''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

かねてつ 白身魚の豆乳揚げだしを食らう より。

朝晩の冷え込みが、日に日に強くなっているかのようです。
今日の帰宅途中にも、小雨まじりの風が冷たかったです。

そんな中、いろいろと事情を抱えています。
解決策の為に、急遽京都にて、家族会です。
とは言え、父親が一人京都にやって来ます。

一泊のお泊りプランです。
もちろん、宿泊先は、貧家の長屋です。
布団の用意は、あります。

寒がりのおやじは、コタツに足を入れながら寝ると言い出します。
いつもの事です。
何か鍋でも一緒に夕餉を過ごせればいいのですがね。
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鍋物と言えば、先日人気の一品をゲットしました。
モンドセレクション2013金賞受賞のかねてつの白身魚の豆乳揚げだし です。
本来は、おでんダネとして作られた商品ですが、鍋に入れても美味いです。
先日は、豆腐と白菜のマロニーと一緒に、煮込みました。

なかなか乙な味です。
油で揚げてあるので、スープにも白菜にも豆腐にも、旨みが含みます。
豆乳と白身魚の相性もいいです。

これを知ったのは、先日のテレビ番組でした。
こだわり抜いた商品開発の元に生まれた商品だと聞きます。
今、よく売れているとの事です。
食べてみて、なかなか美味いと思います。

ただ、テレビの評価が高過ぎて、実際に食べると、美味しいですが、ふわふわした感じはありません。
ハンペンの方が、もっとふわふわです。
豆乳の良さが、もう一つ前面に出ていません。

前評判を知らずに食べたなら、素直に「美味い」と感じたはずです。
テレビで紹介する商品にはよく有るパターンです。

今月12月は、郷里播州赤穂浪士の特集です。
前評判と言えば、大石内蔵助と言う人物です。
俗に昼行燈と呼ばれるようなご仁であったと聞きます。
あの松の廊下の刃傷がなければ、世に名を残すようなリーダーシップを発揮できていなかった人物です。

しかし、吉良家討ち入りまで、一直線ではなかったのも事実です。
内蔵助殿の一番の願いは、浅野大学長広(ながひろ)と言う弟をして、浅野家再興です。
筆頭家老として、これが正論です。
5万3千石の何分の1でもいいから、浅野家を再興することに奮闘します
政治的な工作をやります。

この再興の決定が出るまでは、どんな事をしても、盲動は慎まないといけません。
それが、江戸の急進派との確執です。
しかし、大学長広(ながひろ)が浅野本家にお預けになった幕府の処分を持って、吉良家討ち入りを断行したようです。

とは言え。前々から、討ち入りの用意もしていたと思います。
物の本に因れば、吉良家討ち入りの刀剣は、浅野家縁の刀剣であった聞きます。
もちろん、自分の差し料も用意していますが、戦と同じで刀が折れることがあります。
その為、数本の刀を用意していたと思います。

まずは、浅野家由来の刀にて、相手の吉良家に討ち入ります。
いやが上にも、士気は高くなるはずです。
浅野家所蔵も名刀となれば、よく斬ります。

もしそれが事実なら、そんな手配を出来るのは、筆頭家老の内蔵助しか出来ません。
名刀を金子に変えることなく、吉良家討ち入りの為に、諸事万端用意することは至難です。

吉良家の室内での戦を想定すると、脇差の方が使い勝手が良かったはずです。
脇差とは、戦場にあって、太刀の横に添えられた脇の刀の事です。
戦にあって、数本の刀を差しています。

ですから、吉良家討ち入りの姿も、引き上げる姿にも、腰に数本の刀や脇差があったはずです。
映画やドラマでは描かれない本当の赤穂浪士の姿かもしれません。
揃いの火事装束も、映画のように制服的にものでなく、統一感はあったにせよ、もっとバラバラの格好をしていたと聞きます。

当時、赤穂浅野家と言えば、火消大名のイメージでしたからね。
それに、途中で徒党を組んで深夜を歩いても、火事装束なら言い逃れも出来ます。
そんな奴おれへんやろ~って、大木こだまさんのツッコミが聞こえます。

いえいえ、そんな奴がいたから、吉良家の討ち入りが成功したのです。
そして、最後に、上野介殿に、「往生しまっせ~」と冥土にお送りする言葉だったのかもしれません。
内蔵助が「見印頂戴します」と言う前に、先に黄泉に旅立ちでした。

たった47人の人数の投入だけ、これだけ大きな成果を上げたことに驚きです。
今映画で『47RONIN』をやっていますね。
CMをよく見ます。

あれは。もちろん忠臣蔵が話です。(タイトルそのまんまやね)
忠臣蔵のベースのモチーチにして、四十七人にキアヌ・リーブス演じる架空の人物のオリジナルのストーリーのようですね。
どうもヒットするとは、思えません。

やるなら、きちんとしたストーリー設定は必要です。
架空とするところが多い過ぎるように思えます。
ジン(仁)とした感動大作になるといいのですががね。

白身魚の豆乳揚げだしで、熱燗呑んで、ほっとしたいです。
今日も、1日のスイッチをオフにします。

日々の暮らしの中に、自分の分にあった「ささやかな幸せ」があります。
ありがたい仏縁を得たと、感謝しております。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。
それを願うばかりです。
今日も一日、私も世の中も、平穏無事でありますようにと念じます。

最後まで、カランコロンと空き缶けったようなつまらない話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。