''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

温かい蕎麦よりも、貴方のそばがいいかもより。

タイトルからして、少し艶っぽいですね。
遅い帰宅に、温かい汁物、特にそばはいいですね。
夜食に麺類は、何とも風情があります。

受験勉強に、持ち帰りの仕事にと、そんな時は、優しく温かい夜食が嬉しいはずです。
出て来れば、きっと嬉しいはずです。
「お帰り。ただいま」と独り芝居に勤しみます。
いつもの事です。

これじゃ、映画の『台風クラブ』じゃないですかすね。
これまたマニアックなところですね。
ここで笑える方はなかなか凄いですね。
印象が強いシーンです。
意味もなく、弱いながらも、継続的な暴力的な蹴りのシーンにぞっとします。

今は亡き相米慎二監督による作品ですね。
台風の襲来をきっかけとして、日頃の鬱屈した感情を爆発させる少年少女の姿を通して、思春期の少年少女たちの危うさ・脆さを見事に表現した作品に作られています。(「ウィキペディア」参照、一部抜粋)

何かをきっかけにして、昔の記憶が戻ることもあります。
不思議なことが多いです。
いろんな物が繋がっています。
人の不思議なところでもあります。
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京都伏見・大手筋通りの「ラーメン藤」のラーメンを食べていると、ふとこうした寒い日に、熱いもの頂くのはご馳走です。
ラーメンは、私の中でご馳走の中華そばです。

暖房が効いている部屋ですら、そうです。
火の気のないところなら、もっとご馳走でしょうね。


それも、現代でなく、江戸時代なら、火を使う場所が限られています。
それも夜になると限定されます。

この時期、そばと言えばあれですね。
ご存知、赤穂浪士忠臣蔵です。

吉良家の討ち入りの前に、皆がそば屋久兵衛に集まったとかの尾ひれの付いた話もあります。
そこでは、そばや少しのお酒を呑んだと聞くと、和んだ緊張緩和の心遣いと思うかもしれません。

久兵衛と聞いても、寿司の銀座久兵衛とは違います。
そば屋でも、久兵衛とか言う屋号は多かったみたいですね。

しかし、本当は、47人が一ヶ所に集まることは不可能です。
当時のそば屋は二階があっても、そんなに人は入りません。
逢引するなら、そば屋もありでしょうけどね。
もちろん、そば屋の二階なら何も出来ないですよね。(池波正太郎バージョン)

どうやら討ち入り前に、本所林町五丁目の堀部弥兵衛宅、本所三つ目徳右衛門町の杉野十平次宅、本所二つ目相生町神崎与五郎前原伊助の店の三ヶ所に集まっていたようです。
堀部弥兵衛宅では、炒り付けた鴨と生卵を溶いたものを、ご飯にかけて出されていたというのを、池波ワールドのどこかで読んだ気がします。
「別冊 太陽」でしたっけね。

鴨鍋とはいいですね。
ネギ鴨、もしくは、セリ鴨で、一杯熱燗いきたいです。
何をどうしたかは分りませんが、戦の前の腹ごしらえはしたはずです。
そばを食べたということは、充分に考えられます。

もちろん、深夜の討ち入りの長丁場に備えて、焼いた餅は各自持っています。
これも、大石采配です。
討ち入りも、ある意味、戦である以上、勝ち負けではなく、吉良の首級を挙げることのみが、本懐です。

その為に、そんなことまでという気遣いが必要です。
準備に準備した戦です。
失敗は許されません。
さぞや、プレッシャーにご飯も喉を通らないようでは、世俗の頭でしょうね。
人の器の大きさが、食事で判断出来ます。

食は大切です。
人である以上、生きねばなりません。
目的を達成するために、少しでも生き抜かないといきません。

47人どんな味わいで、討ち入り前の最後のご飯を食べたことでしょうね。
それでも寒い日の温かいものは、何よりのご馳走です。
ありがたいことです。

もうすぐ14日が近づきます。
いろんなイベントで、忠臣蔵が注目されます。
それだけに、真実が少しでも伝わることを祈るばかりです。

現代に生まれて良かったです。
それも温かい仏縁のおかけです。
仏様(貴方)のそばが、一番です。
ありがとさんです。

今日も明日も、私も世の中も平穏無事に、過ごせますように祈るばかりです。

最後まで、そばのように長い話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。