''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

エースコックの「ワンタンメン」から見える味の話 より。

朝から寒波の影響で、手足が寒いです。
それでも、日差しはあっていい天気の予感です。
冬の寒さも、これまた嫌なこともあれば、楽しいこともあります。

やはり、寒い中、温かいものが美味いです。
鍋にしても、かす汁にしても、そして、麺類にしてもです。
麺がいいですね。

特に昼ごはんとなれば、麺類の厄介になることが多いです。
家で簡単に済ませるなら、インスタント麺です。
最近、カップ麺もよく食しますが、袋麺も特売が手に入ります。
5つパックで、198円から300円くらいの間です。

私のお気に入りは、イトメンの「チャンポンめん」です。
数年前まで、ダイエー藤森店で置かれていたのですが、棚替えで今はありません。
どこか売られている店を探しています。
ご存知の方があれば、教えて下さい。

播州の味、昭和38年からの超ロングヒットの商品です。
エビとシイタケのかやくが特徴の、他に食べた事がない味ですね。
オンリーワンの味です。
いざとなれば、ネットでお取り寄せします。
少し、いえかなり、きれています。
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無いものねだりでなく、手軽に懐かしい昭和の味と言えば、エースコックの「ワンタンメン」です。

社長は、「ンがつくから、運がいい。『ワンタンメン』という商品名はどうか?」と命名し、合わせて商品名もでき上がった。
こうして、1963(昭和38)年8月27日、スープ別添の『即席ワンタンメン』を発売することとなった。(エースコックのホームページより抜粋)

イトメンの「チャンポンめん」と同じく昭和38年ですね。
私はまだこの世に生を受けていませんが、子供の頃にはあった味です。

このエースコックのワンタンメンは、少し変っています。
ワンタンの皮しか、入っていなくても、ワンタン麺なんですね。
子供の頃、ワンタンメンと言えば、こうしたものかと思っていました。
初めて、ちゃんとしたワンタン麺食べた時、驚きましたね。
即席にしては、何やら贅沢なネーミン具です。

高度経済成長の日本にあって、ささやかな贅沢感をその名前に込めた感はあります。
翌年の昭和39年は、東京オリンピックですからね。
映画「ALWAYS三丁目の夕日'64」の時代です。
このエースコックのワンタンメンを食した事を、思い出す方も多いはずです。

日清のチキンラーメンも、懐かしい味です。
今でも人気ですからね。
でも、エースコックのワンタンメンも捨てがたいです。

その特徴は、野菜と相性がいいことですね。
白菜でも、キャベツでも、人参、ネギでも、野菜とよく合うスープです。
それに、この麺だけ特別です。

私は、麺類はすべて「硬め」を好みます。
ただ、このエースコックのワンタンメンは、少し柔らかめ方が美味く感じます。
唯一、「麺やわ」で食っても美味い麺です。

玉子を入れてもいいし、バリエーションが楽しめます。
チキンラーメンに野菜は、入れ難いです。
あれは、あれだけ、もしく生玉子との相性がいいです。
あれは、あれで、完成品です。

私は、鍋で煮て食べる方が、食感がいいです。
どんぶりに、麺を入れて、熱湯をかけて蓋をするより、麺の食感がいいです。
硬い目なんですね。

あの時代のインスタント麺、そのままの人気です。
完成された味です。
それも、現代のようにどこかのラーメンと似ているというのでなく、オンリーワンです。
それが、今までロングセーラーの秘密です。

最近のカップ麺も、出ては消え、出ては消え、どこかの有名店とのコラボやら、テレビ番組とのコラボで、話題です。
それだけです。
何から、芯が座っていませんね。

それだけ、「美味しい」と概念が固定できないのかも知れません。
食の多様化に伴って、味が一定していなせんからね。
若い人と年配の方の好みが、まちまちです。
テレビ番組も同じです。

昭和は、茶の間にテレビがあって、皆でそれを見た。
ですから、子供さんも大人もお年よりも、共通していました。
視聴率は、60パーセントとか、ありましたからね。
晦日の紅白は80パーセント越えですからね。
日本中が見ている番組が一緒でした。

CMの数も決まっています。
だれでも知っている商品です。
味も知っています。
数がないのですから、順繰りに、食べますからね。
いい時代だったかもしれません。

多くの商品が、世に出ては、消えていく訳です。
消えと言えば、仏法では、「帰依」ですね。
「南無」と言うのは、この帰依するという意味です。
その前のオンと言葉の漢字版が、「南無」ですね。

「オン・コロコロ・センダリ・マトウギ・ソワカ薬師如来様の真言とかに、出てる最初の「オン」です。(真言宗真言
種子はベイです。
梵字の話に、スイッチ・オンです。

このオンも、「アウム」とか「オウム」とかの三つの言葉を一緒に言うと、オンとなります。
オウムと言えば、あの無茶苦茶なテロ教団です。
しかし、言葉としては、オウムと言うのがあります。
インドの3大神を表す言葉「オ・ウ・ム」です。

原始仏教には、やはり興味が沸きます。
迷いのある人や、特に若者が、この隙間に、テロ教団が入り込んだわけです。
真言梵字やサンスクリッド語の知識もあったが為に、のめり込むことも一層深くなります。

薬師如来さまは、西方の極楽浄土の阿弥陀如来に対して、東方の浄瑠璃界にお住まいです。
左手に薬壷をお持ちです。
医薬を司る仏さまで、別名・医王ともいいます。
衆生の病気を治し、安楽安穏を与える仏とされます。
ありがたい仏様です。

京都にも、蛸薬師通りは、この薬師さまの名です。
過去の記事にもしています。

薬師如来様は、12の願いを立てられたと聞きます。
その第十一願が、飲食安楽です。
食は、命の根源です。
人は食わずに生きられません。

インスタント麺が、どれだけ多くの人に、飲食安楽を与えたことでしょうね。
私のもの恩恵に預かった一人です。
手軽に食せることは、やはりありがたいです。
この寒い時には、特に温かいのがご馳走です。

関東大震災で、仮設でお住まいの方が、まだまだ多いです。
この大雪難儀されているかと思うと、多少の寒さもつまらない事です。
温かい食事は、元気の素です。
野菜たっぷり、具材たっぷりのインスタント麺を、昼ごはんに食して、この冬を越さないといけいないです。

春は近いと思います。
東の方角には、このありがたい薬師如来さまがおいでです。
東北の地もその救いの手を、出して下さることを念じます。

ありがたいことに、私は仏縁を頂いています。
ありがたいと感謝しています。

日々の暮らしの中にこそ、ささやかな幸せかがあります。
この時期、温かいがご馳走です。
すると、インスタント麺が、ご馳走です。
今日の昼は、このご馳走にしてみます。

花を見て、月を見て、インスタント麺を食らい、茶を呑む。
至福です。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。
それが願いです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、ペイできない四九八九な話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。