''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

三瀧川から見える風景。

三瀧川は、御在所岳から四日市を流れる川ですね。その終点は伊勢湾に流れ、大海にそそぎます。

初めて知った川の名前です。
もちろん、地図を眺めて知ったわけではありません。
近くのスーパーで知りました。
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そう、純米酒、三瀧川(みたきがわ)[株式会社ナカムラ]としてのお酒の名前です。
純米酒と、その地酒の銘柄よりも、何かの主張を感じましたね。

それも特売品です。
998円での購入です。
久しぶりの1升瓶での購入です。

きれいにレースの和装にお着替えです。
やはり日本酒には畳が似合いますね。

300mlサイズの呑みきり小瓶での購入が大半な私としては、大変珍しいですね。
これには、焼き魚ですね。
塩焼き用の手頃ないい鰤(ぶり)が入りました。
写真がないのは、少し脂の乗りもいいので、焦がし気味での仕上がりです。

まずは味の吟味です。
陶製の酒器に、八分ほど注ぎます。
冷での初回の出会いです。

純米酒、独特のかすかな粘りと喉ごしです。
辛口ですね。
悪くないです。

醸造アルコールの配合がない分、さらさら感はないですが、それが自然でいいですね。
精米歩合70パーセント、「うーん」と瓶をちらりと見ます。

そして、ごくりと喉を鳴らせます。
鼻に抜ける酒香(しゅが)もいいですね。
後味もさっぱりしています。

塩焼きの鰤の脂にも負けていません。
想像以上に、私好みお酒です。

瀧川というフレーズを聞くと、崇徳院 小倉百人一首を思い出しますね。

「  瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あわんとぞ思う 」

切ない和歌に崇徳院の繊細な心根が見え隠れしますね。
実際はどのような御仁であったのか想像が膨らみます。

それに崇徳院さん聞くと、やはり落語の『崇徳院』ですね。
歌に込められた切ない恋花です。
和歌も落語も一緒に過去の記事で紹介しています。

私の場合、和歌と落語は共通のフレーズなのでしょうね。
芋づる式に、いろいろとイメージが繋がります。
和歌も落語も、人のこころに届きます。
時代を超えて、変わらない人の営みの機微が伝わります。

嬉しいと悲しいとき、お酒がそのお供です。
いろいろな記憶の中で、それらの記憶を紐解いてくれます。

そして、三瀧川のように水の流れが、いろいろなものを流してくれます。
静かに川の流れを見ると、こころが落ち着きます。

心穏やかに過ごしたいものです。
今日も生かされていることに感謝です。
心の中で手を合わします。

今日も一日平穏無事でありますように。

最後まで静かにお付き合い下さいまして、こころよりお礼申し上げます。