''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

「かねます。」の明石焼きにて、試食してみました より。

朝からどんよりしています。
全国的には、今日は寒い日になるようですね。
雪交じりの天気の予報です。

朝より今の方が幾分肌寒いです。
膝の痛みも、ほんの少し良好に向かっています。
とは言え、布団から起きだすのに、かなり時間を要する不便な暮らしです。
風呂にトイレにと、膝が痛いとこれほど不便な暮しかと言うことが、はっきりします。

元気な時には感じなかった不便です。
歳をとれば、こんな不便が日常になるかと思えば、今からもう少し何らかの手を打ちたいと思っています。
まずは、膝の痛みから脱出してからの話です。

去年の末に、大阪東部に引っ越しして以来、年末から正月を通して、1月末ちかくまで宿直業務でしたからね。
少し膝が痛くて動けなくなっても、これは天が与えて下さった正月休暇と思えば、気持も楽になります。
きっとそうだと思います。

まだ膝が痛くなかった頃、珍しく冷凍食品を買い込みました。
何やら、前兆がこんなところに、働いたのかもしれません。
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「かねます。」の明石焼きです。
意外とよく出来ています。
明石焼きのふんわりした感じが、本場の明石焼きを彷彿とさせます。
ただ、もう少し本場は皮の焼き目がパリッとしています。
この辺は、レンジでチンするのでは、無理かと思いますが、味は美味しいです。

東大阪にある株式会社かねます食品が、発売されています。
輸入業者は、東京の千代田区の星華食品株式会社であり、原産国は、中華人民共和国です。
このご時世では、ちょっと不安になりますからね。
でも、日本国内でも、こうした冷凍食品に、異物を混入する愉快犯が居ることに、憤りを感じます。

でも、食べ物に恨みはありません。
この明石焼きは、よく出来ています。

明石焼きと言えば、関西ではたこ焼きの原型であるかのように思われていますが、たこ焼きの原型は、ラジオ焼きと呼ばれるものです。
ここに、明石焼きの具材のたこが、使われたことになります。
ラジオ焼きに、たこがコラボしたことで、強力なタッグチームが出来たと言えます。

このラジオ焼きベースは、すでに味が付いているものが多かったです。
昔の形式を残している今津屋のたこ焼は、味が付いています。
この後に、ソース文化と混じり、たこ焼にソースをかける一般的なたこ焼きが普及することになります。

確かに、たことソースは、なかなか馴染まないです。
そこは、粉モノ文化の関西にあって、出汁と言う繋ぎが、ソースと具材をひっ付けました。

しかし、当の明石焼きは、ソースでなく、出汁をはった汁の中に入れて食します。
出汁も、冷たい出汁もあれば、温かい出汁もあります。
どちらも美味いです。
浮身には、ネギや三つ葉など青味が、はいります。

明石では、明石焼きと言わずに、玉子焼きと言いますね。
明石の名物と言えば、丁稚羊羹と明石玉です。
この明石玉と言う丸い研磨された玉が、播州地方でも、玄関に飾られてることが多いです。
この明石玉を作る際に、玉子の白身で仕上げの磨きをします。

つまり、明石焼きは、この明石焼き産廃廃棄物の玉子の黄身の副産物です。
捨ててしまわずに、明石焼きとして、美味く使われたということになります。
私のブログでも、たこ焼や主役のたこは、いろいろと取り上げています。

郷里播州では、駅近くの地下街でも、よくこの明石焼きを食べましたね。
赤い斜めになった板の上に、明石焼きが盛られます。

出汁と相まって、意外に満腹になるおやつ感覚です。
出汁と一緒に頂きますので、胃の中で膨れます。
もちろん、私は最後に出汁も一緒に飲みほします。

今回の「かねます。」の明石焼きなら、値段も特売の128円なら、大満足です。
食べた後に、体調の変化はありません。
膝の痛みとは、無縁でしょうね。

時々食したくなる郷里の味です。
播州と言えば、食べたくなるのは、真黒な関東煮(かんとうだき)と明石焼きでしょうね。
それに、かりん糖などの油菓子に、ごぼう天などの練り物、それに銘菓玉椿でしょうかね。

郷里を離れて、早28年です。
すでに町の風景が、変わっていると思います。
浦島太郎さん状態です。
昨日が、桃太郎さんで、今日が浦島太郎さんなら、明日は何でしょうね。

日々の暮らしに、ささやかな幸せがあります。
ありがたいと感謝して暮させてもらっています。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮したいです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、このタコとお叱りを受け「かねます。」話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。