''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

『ワルキューレ』、一線を越えたミッションより。

雨降る京都伏見の地です。
深夜の帰宅後、なかなか寝付かれない日々が続いています。
体は疲れているにも関わらず、気持ちが高ぶっているせいです。

昼間、あれよこれよとやっている間にいろんなことが起きます。
日常の世界の中で、ささやかな非日常を求めます。
帰宅後、HDDに録画のドラマを見たり、撮りためていた演芸番組を見たりと時間を過ごします。

そんな折、雨が降って来ました。
朝からも強い雨が降っています。
そんな雨音に目を覚ました次第です。

睡眠時間、5時間程ですね。
体の疲れより、精神の疲れの方が応えます。

先日の土曜日、友人と別れた後、寺町の電気街に行きましたね。
そんな折、中古のDVDを見つけました。
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ブライアン・シンガー監督の『ワルキューレ』です。
すこし話題になった戦争をテーマにした映画です。

主演はトム・クルーズです。
やっぱ格好いいですね。
しゅーとした顔立ち、甘いマスク、凛々しいお姿と男が見ても惚れ惚れする役者さんです。
しかし、流行の映画でなく、戦争映画です。

第二次大戦最中の、ドイツ軍内の反乱をテーマにした映画です。
ナチスの総統ヒットラーの暗殺によって、祖国ドイツの無謀な戦争を終結させようと立ち上がる話です。

ワルキューレ』とは、ワーグナーの「ワルキューレの騎行」を耳にしたことから付いた「作戦」(ミッション)のコード名前です。
作戦遂行にかかる時間は、たった「10分」です。

爆薬を仕掛ける。
閉鎖された空間に、爆弾を爆発させる。
命がけの作戦です。

役柄のトムクルーズは、最初の戦争シーンで片目と片腕の指先を失います。
ドイツの英雄として勲章を受けます。
これにより、軍での信頼を高めます。
それが、この『ワルキューレ』作戦の始まりです。

反乱軍の目に留まり、仲間に入るように薦められます。
伯爵としての貴族出身という設定です。
階級は大佐です。
軍の中でも、働き盛りのエースです。

反乱軍にあっても、危険な任務に当ります。
爆弾を仕掛けるのも、実行するのも、トムクール演じるシュタウフェンベルク大佐です。
爆薬を仕掛けた後は、その場から立ち去ることが必要です。
幹部しか集まらない場所で、任務を遂行するわけですから、犯人が特定されやすいです。

任務遂行後、ベルリンに戻り、反乱軍の指揮をとります。
ヒトラーの親衛隊SSの幹部・兵士を拘束して、反乱軍がドイツを鎮圧し、すぐに連合国軍と停戦交渉に持ち込むという筋書きです。

90パーセント鎮圧、あと幹部1名を鎮圧すれば、反乱軍の勝利と言うところで、勝利の女神が見放した。
爆発した爆弾の近くにいたヒトラーに奇跡的に無傷に近い軽症であったと言うことでした。

ヒトラー死亡の記事によって、傾きかけた反乱軍も粛清されます。
もちろん、報復によるのは死あるのみです。

トムクール演じるシュタウフェンベルク大佐も、悲劇の結末に、銃弾に倒れます。
後味の悪い映画です。
もちろん、結果は知っていましたからね。
歴史という流れの中で、ヒトラーは自殺を図るという筋鍵になっています。

ヒトラーをテーマにした映画が多くあります。
独裁者による政治には限界があります。
歴史がそれらを繰り返し証明しています。
歴史は、繰り返します。

人は愚かなものです。
同じ過ちを繰り返します。
仏の世界では、輪廻を繰り返します。
現世の罪による縁は、来世にその報いとして現れます。

西洋の話は分りません。
しかし、天国に召されるということは聞きます。
宗派を超えて、主がおいでです。
その主に背いて、現世を生きることが許されるのか、甚だ遺憾です。

過去世の罪は、現世の縁に結び付きます。
現世の罪の功徳も、来世の縁に結び付きます。
原因があって結果がある。
それらに代わりがありません。

多くの犠牲の上に今の平和な生活があります。
ありがたいと感謝の気持ちを添えます。
お盆です。
多くのご先祖が、お帰りになります。

今あることは、偶然の偶然、つまり必然です。
いいご縁に導かれたと思っています。
その中でも、仏縁のあったことに感謝です。

手を合わせ、心静に過ごせる精神の安穏が何よりありがたいです。
いい時代に生まれたご縁を頂きました。
いい場所に生まれたご縁を頂きました。
前世の前世のご縁が今に繋がっています。

いい行いをなし、悪いことをしない。
簡単な事ながら、言うのは3歳の子供でも言えることながら、実行するのは80歳の年寄りになっても難しいです。
日々の生活の中で、心の三毒を廃し、心平穏にして日々を過ごす。
それがいい縁をなし、悪い縁を断ち切る修行と解しています。

ありがたいと多くのことに感謝します。
仏縁を頂けた事にも感謝です。

花を見て、月を見て、心を穏やかにする。
ささやかな幸せは、ここかしかに、落ちています。
拾うか拾わないかのたったそれだけです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、悲劇の結末の話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。