''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

我が家でしっぽり居酒屋気分の晩酌 より。

今日は天気も良かったです。
大阪に遠足気分の一日を過ごしました。

とは言え、一昨日の晩が検査の為に、休肝日にしましたので、昨晩は家呑みでした。
基本家呑みが好きです。
ゆっくり録画していたテレビ番組でも見ながら、晩酌するのは楽しいです。

金曜の夜には、時代劇があります。
『酔いどれ小籐次留書』主人公の赤目小籐次を竹中直人さんが演じる本格時代劇です。
久しぶりにいい感じの時代劇に当りました。

竹中直人さんの名優ぶりは、1996年大河ドラマ『秀吉』で主演の豊臣秀吉役をして以来、コメディアンのイメージはありません。
秀吉に一番顔の感じやらイメージによくあった俳優さんでした。

今では、数多くの映画にも出演された名優の一人に数えられます。
今回のドラマも、一切の雑念がなく、主君に忠義して武士を捨てるそんな年老いた男の役です。

周りの共演者も実力者を配置して、ドラマの力の入れようが感じられます。
正月時代劇『御鑓拝借 ~酔いどれ小籐次留書~』から、連続の時代劇に昇格した物語です。

武士を捨てて、市井に生きる者と決するも、その生業を露天の「研ぎ屋」に定めます。
庖丁からはさみ、もちろん武士の命の刀まで、何でも研ぐと言うものです。
その腕も、格別の用で、すぐに八百屋の娘の紹介で、仕事が入ります。
庖丁を研ぐのは、40文と格安です。

その癖、大酒呑みと来ています。
これじゃ、呑む為に刃物を研いているようなものです。

肴は、それほど要りません。
この辺が、私とは少し違います。
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昨晩の晩酌のメインは、鳥取産のカレイの一夜干しです。
焼いただけの熱々のカレイを、愛想なく皿に盛り付けます。
もちろん、イチラーですから、一味もフリフリしています。

この他に、明太子、鰹をたっぷり乗せた温奴、トマトのサラダ、そして、日本酒に良く合う漬物の盛合せです。
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漬物の盛合せ、居酒屋さんでは、「漬盛」と呼ばれます。
この日は、大根、きゅうり、白菜の三種盛りです。
すべて糠漬けです。

何とも言えず、酸味と糠の香りがいいです。
日本酒には良く合います。
これを迎え撃つのは、新潟県の銘酒「吉乃川」です。
もちろん、少し冷えたくらい「冷」で呑みます。

これが漬物とよく合います。
カレイの一夜干しも、熱々で日本酒に良く合います。
ピリからの明太子も酒の味を損ないません。

時代劇には、よく合います。
時代劇には、食事のシーンが多いです。
居酒屋で上がって、武家がさしで呑んでいるシーンも多いです。

本当の江戸時代の居酒屋さんとは、違います。
そこは、時代考証というものがありながら、目をつぶっているシーンです。
娯楽ですから、硬いことはいいません。

酒を呑むシーンが多いでしょう。
すると、見ている方も呑みたいなるわけです。
肴は何でもいいですが、あっさりとした日本酒に合う肴がいいです。
もう少し暑くなると、どうも発泡酒が増えますが、そこは堪えて、冷酒でもかまいません。

そば屋で、平蔵がそばをたぐって、日本酒を呑むシーンがあると、たまらなくそばが食べたくなります。
どうも、食事シーンに風情があるのが、ほっとします。

ささやかながら、我が家でも居酒屋気分で、晩酌タイムがありがたいです。
健康でいないと、お酒も食事も美味くないです。
お手軽な肴で、お酒を頂けることも、これまたありがたいです。
料理屋さんの鯛や平目の造りより、我が家の温奴と漬け盛りで頂ける晩酌タイムは、ほっとします。

うそぶいた事にも、ある意味真実もあるものです。
手酌の酒は、慰労の酒です。
それでも、ありがたいですよ。
大切な晩酌タイムが、何より幸せな時間です。

日々の暮らしの中に、ささやかな幸せはあります。
ありがたい仏縁に感謝して、暮らさせて貰っています。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。

今日も明日も、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、ささやかに盛った話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。