''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

お酒は上燗が好き!! 黒龍編

ここ数日寒さが募ります。
京都は急に寒くなりました。昨晩は最低はマイナス近くまで冷えましたね。
今日もまだ冷えるとの予報です。一ヶ月ほど早い冬の訪れです。
まだまだ紅葉のもみぢ葉には催促のようで、ますますその紅(くれない)の錦は美しさを輝きます。
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そんな折、オフ会でmonaさんから頂いた北陸の銘酒黒龍がベストチョイスです。
永平寺町のお酒です。お酒の箱の中には、お奨めの呑み方が書いてある冊子が入っています。「黒龍 本醸造」は、冷や・める燗がお奨めらしいです。
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さっそく燗にして見ました。
香りがいいです。一本筋が通ったような凛々しさです。コクも有ります。
京都伏見の酒は「女酒」と言われます。
さらりとした絹のような口の含みと喉越しです。

黒龍」は水に粘りと濃度を感じます。持っている水の性格そのままに酒と渾然一体と「神」の如く化身していますね。
美味いと言うより、尊いとすら感じる銘酒です。

肴はあえて味を変えないように「壬生菜の柴漬け」にしました。オフ会最後に皆さんでお土産会に漬物を見に行きました。その際、壬生菜の柴漬けは珍しいと買い求めたものです。
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京都の者が欲しいと思った一品です。
酸味も程よく、銘酒「黒龍」とも調和のハーモニーを心地よく奏でています。柴漬けの酸味と黒龍の深いコクと香りが口内と鼻腔で交じり合いワルツを踊っています。心地よい余韻に目を閉じて自分の世界に浸ってしまいました。

ここで我に返って、思い出しました。
黒龍」を冷やで試していません。
すかさずグラスに黒龍流し入れて、「冷や」でご対面です。

こちらも凛として紋付袴の正装姿で、口中でご挨拶です。
原料の水本来の出自がはっきりとしてます。
北陸の日本海の荒波が遠くに見えますね。

喉に液体が吸い込まれていきます。
その尻尾の長いこと長いこと、永平寺の梵鐘のように長い長い余韻ですね。

「いかん」、我に再び返ってしまいました。
この一口が黒龍との別れでした。瓶はすでに空となりました。
もうすこし別れを楽しみたかったです。
グラスの尻を高く上げたところで、終了でした。
完飲です。

monaさん ありがとさんでした。美味しゅうございました。
重いお酒をわざわざ北陸から持って来て頂いただけのことは十二分にありますね。
こころ遣いに感謝します。

人のやさしさと美酒に触れ、生きてる喜び、生かされている喜びに感謝したいです。
こんなところにも感謝はありました。

最後までお付き合い下さいましてありがとさんです。