''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

本に今夜は節分か? 恵方に向いて、丸かぶりしてみませう より。

近畿では、朝から濃霧の影響で交通機関に影響がでたみたいですね。
Yahooの登録してあるアラーとの路線情報が、ウイルコムの携帯メールに流れてきます。
それにして、JR路線はよくトラブルが起きますね。
路線が長い分、リスクも高いと言えます。

2月3日と言えば、節分ですね。
朝からニュースでも、この季節柄の様子が流れています。
節分と言えば、豆まきです。

「鬼は外、福は内」の掛け声です。
ただし、鬼子母尊神をお祀りしている神社などでは、「鬼は内、福は内」ともに、福の神さんです。
鬼子母尊神は、十羅刹女(じゅうらせつにょ)と共に、仏法を特に法華経を守護して頂くありがたい鬼神様です。

古来、何か魔が迫ってくることを恐れ、その型を具現化してモノが、鬼です。
方位で言えば、丑寅(うしとら)の方角、丑寅を一文字で書くなら、「艮」と書きます。
良の一点欠けた字です。

方位で言えば、東北の方角の鬼門の方角です。
京都の都の鬼門には、比叡山が配置されています。
ちなみに、京の西南、京都の裏鬼門を守るのが、石清水八幡宮です。

裏鬼門から位置する時計回りに(申(サル)、酉(トリ)、戌(イヌ))を率いたと言えば、ご存じ「桃太郎さん」ですね。
鬼退治と言いながら、こうした方位の知識が込められていました。
もちろん、桃太郎も鬼も居たことになります。

一説によれば、桃太郎は、吉備津彦命(きびつひこのみこと)であり、鬼とは、岡山県吉備国)から中国地方で勢力のあった温羅(うら)と呼ばれる渡来の豪族です。
吉備津彦命(きびつひこのみこと)は、孝霊天皇の第3皇子にして、山陽道を主に制圧した大和朝廷四道将軍の一人のようです。
桃太郎さんの話は、吉備国平定における大和朝廷と温羅(うら)とは戦いです。
何故、温羅(うら)は、鬼だったのかと言うと、製鉄技術の象徴が真っ赤な鬼の表情です。
製鉄する際に、炎で顔が赤くなります。
温羅(うら)と言えば、赤い顔ということになります。

一つには、武器の違いがあります。
大和朝廷の武器は、青銅器です。
これに対して、温羅(うら)は、大陸からの最新技術を持った鉄器が、武器となります。

武器の上からでは、鉄器の温羅(うら)の方がはるかに優勢です。
しかし、大和朝廷は、武力による兵の数による力攻めによって、
この為、温羅(うら)は追われることになります。

この辺りの神話的な話が、アニメ映画の「もののけ姫」の中でも、製鉄するたたらを踏むシーンがあります。
たたらという言葉自体が、渡来の言葉であろうと思われます。
大陸系の古い言葉だと思われます。

万葉の「まほろば」も、大陸系の古い言葉だという説があります。
また、和歌の世界でも、枕詞と言うのがありますが、その中には、大陸系の古い言葉であると言う説もあるようです。

もともと、大和朝廷になかった新しい言葉をそのまま、「たたら」という風に使ったとしても不思議はありません。
ですから、桃太郎の持ち帰ったお宝とは、鉄器や鉄器の製造方法と言う最先端の科学軍需技術だったのです。

このたたらの製法が、のちの日本の武士の戦を大きく変える日本刀に影響を及ぼします。
もともと折れやすい鉄や鋼を、特殊な技術で、折れず曲がらず錆びずの日本刀の刀工技術に発展していきます。
この辺は、大陸系の武器とは、全く違うところですね。

ちなみに、鬼門の方角である丑寅は、うしとらと読みますね。
そう鬼さんが、牛の角と、虎柄の服装をしているのは、この牛虎(うしとら)を分かりやすくしたためでしょうね。
つまり、鬼はイメージなんですね。
そんな怖い鬼さんにもっと怖い武器は、鉄の金棒です。
鬼に金棒と言います。
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それじゃ、その金棒をとって食べてしまえという発想で、巻き寿司の丸かぶりです。
寿司屋の策力に今年も、うまく(美味しく)はまります。
恵方を向いて、モノを言わずに食すると良いと言うことになっています。
それほど意味はありません。

ゲンのモノですから、何でも乗っかります。
とは言え、膝の痛みに歩行困難な私に、昨晩の相方の差し入れです。
その途中の難儀があった一節は、語らずとしましょう。

浪曲なら、♪ちょうど時間となりました~、となることころです。
ありがとうさんと、昼ごはんに頂きます。
膝に湿布貼って、穏やかに養生します。

日々の暮らしに、ささやかな幸せがあります。
ありがたいと感謝して暮させてもらっています。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮したいです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、こいつは貼るから縁起が飯わいと言う話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。