコメントに、すてこさんから、しょうがの話を頂きました。
京都ではあまりやられているか知りませんが、郷里播州では、しょうがを梅酢に入れて、紫色に染めます。
紅しょうがでありながら、紫しょうがですね。

これが、巻き寿司の添え物に合うんです。
市販の紅しょうがは、焼きそばやお好み焼きのイメージです。
巻き寿司には、この紫色のしょうがです。

酒の肴に食べたくなるときがあります。
これだけを食べることはありませんが、添え物としては美味いですね。
もちろん、塩分は濃いです。
それがいいんです。

ご飯のお供にもいいですね。
一切れで、ごはん一膳はいけますね。
食欲のそそる味です。
万人向きの味ではありません。

関西では、紅しょうがを天ぷらにすることもあります。
我郷里播州では、あまり見かけません。
家で食べたこともありません。

京都でも、スーパーで売られているのを、見かけることもあります。
関東の方には、不思議な食べ物と見られるようですね。

先日も芸人さんのお母さんが弁当を作って、それを芸能人に食べてもらって順位をつけるという番組をやっていましたね。
やはり、紅しょうがの天ぷらは奇妙な食べ物のようでした。
まず、何か分らないですからね。

時に食べ物とは、そうした地域独自の風習があるものです。
好き嫌いの分かれるものですね。
地域独自と言えば、郷里播州では、油菓子と関東煮(おでん)が有名です。

菓子どころでもあります。
池田、榊原、酒井と大大名が支配して来た地です。
茶道も盛んでしたからね。
そうなると菓子も必要になります。

姫路でしたら、よく知られているものなら、「玉椿(たまつばき)」が一番上等の菓子でしょうかね。
さすがに美味いですね。

それに菓子と言っても、上品なものでなく、かりんとうのような油菓子が有名です。
職人の作る油菓子は、手が込んでいます。
模様もいろいろ、形も様々です。
よく子供の頃食べました。

最近になってお土産に頂いたことがあります。
驚くほど美味かったです。
涙が出るほど、心の琴線にふれたような、私のソールフードだったですね。

そんな油と甘いものの影響が、食べものにも出ます。
代表格が、関東煮(かんとうだき)です。
姫路おでんと最近は言っているようですが、本場の関東煮とは、だいぶ違います。

真っ黒ですからね。
その甘くくどい味に、おろしたしょうがを醤油に入れるしょうが醤油に付けて食べるんです。

もちろん、小皿に取って頂きます。
食べる分だけ、しょうが醤油に付けるわけですよ。

油の文化もありますから、練り物も有名です。
海も近いですから、近海の魚を練り物にして頂く、生の平天(ひらてん)にしょうが醤油を付けて頂きます。
同じ発想です。

関東煮の中身も、ごぼ天、ひら天などの練り物が多いです。
ごぼ天は、箸で簡単に切れるほど柔らかく煮込んであります。
もちろん、真っ黒です。
このくどい味に、しょうががよく合います。
ですから、播州では、しょうがの消費も多いです。

何かあるとしょうがをすったものを使います。
冷奴にいいですね。
食べたくなりました。

梅酢に漬けた紅しょうが楽しみです。
日常に幸せを感じます。

ありがたい仏縁に守られていると、感謝して暮らしています。
心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、しょうがない話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。