''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

飛び道具とは、タマに当るかもですね。

クリスマスが真近だと、町が賑わっています。
いいことです。
今年も不景気という甘くないケーキを、クリスマスに頂くことになりそうです。
こんなせちがない社会でも、楽しみを見つけます。

今日は今上天皇のお誕生日ですよね。
珍しく今日は休日です。

天気も良かったですが、
年賀状を作って時間を過ごしていました。
社会との大切なささやかなお付き合いですからね。

年末まで、幾日も休みはありません。
晦日、正月と仕事が入りましたね。
忙しいというより、気忙しいです。

ゆっくりと過ごさないと、首と肩が悲鳴を上げています。
明日は、病院に行ってマッサージを受けないといけないですね。

ささやかなゆっくりとした時間を過ごしたいです。
なら、家で晩酌です。
鍋にします。
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幸福の鍋と言えば、ふぐですよね。
特売の商品です。
値段も、2980円なりです。
もちろん曰くも付いてきます。

ふぐと聞けば、吉朝さんの落語『ふぐ鍋』が思い出されます。
ふぐと言えば、関西では「てっぽう」と呼びます。
弾に当ると、たまに当ると、を掛けています。
弾に当ると死ぬということでもあります。

危険な鍋ですね。
でも、それは昔のことです。
伊藤博文公が、下関の春帆楼で、解禁にして以来、公に食べることができるようになりました。

白石一郎氏の『十時半睡事件帖』にも、「庖丁ざむらい」でしたっけ、ふぐ鍋に当るという事件がありましたね。
この時代、ご法度の御触れが何度も出ています。
食通を気取って、ふぐに当るというのです。

その時代は、どこに毒があるのかを知らなかったですね。
もちろん、内臓に毒があることは分っていましたがね。
どの部位かまで、はっきりしていなかったようです。
料理のプロの中では、言い伝えはあるようでしたがね。

しかし、いろんな種類のふぐが居ます。
全く毒のない白サバふぐもありますからね。
種類によっても違います。
やはり、トラが美味いでしょうね。

今回の特売の品は、もちろんトラではありません。
それでも、白サバふぐでも、充分に美味いと思いますよ。
その分、私がお酒を呑んで、トラになるというのはどうでしょうね。
♪トラ トラ~

一人お座敷芸で、ふざけて見たくなりますね。
この時期、芸子を上げて、宴会というと、片岡千恵蔵さんの大石内蔵助を思い出します。
花柳社中が盛り上げます。
「浮き様、こっちこっち~」

上杉の間者にすきを見せて、討ち入りなどないという振る舞いです。
やはり、山科から、伏見の撞木町の茶屋で遊んでいたことは事実のようですね。
去年紹介しましたように、碑文が立っています。

討ち入りには、鉄砲の飛び道具はもちろんありません。
ご法度ですからね。
江戸への「入鉄砲」に「出女」は厳しい警備が入ります。
当時の大名の妻や子供が、江戸に人質になっています。
幕府に対する忠義です。

ですから、こうした人質が出るのを特に警戒しています。
これが出女ですね。
いろんな忠義もあります。

忠義というからには、主君に対する忠義・忠節ですね。
赤穂浪士も、討ち入り以後、大きくその名を讃えられます。
しかし、鉄砲の飛び道具はなかったにしても、弓矢は持って行っています。
半弓と呼ばれる小さな弓です。

弾には当らないでも、矢に急所が当れば命はありません。
討ち入りにも、やはり命のやり取りがあったということですね。
武士として戦うことは、この時代には無かったことですからね。

吉良家の家臣も、本当に討ち入ってくるとは思わなかったと思います。
それが、成功した最大の理由だと思いますね。

何が原因なのか、未だに判明しない赤穂事件です。
どうあれ、忠義という形を、世の中に示したというのは、当時としても大変な覚悟だったと思います。
ああや、こうやと口で評論することは、優しいですが、実際に行動するというのは、難しいです

数人でなく、赤穂の浪士として47人で、主君の仇討ちという形にこだわった大石の頭として、偉大さにな感服するしかあります。
言葉でいうのでなく、行動に移すことの難しいと勇気を常に胸に記します。

私などは豆腐の角に当った方がよさそうですね。
ありがたいと感謝して生きています。
感謝して生きると、いろんなものが見えて来ます。

ふぐの弾に当らないように、よく鍋を見て頂きましょう。
これも、仏様の神通力でしょうかね。
今日が最終回にならないように注意が必要です。
ふぐ鍋だけに、孤もかむりの酒でも呑んで、頂きたいですね。

今日も明日も、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈ります。

最後まで、幸福に程遠い話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。