''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

ゴールデンウィーク、とある休日のランチタイム より。

今日もいい天気でしたね。
それにしても、朝は少し肌寒いです。
例年の5月の空気ではありません。

すでに、ゴールデンウィークも過ぎ、当分は日常の暮らしが過ぎ行きます。
とは言え、ゴールデンウィークにあった出来事も書き残した事もあります。

とある休日のランチタイムの事です。
その日は、我が家に来客がありました。

ランチを一緒に食べようと、誘われて、何か用意していいのかと、メールが入ったから考えます。
先様の用意は、グラタンにハンバークに、デザートの苺です。
それなら、ランチのコラボしないといけません。
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この日は、なかなか豪華なランチタイムとなりました。
オリジナルのグラタンの一皿をご持参してくれました。
すでに、コラボできるものはと、考えると、はやり、パスタでしょうね。
グラタンも美味しかったです。
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同じく持参のハンバーグを、1.4mmの細いパスタの上に、オン・ザ・パスタです。
写真用に一番大きなハンバーグを「オン」しました。
ハンバーグの上には、特製のトマトのソースです。

ハンバーグも美味かったですよ。
パスタの上には、ミートソースがかけています。

このミートソースが、なかなかいい仕事をしています。
お手製のハンバーグの持味を殺さず、パスタとハンバーグのバランスが絶妙です。

細いパスタは、私の好物です。
4分位で茹で上がります。
もちろん、塩は濃い目です。

これで、パスタにしっかりと塩気が入ります。
その塩気も跳ね返すほどのトマトのミートソースが、パスタとハンバーグを上手に取り成しています。
私達の世代には、パスタと言わず、うどんのようなスパゲッティーのイタリアンやナポリタンが、主流でした。

ラーメンにしても、そばにしても、カタ目が好きです。
唯一、イタリアンやナポリタンのスパゲッティーは、柔らかくても大丈夫です。
パスタはダメですよ。
やはり、アルデンテと言うほどでなくても、少し微かな芯がある程度の熱々の茹で立てなら、トマトのソースともよく合います。

そこが、1.4mmの細いパスタを使う理由です。
単に時間が短くていいので、いらちの私にはいいですね。
細くても、そうめんやにゅうめんも、カタ目に茹で上げます。
麺のコシがないと、麺はダメです。

グラタンの少し味が薄い目にホワイトソースを仕上げていたので、多めのトマトのソースを少し付けて頂くと、これまた美味しいです。
グラタンの焦げ目のところが、美味いです。

ここで、ランチに白ワインが欲しい所でしたが、この日は我慢です。
後にする大切な用事がありました。
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ランチの終わりには、もちろん頂いた苺と我が家にあったオレンジのコラボにして、フルーツの盛り合わせです。
これが、1人前です。

オレンジも苺もそのまま頂くのが一番美味いです。
オレンジは大好きで、よく頂きます。

酸味が好きですから、酸味の強い物は、大好物です。
ですから、苺もオレンジも大好物です。
ヨーグルトに、こうしたフルーツを入れてもいいですね。

せっかく甘い苺に、練乳は要りません。
一回一回、苺の甘さも違いますので、それも楽しめます。
甘くない日もあります。
まさにイチゴ一会の心持ちです。(笑)

茶聖・利休の逸話に、ある時とある屋敷に伺った時の話が思い出されます。(一説には飛喜百翁(ひきひゃくおう)の屋敷)
時期は夏、出されたものにスイカがありました。
ただのスイカではありません。
その時は、当時貴重で高価な砂糖がスイカの上に盛られていた。
ものの本では、利休はその砂糖のかかっていないところは食して帰ったとも、記されているようです。

私はこの逸話には、誤りがあるように思えます。
まず、当時の中国伝来の作法では、スイカに砂糖は理に適った作法であった聞きます。
この意味も利休は、当然知っていたはずです。
それを、意固地になって、砂糖のかかっていないところを食したとも思えません。
大人気ないです。

その話が本当なら、その時、利休が取った行動は、2つです。
1つは、砂糖のかかったスイカを食べた。
もう1つは、意に反して、スイカを食せず、席を立った。

この2つしかありません。
ですから、砂糖のかかっていないところを食したと言うのは、作られた話のように思えます。

数寄者の心に反します。
あえて、利休居士がもてなしの心を踏みにじるのも可笑しいです。
ただ、家に帰って弟子に、「あれは無粋である」と言ったのなら、合点しますけどね。

何が真実なのか、私には分かりませんが、よく出来た逸話に思えます。
話の出典は、 1843年(天保14)刊の『雲萍雑志』(うんぴょうざっし)でしょう。
『雲萍雑志』は、江戸後期の柳沢淇園(きえん)著の随筆とも聞きます。
その逸話は、真実なのか、偽書なのか、それは専門家にお任せしたいです。
そもそも、飛喜百翁(ひきひゃくおう)と言う人物は、実在していた人物なのか、不明です。

私なら、黙って頂きます。
これもまた一興です。
コーヒーにも砂糖のいれず飲む私ですが、コーヒーに砂糖が入っていても、ミルクが入っていても、それはそれで美味しく頂けるタイプです。

選択肢の幅があった人生も、これまた楽しいです。
意固地にならず、ありのままの出来事に従順に対応できれば、それに越した事はありません。

柳に風の如く、安穏に暮らせば、それが一番幸せです。
波風立てず、腹立てず、心は円く、気は長く、これが一番と思うべしです。

それがなかなか出来ないのが、人の世です。

日々の暮らしの中に、ささやかな幸せがあります。
ありがたい仏縁に感謝して暮らさせて貰っています。

心の三毒を廃し、心静かに安穏にくらしたいです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、イチゴ酸いか甘いかの戯言に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。