''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

鰤の造りと豆腐とぶりま鍋 より。

いやはや肌寒いです。
京都は雨が降っています。
意外に強く降っていますね。
雨音は、冷たく感じます。

今夜も、晩酌は熱燗にしたいところです。
既に食事をして帰って来ましたから、今夜の晩酌はウイスキーソーダー割りにでもします。
いつもの事ながら、冷たい飲み物が苦手ですので、氷は入りません。
それでも、我が家では十分に冷たく感じます。

先日の晩酌は、鰤づくしでした。
もちろん、鰤と言えば、造りは外せません。
イメージ 1

それも、腹の脂のある部位ですよね。
脂の甘みが美味いです。
これで、熱燗となれば、この世の天国です。

最近、天国と言えば、「赤札天国」のサイトをよく見ています。
所謂中華タブレットで、注目です。
少し興味を引かれて、よく見ています。
今社会で何かはやっているのか、はやり興味のある分野の情報は手に入れています。

とは言え、興味と言えば、身近な食事に興味があります。
晩酌と言えば、まだ鍋が定番です。
我が家では、常夜鍋と称して、手近な食材を鍋にしています。

通常なら、豆腐と白菜と魚、または豚肉辺りです。
最近は、とんと肉食より魚食が多いです。
タラであったり、鰤であったりします。

少し前に流行った鰤しゃぶも、最近は下火です。
とは言え、昆布を効かせた出汁で頂く魚は、最高です。
その昆布と魚の上品な出汁を、豆腐とネギが旨味を吸い取ります。
イメージ 2

ネギと鮪の鍋と言えば、所謂「ねぎま鍋」です。
これは、これで美味いです。

この時期なら、まだ鰤が美味いです。
それじゃと、豆腐とぶりのねぎま鍋です。
略して、「ぶりま鍋」です。
出汁は、強い目の昆布出汁です。

鰤の臭みはありません。
腹の脂の部位が、泣かせます。
昆布出汁にうっすらと、昆布醤油を効かせています。
目を閉じて飲めば、かすかな醤油の風味が感じられる程度です。

ここに、ポン酢醤油が登場です。
鰤の旨味を吸った豆腐が美味いです。
昆布の出汁が、よくしゅんでいます。
熱々の豆腐が、これまた美味いです。

熱燗が進みますね。
豆腐が美味いのが、鍋の醍醐味でもあります。
メインに思える鰤もあくまで、出汁の一環で、主役は豆腐です。
この鍋の主人公は、豆腐です。

禅の言葉に主人公と言うのが、よく使われます。
「はーい」と返事するのは、変人ですが、禅の高僧が返事すると、何だか意味が深く感じます。
仏法世界では、この世(現世)は、仮の姿でもあります。
今ある自分は、自分の人生の主人公です。
真の姿ではないかもしれないけれど、今の現世を精一杯生きないと、いい来世はありませんね。

過去世からの縁起を辿って、現世にも来世にも繋がっています。
現世では、悪い縁を断ち切り、いい縁を結ぶが修行です。

芝居や映画の世界でも、すべてが主人公では、ストーリーが成り立ちません。
助演は、その主人公を目立たせるのが、仕事です。
でも、天のキャメラは、助演者を主人公にドラマが進みます。

天に恥じない人生を全うするのが、これが勤めです。
天命と言うのがあります。
どんな天命なのか、知っている人も、知らない人も、何らかの使命を帯びています。

豆腐とぶりま鍋のように、色のない白い世界も、素敵です。
華やかではありませんが、何か心地よい気持ちもあります。
派手な目立った人生を好む方も、色のない地味な人生を好む方も居られます。
自分の分を知れば、自分の求める幸せは、自ずと見つかります。

人様は、人様です。
自分は自分にあった幸せがあります。
それを見つけられた方は、もっと幸せです。
その幸せに、金銭的方を付けられること出来ますし、付けられないことも出来ます。
そんな時、鰤だけ「はまち(How much?)」と聞かれれば、笑いのツボにはまったも同然です。

金銭的な幸せもありますが、金銭に換算できない安堵感も大切です。
平穏な気持ちかも知れません。
心穏やかに過ごしたいです。
ありがたい仏縁に感謝して暮らしています。

心の三毒を廃し、心静かに安穏にくらしたいです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、名前負けした出世と関係ない長い話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。