''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

王将の羽根付餃子を食らうより。

朝からさわやかな風が、玄関から入ってきます。
朝晩は、やはり秋ですね。
涼しいと言うより、すこし肌寒い感じです。

食欲が戻って来ます。
昨日のソース焼そばといい、少し油っこい物でも、食することが出来ます。
ラーメンといい、ソース焼そばといい、麺類は食べよいです。

冷たい麺は、滅多に頂きません。
熱い時でも、冷たいときでも、やはり熱い麺です。
健康のためにも、胃袋のためにも、いいですね。

食事のお茶も、常温か熱いお茶を頂いています。
真夏でもです。
胃袋に優しい感じがします。

先日、平日休みに、いつものように病院に首のマッサージを受け、その帰り餃子が食べたくなりました。
お店で頂いても良かったのですが、冷房が強くて、体調が合いません。
じゃ、家で餃子を食べようと、一番近くの王将に「テクシー」で2メーターぐらいの15分でしょうかね。
(昭和の死語です。時々年配の人が言っているのを聞く位ですね)
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王将の餃子は、大抵「生餃子」(二人前420円)を購入しています。
家で焼くんです。

焼きたての餃子は、ビールにも発泡酒にもよく合います。
ぱりっとして、もちろん皮がサクサクしています。
羽根付きの餃子です。

若い時、ラーメン屋でバイトしていた経験が活きます。
要領を得ないと、焦げるし、不味くなります。

上手に焼くコツは、水を餃子の肩まで入れることですね。
どこが、肩だか、首だか分からないなら、半分浸かるくらいまで、入れます。
私は、水を入れるのが、慣れていますが、お湯の方が失敗しないかもしれません。

火を強火にして、そこに生餃子を入れる。
手早く入れないと、ここで焦げます。

一度に3個掴んで、二人前なら、4回ほど1分もかかりません。
油は引かなくてもいいです。
入れ終わったら、盛るときのことを考えて、少し形を整えます。

次ぎに、一気に強火にします。
ここで、水もしくはお湯を入れて、蓋をするわけです。
餃子は、蒸し焼きと湯で焼きにして、芯まで加熱します。
ここの火力が弱いと、べちゃべちゃのまずい餃子になります。

蒸気とぐつぐつ湯がいている音がします。
3分くらいを目安に、蓋を一度開けます。
この時、全体にしっとり火が通っていることを確認します。
その時に、また水分が残っていれば、蓋をしたままフライパンを傾けて、水分を捨てます。

ここからが、大切です。
水分を強火にして飛ばします。
焦げている匂いがすれば、少し火を弱めてください。

水分がなくなれば、大抵香ばしい匂いがすると成功です。
ここでもう少し待ちます。
一呼吸入れるくらいです。

蓋を開けて、餃子の周りがぱりっとしているのを確認です。
ここで、心配なら、少しだけ油を入れます。
焦げ目と餃子の間に沁みて、餃子を取りやすくします。

入れ過ぎると、油っこい餃子になります。
私は、油は滅多に入れません。

へらで、餃子を一列ずつ取って下さい。
この時、へらで焼け具合の色を確認して下さいね。
まだ、色が白かったら、もう少し焼きます。

数十秒の変化で焼きすぎになりますから、注意です。
これでいいと思えば、すばやく一列ごとに二回、へらで一気にすくえば、ぱりぱりの羽根付餃子です。

羽根が焦げることもあります。
その時に、少し取って下さい。
美味しい色になっている方が、食欲が進みます。

これが、この日のランチです。
もちろん、休日ですから、発泡酒も一緒に頂きました。

至福ですね。
安い幸せです。
でも、自分の分にあった飛び切りうまい幸せです。

店のアルバイトおばさんよりは、上手に焼けると思います。
お店のは、焼きにムラがあったり、それ以上に最後に油を振るので、油っこいです。
自分好みの焼きがあります。

王将の餃子は、よく出来ています。
生ですから、扱いにくいですが、1、2度練習するつもりで、家族と一緒なら多い目に買えば、上手焼けます。
味も悪くないです。

もちろん、餃子の皮を買って来て、家で作るのもありです。
こちらも、昔はよくやりました。
あっさりしたネギと豚肉とキャベツの餃子とか、いいですね。
家族が多いなら、この方が安上がりです。

しかし、大きさにムラが出来て、上手に焼くのは、なかなか難しいです。
まだは、王将の餃子を上手に焼けるテクを付けてから、手作り餃子も楽しんでください。

途中で諦めないで、一度上手に焼くと、自信が付きます。
よく熱したフライパンに、水分(水やお湯)を多めに、入れるのがコツです。
蓋は、絶対に必要です。

餃子は、チャオーツと発音されます。
ゲンのいい食べ物です。
米の取れない北の寒い北京辺りの料理と聞きます。
もともとは、シルクロードにより、内陸中心地辺りの羊の肉で作られた料理ですね。

餃子の発音と子供を授かるという音が、同じとも聞きます。
家内安全、子孫繁栄のゲンのいい言葉です。
結婚式とか、祝いの行事に食べられる料理でもあります。

大抵は、水餃子です。
一度に、数百個作ることもあると聞きます。
その中に、一つか二つ、コインを入れる習慣があるとも、聞きますね。
当れば、今日のラッキーさんですね。

最近では、焼き餃子もあると聞きますが、私が中国に行った1988年頃には、まだなかったですね。
店でなく、家で食べる賄い料理、それが焼き餃子です。
水餃子が残ると、次ぎの日に、フライパンで焼いて食べるからです。

しかし、皮が厚いです。
賄いの味になります。
それに比べて、日本の焼き餃子は皮が薄い目で、ぱりぱりした食感がいいですね。
こちらは、日本の焼き餃子の勝ちです。

餃子も、すでにラーメンと同じく、日本の食文化の一部ですね。
お肉も野菜もたっぷりの餃子、韮やネギ、ニンニクなど、精の付くものが多いです。
夏場には、適した食べ物です。

油っぽくさえなければね。
ですから、家で焼くわけです。

韮、ネギ、ニンニクなどは、五葷(ごくん)と呼ばれます。
私のブログにも、よく登場します。

律宗禅宗などの寺院の門前に、「不許葷酒入山門」の句の石碑をよく見かけます。
あの、葷酒の「葷」ですね。
精の付く食べ物や、お酒は、修行の敵ですからね。

人が生きている以上、心に欲は生まれます。
それを作らないように、体も精を付けないと言うのは、何か違うような気もします。
裏庭の雑草が、すぐ生えるからと言って、草むしりが面倒と言い、コンクリートで固めるのは、少し趣旨が違うのと同じです。

生きている以上、欲も出ます。
イライラした気持ちも、愚痴も出ます。
心の三毒、生まれます。

生まれれば、また処理すればいいだけです。
それ以上に、今あることに感謝すべきです。
今あることは、偶然でなく、必然です。
何かの力で生かされています。

ありがたい仏縁を頂けていることに感謝です。
韮、ネギ、ニンニクを食らい、精を付け夏の疲れを、振り払うのです。
そして、酒を食らいて、明日の活力にします。

日々の暮らしを、辛いことや腹立たしいことの連続です。
それも、上手に息抜きして、明日に繋げます。
毎日、目の前の道を長安に向かって、歩むだけです。
疲れれば休めばいいし、気持ちが戻れば、また歩みます。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らすが、願いです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈ります。

最後まで、ごくんと人を飲んだ話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。