判官「力弥、力弥、由良之助はまだか?」
力弥「ハッ、いまだ参上つかまつりませぬ」
力弥「ハッ、いまだ参上つかまつりませぬ」
何とも芝居じみた、語呂が文面に出てしまいました。
こうなると、落語「淀五郎」でしょう。
こうなると、落語「淀五郎」でしょう。
ここで、悩んで死んでしまおうと、世話になった初代中村仲蔵に、別れをいいに行きます。
もちろん、何かいつもと違うとさっした、仲蔵が話を聞いてくれます。
その仲蔵が、懐が深いです。
座頭の團蔵(三河屋)の旧知の仲の仲蔵も、何か見込みがあるからと、代役をくれたはずだと、諭します。
もちろん、何かいつもと違うとさっした、仲蔵が話を聞いてくれます。
その仲蔵が、懐が深いです。
座頭の團蔵(三河屋)の旧知の仲の仲蔵も、何か見込みがあるからと、代役をくれたはずだと、諭します。
この辺は、よくある話です。
でも、仲蔵の凄いのは、自分の工夫を少し教えてくれます。
その前に、誰の形でやっているのか、淀五郎の尋ねます。
形がないというので、それを「形無し」と言うんだと、冗談交じりの会話に、人間の深みを感じますね。
でも、仲蔵の凄いのは、自分の工夫を少し教えてくれます。
その前に、誰の形でやっているのか、淀五郎の尋ねます。
形がないというので、それを「形無し」と言うんだと、冗談交じりの会話に、人間の深みを感じますね。
その辺りの仲蔵の工夫が、演者によって違います。
圓生の工夫の中に、切腹するシーンで、九寸五分(腹切る短刀)などの刃物が、体に入るとひんやりした気持ちになると、伝えます。
「おお寒む」と言う感じで、声を張らずに小さな声で、物言うと切腹した雰囲気が出ると言うのです。
圓生の工夫の中に、切腹するシーンで、九寸五分(腹切る短刀)などの刃物が、体に入るとひんやりした気持ちになると、伝えます。
「おお寒む」と言う感じで、声を張らずに小さな声で、物言うと切腹した雰囲気が出ると言うのです。
それに、耳たぶの裏に青黛(せいたい・青いまゆずみ)を塗っておく、それを由良之助の登場シーンで、お客の目がそちらに向いた瞬間に、唇に塗ることを薦めます。
これで、九寸五分(腹切る短刀)が入った瞬間、唇が青くなっていると、お客がびっくりして、本当に切腹したような臨場感を煽ります。
理不尽なことが多いこの世の中で、努力が報われた瞬間です。
芝居とコラボした人情噺の落語は、いいですね。
芝居とコラボした人情噺の落語は、いいですね。
いえいえ、熱い話になってしまいました。
これなら、ひんやりする為に、九寸五分が必要ななりますかね。
クスン(九寸)でダメなら、元・大将もグサン(青雉)のひえひえの悪魔の実の能力で、一気にひんやりさせてもらいたいです。
体を冷やすのには、生の野菜がいいと聞きます。
それじゃと、この日の晩酌の肴は、鱧ときゅうりの酢の物です。
鱧の美味いです。
これなら、ひんやりする為に、九寸五分が必要ななりますかね。
クスン(九寸)でダメなら、元・大将もグサン(青雉)のひえひえの悪魔の実の能力で、一気にひんやりさせてもらいたいです。
体を冷やすのには、生の野菜がいいと聞きます。
それじゃと、この日の晩酌の肴は、鱧ときゅうりの酢の物です。
鱧の美味いです。
この時期なら、鰻の入った酢の物、鰻さくも美味いです。
でも、今年は高騰していますから、代用品でもいいです。
さっぱりした酢の物なら、鱧の方が上かもしれません。
すりごまが、入っています。
でも、今年は高騰していますから、代用品でもいいです。
さっぱりした酢の物なら、鱧の方が上かもしれません。
すりごまが、入っています。
急に酢の物が食べたくなりました。
今なら、口は鰹のなまり節ときゅうりの甘酢になっています。
どうでしょう。
茗荷を入れると、清涼感もまします。
今なら、口は鰹のなまり節ときゅうりの甘酢になっています。
どうでしょう。
茗荷を入れると、清涼感もまします。
人情噺の落語でも聞いて、たまには涙を流して、デトックス効果を狙う手もありますよ。
ひとすじの頬を伝う涙、たまにはいいかもですね。
今晩は、泣きモードのドラマ選の中から、何か見ながら晩酌タイムにして見ましょうかね。
ひとすじの頬を伝う涙、たまにはいいかもですね。
今晩は、泣きモードのドラマ選の中から、何か見ながら晩酌タイムにして見ましょうかね。
今日は、長い鱧だけにつかみ所のない話になりました。
日々の暮らしの中に、ささやかな幸せはあります。
ありがたい仏縁に感謝して、暮らさせて貰っています。
ありがたい仏縁に感謝して、暮らさせて貰っています。
心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。
今日も明日も、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。
最後まで、栄屋の仲蔵にごまをすった話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。