''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

オニオンたっぷり乗せたポークソテーの昼ごはん。

昨日といい、今日といい、穏やかで暖かい日差しです。

昨日といい 今日と暮らして 飛鳥川 流れてはやき 月日なりけり

古今和歌集の1首ですね。

この流れという部分から、小堀遠州はこの和歌を閃いて、名物「飛鳥川」という茶入れの名をつけました。
釉薬が少し垂れていると部分があります。
前にも記事にしています。

和歌といい、俳句といい、同じ言葉の羅列に、時や時代を超えて、何やら感じるものがあります。
何かふと閃くということはよくあります。

昨日の昼餉です。
何か食べようと冷蔵庫を探します。
いいものがありました。

土曜の深夜帰宅前に24時間のスーパーで買い物してきました。
そこで、どうしても豚のしょうが焼きが食べたくなって、購入です。
深夜の帰宅では、他に晩酌の肴に出来るものもあった為、日曜の昼餉に回そうとしたのです。

ですから、土曜の夜から口は、豚肉のしょうが焼きです。
ストックバックをこそこそ、たまねぎが残っていました。
これも入れます。
たまねぎは切って水にさらしておきます。

その間に、豚肉のした処理です。
ポークソテー用の厚みのあるロース肉です。
筋切りをしっかりします。

筋切りは、ロース肉でしたら、白い脂と肉の間に硬い筋があります。
ロースの脂肉に包丁を入れます。
もちろん、すこし肉にも届くように入れないと筋切りは出来ません。

筋切りしておかないと、ロース肉が反ってしまいます。
見た目も悪いですし、食べにくいです。
ロース肉を二枚ソテーしました。
イメージ 1

たっぷりのソテーしたたまねぎです。
甘みを感じられます。
豚肉はしっかりと表6割から7割、蓋をして焼き、裏がして4割から3割焼きます。
たまねぎも一緒に入れています。

味付けは、しょうがベースのタレです。
最後に入れて絡める程度にします。
最初にしょうが入れると、すぐに焦げます。

すかさず盛り付けます。
この日は一味が切れていました。(切れてないすょとは言わないで)
見場よくするために、乾燥パセリ、通称パセポンを振ります。
香りもいいですね。

この日は洋食デーです。
久しぶりにフォークとナイフを使って頂きます。
悪くはないです。

豚肉も程よく焦げ目も付いていますし、硬くもなっていません。
たっぷりのたまねぎが甘く生姜の辛味と何とも上手に絡んでいます。
さすがに、小ぶりとはいえ、ロース肉2枚は、たっぷりの昼ごはんです。
もちろん、ライスと味噌汁は付けています。
それにヨーグルトは欠かせません。

子供の頃、我が家でも洋食デーがありましたね。
フォークとナイフを使って、同じようにポークソテーを食べたことがあります。
時には、牛肉であったり、鳥であったりします。

それでも、普通の中にあって、フォークとナイフは特別です。
洋食を食べた気持ちにさせてくれます。
もちろん、家庭料理ですから、やはり味噌汁とライスになりますけど、そこは家庭の料理です。

吉本新喜劇の女優さん、未知 やすえさん(本名、 内場 泰恵(うちば やすえ))もラジオで子供の頃家庭で、洋食デーがあったことを言っておられました。
年齢的にも、少しだけ彼女の方がお姉さんです。
ちょうど、内場氏と結婚される前後の頃でしたね。

世代もほぼ同じです。
そんな時代でした。
家庭でフォークとナイフで食事することが、当時オシャレな感じだったのです。
今や極普通になっていますのでしょうかね。

我が家の貧家では、特別のことになります。
休日の昼ごはん位した登場しません。
とくにフォークはまだしも、ナイフの方はなかなか登板の機会はないです。
フォークだけに、この話は落ちます。

ささやかに休日の昼餉を作り食する時間があることに感謝です。
幸せと言えます。
日常の生活の中で、「ハレ」を作れることも、作ることも必要です。
ほんの少しの違いに生活の違いを喜べます。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、ポーク神社の話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。