''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

100円ローソンで見つけた鯖味噌で、今夜も一杯で始まります より。

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朝からいい電気です。
少し寒いですが、今日は家の中です。
昼から出掛けます。

今日は、極月半ばの14日です。
いよいよ、吉良家討ち入りの当日です。

先日、100円ローソンで鯖の味噌煮を見つけました。
味噌の加減は、ほど良い感じです。
しかし、鯖がどうも美味くないです。
鯖もその採れる時期や場所によって、味に当たり外れがあります。

しかし、湯煎して鯖の味噌煮が食べられるのはいいですね。
レンジでチンすると、温かいところと、そうでないところに、温度差を感じます。
お酒を燗付ける時でも、時間があればヤカンのお湯で、燗する方が味はまろやかです。
100円で楽しめる肴も嬉しいです。
100円ローソンに感謝です。

私の今月のサブテーマは「赤穂浪士」です。
今夜の深夜、討ち入ります。
討ち入りの装束は、火事装束です。
浅野家と言えば、大名火消しとして名声を得ていたと聞きます。
老中から、奉書が出ると出動するから「奉書火消」と称されることもあります。

浅野と言えば、火消しというイメージを上手に理由した。
市中で、吉良家討ち入りに、大人数が徒党を組んでいるわけですから、役人に尋ねられても、火事火消しの帰りと言えば、納得されたと言うのです。

その上、吉良家に討ち入った時も、『大河原文書』によると、浪士は「火事だ」と声をかけて、討ち入ったと記されています。
屋敷から火元確認の為に、人が出て来ることも、見越しています。
表門と裏門の二つに分けて、討ち入りです。

裏門隊が、実際の切り込み隊です。
裏門の大将は、大石主悦殿です。
16歳ながら、家老の嫡男としての心構えをしています。
数えですから、今なら中学生3年生か高校1年生と言うところです。

表門の総大将は、内蔵助殿です。
事の顛末をじっと見守っています。
吉良上野介殿発見の呼子の音を、じっと待つだけの責任のある立場です。

吉良家には100人近くの男がいるといたと言われています。
侍だけでなく、茶坊主や馬番から下男に至るまで、すべて数えると、100人になります。
上杉から助っ人も入っています。
火事だという声に、驚いて戦意を失うかもしれません。
戦闘員と非戦闘員を、分けることも必要です。

火事だと聞いて、すぐに飛び出して来た服装で、身分が判ります。
茶坊主や、下男は逃がしてやります。
殺戮する必要はありません。
ただ、逃せば上杉の家に駆け込む可能性はあります。
拘束はするかもしれません。

ただ、時間がなくなることは確かです。
どちらにしても、上杉の助勢はあると考えないといけません。

その為、戦闘員にも、戦意を喪失させないといけません。
そこで出るのが、ウソップばりの詐術です。
「30人、右へ回れ」
「50人、左に回れ」
討ち入りの人数を、吉良方はわかりませんから、その大勢の数で討ち入られては、到底かないません。

そう数の上で、鯖を読んだわけです。
ここで、鯖の味噌煮と話が繋がりました。

上杉の助っ人も、吉良の為に命を捨てる必要はありません。
あくまでも、形式的な事です。
中には、山吉新八郎のように、主・左兵衛の付き人なら、主人は命がけで守ります。

ただ、隠居の吉良上野介までは、守る義理はありません。
吉良にも家来はいます。
その家来にとっては、上野介は主人ですからね。

しかし、家老は逃げてしまう有様です。
吉良家では、16人ほどの死者が出ています。
浅野側には、死者は出ていません。

あの芝居でも有名な中小姓の清水一学も、落命しています。
中にも、果敢に戦った茶坊主・牧野春斎、同・鈴木松竹、中間・八太夫もいます。

芝居では、剣豪という事になっている清水一学も、史実では、少し戦ったくらいで、切られています。
上杉の付き人、小林平八郎も、剣豪という事になっていますが、戦うことなく、自分は身分の低いものだと、嘘つき、身なりに絹の着ていたことを問われ、逃げた所は切られて落命です。

ほとんど戦にもならなかったと思います。
浪士は、基本3人で戦う戦法です。
それに、くさび帷子を着ていますから、刀で切られることはありません。
やはり、準備周到なところに、大勝利があったと言えます。

ただ、最後の段になって、吉良上野介が見つからなかった。
ここに時間を食ったと言えます。
しかし、焦らず最後の止めを刺した。
吉良の首を上げて、討ち入り成功です。

すぐさま、泉岳寺に向かうだけです。
しかし、そうはしませせん。
討ち入った吉良家の火の用心と後片付けが残っています。

浪士は、火元を確認しています。
折角の吉良家討ち入りも、その事が原因で大火となれば、浅野家の名おれです。

赤穂浪士の面々も、手元に金子を用意しています。
万一、死んだ時の片付けの為の金子です。
そこまで、配慮した上で、討ち入りをしています。

もちろん、こうした金子は、内蔵助が用意したものと思われます。
すでに浪士には、金銭も使い果て、討ち入りまでの一日をどんな思い出暮らしていたのかと思うと、成功したことに対する安堵はあったことでしょう。

そのまま、泉岳寺の内匠頭の元に向かいました。
吉良の首は、船で運んだとも聞きます。
上杉の追っ手もやって来ると思った方が良かったです。
しかし、上杉では、追っ手は出していません。

家老の上杉を思う一念が、追っ手を出さなかったと思います。
そんなことをすれば、浅野家の二の舞です。
上杉家の存続の為に、主を抑えと思います。
ただ、吉良家の片付けには向かっています。

どちらの家にとっても、利益のないのが、戦です。
それでも、義を通したというのが、赤穂事件の本質でもあります。

日々の暮らしの中で、ささやかな幸せがあれば、それが一番です。
ありがたい仏縁に感謝です。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、鯖をよんだ話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。