''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

キャサリンの救出劇 危機一髪

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VersaPro VY10F/BH-Mというのがキャサリンです。
ノートPCです。
古いタイプのパソコンです。
あまり量販店では、見かけないビジネスモデルです。
愛機キャサリンが通電せずに起動しません。

このシリーズは、時々電源系統が弱いものがあります。
リコール対象の商品も有るくらいですからね。
それにしも、こんな古い機種とお思いですが、この機種は軽いのです。

とりあえず軽いのが使い勝手がよいところです。
それにバッテリーの消費も少なく、CPUの割りにサクサクと動きます。
それがこの機種にこだわっているところです。

パソコンもどんなに高価なものでも1年ぐらいでダメに成るものや10年も使えるものもあります。
当りはずれがあるのも当然です。

故障の中で一番多いのはHDD(ハードディスク)と呼ばれる記憶する機器です。
突然HDDが落下や衝撃や使用している環境でその寿命がだいぶ変わります。

私もお外(柴淳風に)持ち出すとその衝撃はあると思います。
衝撃の吸収材のケースに入れて持ち歩いていますが、ちょっとした衝撃が致命的に成ることがあります。

HDDだけを救出出来れば何とかなります。
一番いいのは、新しいパソコンにHDDを交換できれば理想的です。
それでも寿命があるのでバックアップ出来れば新しいパソコンにもデータを移せます。

オペの用意です。(VersaPro VY10F/BH-MのHDDの交換)
キャサリンは裏返します。
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矢印のところの7つのネジを外します。

パソコンの機種によってやり方は全く違います。
同じVersaProでも全く違います。
とりあえずキャサリンの場合です。

すべてのネジを外すと表にします。
そして、蓋を開けます。
ノートパソコンの場合、キーボードの下にマウスパッドの部分があります。

ネジを外したので、このマウスパッドの部分が外れます。
キャサリンのHDDが表れました。
まさしくキャサリンの魂です。
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これを取り外します。
これが大変難しいです。
長年の使用で外れにくいくらい硬くなっています。

HDDのピンがぐねっと曲がりそうで怖いです。
とりあえず、HDDは取り外せました。
これを外付けHDDのケースに移します。
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これがまた大変、HDDのピンが微妙に曲がっているようです。
これはまずいと思いながら、HDDケースのコネクターに押し込みました。

一応は成功です。私的には失敗ですね。
この次このHDDを外すことは無理だと思います。
これほど硬くなっているとは思いませんでした。
何か道具があればスムースに行くはずです。

もっと安易なもののようにガイドにはか書かれています。
失敗とはいえ、キャサリンのデータは一応救出が出来ました。
初めてのHDD交換はやはり知識だけではなく、何度も場数を踏まないといけませんね。
それはさておき、キャサリンの復活です。

すべてのデータの記憶が戻ったかは不明です。
もう少し調べないといけません。
しかし、新しいキャサリンは、前のキャサリンのとはもともと別物です。
HDDを交換していませんからね。
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前のキャサリンです。

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新しいキャサリンです。

一緒って、そう一緒に見えます。
しかし、赤いラインの最後の文字が「M」「L」の違いです。
「M」が前のキャサリン、「L」が新しいキャサリンです。

同機種にしたのは、バッテリーもメモリもそのまま続けて使用できます。
予備の部品とりにキャサリンは保存します。
なかなか廃棄はないです。
道具も使って道具です。

人間の魂は、パソコンのHDDのようなものです。
このケースに入っているHDDそのものが人間の魂です。
私は仏教徒ですので、輪廻を信じます。
そう確信しています。また事実そうです。

新しいか肉体に入るとき、HDDのデータは消去されます。
ケースだけになって新しいデータが蓄積されて、一人の人間としての人生が始まります。
器は一緒です。

でも、現世の修行によって、器の大きさも変わるように思えます。
高性能な器になるのかもしれません。
消されたはずの記憶が残っていることもあります。

いえ、本当はすべてを消すことは出来ないはずです。
つながっていますからね。
どこかに前世の記憶も残っているはずです。

キャサリンのHDDの交換作業中、いろいろなことを考えました。
機械のことで人生を考えるとは思わなかったですね。
感慨深い作業です。

ここ数週か悩んでいたことが一つクリア出来ました。
しかし、ニュータイプのキャサリンは、一から自分が使いやすいようにカスタマイズしないといけません。
すこしその作業を思うと「しんどい」です。
でも、山は一つ一つ越えなければなりません。

無事に物事が終えられたことに感謝です。
ありがたいと心から思います。
すこし安堵の気持ちもあります。

最後までお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。