''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

三味線の音色と、鰤の刺身を肴に、日本酒が呑みたくなる より。

今日は、暖かな天気のようです。
京都伏見の疏水の桜も、まだまだ楽しめます。

昼ごはんには、疎水縁で発泡酒片手に、お弁当でも頂くとしましょうかね。
優雅な時間になるといいです。
体調も、ここ数日平行線ですからね。
首も痛いし、足も痛いと、来ればオフの日くらいゆっくり過ごしたいです。

朝晩は、まだまだ寒いです。
ここ数日の雨が特にそう思わせますね。

寒いと来れば、熱燗でしょう。
熱燗と来れば、肴は刺身です。
この日は、鰤の刺身です。
後は、美人のタボがあれば、極楽気分です。
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脂もよく乗ったキトキトの鰤です。
夜なら熱燗、昼間なら、通ぶって湯呑に「ひや」もいいです。
日本酒と言えば、どうも演歌が付き物です。

私の中では、演歌と言うより三味線の音色は、日本酒に合いそうです。
浪曲の伴奏も、エレキギターでなく、三味の音が情緒を醸し出します。
女性の三味の掛け声も、何ともいいものです。

男性の三味と言えば、じょんから節の太三味線・津軽三味線でしょうかね。
叩くような大きな音が、特徴かもしれません。
最近でも、若い演者が有名です。

戦後、高橋 竹山氏らの全国に広めた功績は、大きいように思いますね。
平成10年2月5日に逝去されていますが、その戒名が面白いです。
戒名「風雪院調絃竹山居士」のようです。(ウィキペディア参照)
津軽三味線の演者らしい戒名です。

しかし、そのじょんから節と呼ばれる「じょんから」ですが、あまり語源がはっきりしていなようで、諸説あるようです。
ただ、有力なものに、「現在の黒石市浅瀬石の上流の上河原の地名(通称名)」からとったものがあるようでう。
最近まで、じょんがらと濁るものだと思っていまししたが、島津亜矢さんの「望郷じょんから」を聞くと、「じょんから」と濁っていませんね。

http://www.youtube.com/watch?v=cVC8lWnJ49k
仕事場のおばさんが、島津亜矢さんの大ファンで、いろいろ聞いている内に、どんな人だっと、ユーチューブで検索して、たどり着きました。

演歌とか、好きだと言う方ではありませんが、三味線の音色などの邦楽はいいですね。
それにしても、まるで細川たかしさんの持ち歌よりも、まるで自分の持ち歌のように感じますね。
10棹の津軽三味線が迫力と相まって、島津亜矢さんの高音域の声と、その音量には圧巻されます。
声量も、後ろの三味線に負けていませんね。

この島津亜矢さんの「望郷じょんから」(作詞 里村龍一 作曲 浜圭介)の完成度は、高いですね。
歌というより、津軽三味線と島津亜矢の融合が、一つの芸域の極みに思えます。

歌と言う音楽の中に、その歌詞の世界観が映像として、頭の中に流れます。
爺(じい)さまと言わずに、「爺(じ)さま」といい、ハギレの良さが、歌詞の東北感を感じます。
♪爺(じ)さま叩く じょんから節の 泣き三味線~

そして、湯呑の酒が出て来ます。

♪湯呑みの酒に ぐらりと酔えば 故郷が浮かぶ~

東北津軽にあっては、故郷は特別かもしれません。

♪帰ろかな 帰りたい ふる里夢ん中~
♪帰ろかな 帰りたい ふる里夢ん中~

望郷を感じます。
私もいつも郷里播州を思い出します。
近くなので、いつでも帰れると思って、長い間帰っていませんね。

でも、この曲は、津軽だけでなく、東日本大震災で被災された方なら、誰しも思う事だと思われるでしょうね。
あの平凡な暮らしが、どれほど幸せだっのか、無くしてわかることもあります。
一日も早くあの平凡な日常が戻るといいと思います。

もちろん、戻通りにはならないけれど、元気になって貰いたいです。
そう言えば、昨日電車が開通していたニュースを見ました。
「頑張れ東北!!」です。
今夜は東北の酒で、三味の音を聞きながら、晩酌したくなりました。

日々の暮らしの中に、ささやかな幸せがあります。
ありがたい仏縁に感謝しています。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮せますように、祈るばかりです。

最後まで、湯呑の酒と三味の音の話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。