我が家の例年の年末行事の一つは、仕事納めのてっちりです。
関西では、河豚のことを、鉄砲と言います。
ですから、鉄砲の刺身で、てっさ、鉄砲のちり鍋で、てっちりです。
鉄砲は、玉に当ると・・・、という意味です。
と言うことは、当たりまっせと言うのが、吉朝さんの落語「ふぐ鍋」の枕です。
河豚は、ぶうぶうと鳴くと聞きます。
ですから、河の豚ですね。
同じく海の豚は、イルカさんですよね。
関西では、危険部位を取り除いた身欠きの河豚がスーパーで売られています。
これを自分で、出刃で落とせば、てっちり家で安く頂けます。
1.5㎏程ある河豚を、危険の部位を取り除いて売られているものです。
正味800gはありますね。
家族3人なら十二分です。
値段は、税抜きで樋口一葉で納まります。(この河豚の大きさなら、お値打ち価格です)
トレイは、28㎝四方程の大きさです。
毎年のように、大きな皿でも、盛り付けるのに、少し困るサイズです。
例年より大きな河豚を用意しました。
河豚と言えば、ポン酢が必要です。
ポン酢は、旭ポンズとこの時期の大阪圏では、相場が決まっています。
私は、京都に居る時から、ここ一番のポン酢は、旭ポンズです。
てっちりには、これですよね。
てっちりには、相性抜群です。
カニにもいいと思います。
鶏にも、牛にも、豚にもいいです。
5歳児ゆうゆうも、毎年の恒例の年末のちってりです。
鍋の〆は、うどんで頂いて、翌朝に河豚雑炊になります。
美味しいものを食べると、幸せになります。
我が家で、河豚鍋には、縁があります。
嫁と付き合い始めて、最初の冬の12月に、二人で河豚を食べに行き来ました。
ささやかな忘年会のつもりでした。
それが、嫁の家族に広まって、現在でも続いています。
岳父が生前、仕事納めに、突然ふぐ鍋になって以来、毎年との家の行事に採用してくれたみたいです。
毎年その話をして、岳父を思い出します。
それも供養です。
1度、私と嫁と岳父で、年末ふぐ鍋をしました。
我が家の大事な行事になってしまいました。
親子3人のささやかな暮しに感謝して暮させて貰っています。
ありがたいことです。
ささやかな「よかった」を探せて暮させてもらっています。
ありがたいことです。
日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。