''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

和歌山純米酒 南方(みなかた) 吟味してみました より。

先日、和歌山県の株式会社世界統一のお酒、純米酒 南方(みなかた)を嫁に貰いました。
とある記念日の贈り物です。
ありがたいです。

酒好きの私に、日本酒とはなかなかよく出来ています。
それも、私が呑んだことがない和歌山のお酒です。
米処の酒はよく呑みますが、和歌山のお酒を飲む機会がなかったです。

酒米は、山田錦と言えば、味の輪郭は、ある程度想像が付きます。
ただ、和歌山の水を呑んだことがないので、ある意味未知数ですね。
私は、京都の伏見に四半世紀以上住んでいましたので、基準は伏見の水です。
柔らかい水は、伏見の女酒を作ります。

伏見の地名も、伏水(ふしみ)から来ています。
いい水が湧きます。
さらりとした呑み口の軽い水が、そのまま伏見の女酒の呑み口と同じです。

六甲山の湧いた水で作った灘の酒は、男酒と称せられます。
水の性質を酒に出ます。
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純米酒 南方(みなかた)は、学者の南方熊楠(みなかたくまぐす)の名前に由来するものでしょう。
生物学者としても超一流です。
粘菌と言う分野では、特に研究が深いです。

英国の科学雑誌『ネイチャー』に日本人として最初に論文が掲載された人物だとも聞きます。
また、生涯で『ネイチャー』誌には、51本の論文が掲載されており、これは現在に至るまで単著としては歴代の最高記録であるとされていると聞きます。

1990年には、「週刊少年ジャンプ」において『てんぎゃん -南方熊楠伝-』というタイトルで、熊楠のその半生から、その奇行や暴れぶりやら、研究現場での苦闘まで鮮やかに漫画化されたので、多くの世代にも有名になったと思われます。

また、父の南方弥右衛門 は、「世界一統」創業者と言います。
この日本酒の会社ですね。
なるほどと感心すると同時に、ラベルの裏に南方熊楠の若い頃の写真が載っていますね。

私の中では、昭和天皇が、和歌山を訪れた際には、神島を見て「雨にけふる神島を見て 紀伊の国の生みし南方熊楠を思ふ」と詠んだと聞きます。
生物学者昭和天皇が、生物学者南方熊楠に対する最高の賛辞だと思われます。

もちろん、昭和天皇への粘菌の標本を、標本箱でなく、キャラメルの空き箱に入れて献上したのは、有名な逸話として残っていますね。

元気モリモリの方でなく、エンジェルさんの森永さんのキャラメルの箱だったみたいですね。
博物館で展示されていると聞きます。

嫁に貰った酒を呑みました。
私の口には、冷より燗上がりする酒に思えましたよ。
ありがとさんです。

日々感謝して暮らさせてもらっています。
平穏無事に過ごせますように、神仏に手を合わせるだけです。
ありがとさんです。